犬が飼い主に頭を押し付けてくる3つの心理

犬が飼い主に頭を押し付けてくる3つの心理

気付くと愛犬が自分の体に頭を押しつけてくる、という経験はありませんか?人間から見ても何をしているのかよくわかりませんが、この行動にはまったく意味がないというわけではないのです。

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犬が飼い主に頭を押しつけてくる心理

おでこに頭をつける犬

座ってテレビを観ていると、そっと犬が横にやって来て、自分の足や体に頭を押し付けてくる、ということはありませんか?「甘えているのかな?」となんだか可愛くなってしまいますよね。

一体、なぜ犬は飼い主に頭を押し付けてくるのでしょうか。犬が飼い主に頭を押し付けてくる時の心理を3つご紹介します。

①甘えたい

トイプードル

犬がトコトコ横にやってきて、頭を優しく押しつけるようにくっつけてくるようであれば、とにかく甘えたいという気持ちの表れです。

飼い主さんにくっつくということ自体に安心を感じ、リラックスしているのです。あわよくば、おもちゃで遊んだり、構ってもらいたいなー、と思っているのかもしれません。

あまり強く押しつけてきていないのであれば、ただ単に甘えたい、くっついていたいということですので、過度に構ってあげなくても、くっついているだけで満足している事の方が多いです。

②撫でて欲しい

撫でられる犬

甘えたいという心理と同じようですが、こちらは甘えたい、隣にいたいという気持ちよりは少し強めの押し付け具合となります。「顔の周りを撫でて欲しい」という意味を持っていますので、飼い主に分かりやすいよう、少し強めに押し付けているのでしょう。

後ほど詳しく紹介しますが、この場合は毎回撫でるのではなく、飼い主さんが暇をもてあましている時にのみ撫でてあげるというスタンスでいることが大事です。

撫でる余裕がないような忙しい時や、他に用事があるという時であれば、一言声をかけ、後で用事が済んでから撫でてあげるのが正解です。

③強い要求「構ってよ!」

男性と犬

意味としてはここまでご紹介した「甘えたい」「撫でて欲しい」と同じなのですが、強く頭をギュッギュッと押し付けてくるようであれば、「撫でて欲しいな」という可愛らしい心理ではなく、「ちょっとこっちを構ってよ!」という強い要求の可能性があります。

このように強引に押し付けてくるように感じるのであれば、少々傲慢になってしまっており、もしかすると飼い主さんよりも自分の方が立場が上であり、いつでも好きな時に構ってもらえて当たり前、と勘違いしてしまっているのかもしれません。

そうなってしまうと、いざ外出した時などに飼い主さんがしっかりコントロールすることができなくなってしまうなど、問題行動に繋がってしまう恐れがありますので、普段から正しい上下関係をしっかりと認識させることが大切です。

頭をくっつけてくる時の対応は?

撫でられ気持ちよさそうにしている犬

頭をくっつけてきた時に構ったり撫でてあげたからといって、必ずしもわがままで傲慢な子に育つとは限らないため、「撫でちゃうとわがままになっちゃうから…」と毎回我慢する必要はありません。

しかし、毎回毎回その要求に応えてしまうと、頻度が上がり、いざ構ってあげることができない時に「どうして今日は構ってくれないのだろう」「何か悪い事をしたかな?」と犬の方が不安になってしまうことも考えられます。

また不安になるのではなく、頭をくっつけることで飼い主が絶対に構ってくれるということを覚えてしまうと、徐々に要求の仕方が強くなり、先ほど紹介したように、以前よりも強めに頭をくっつけてくるようになります。

「前よりも頭のくっつけ方が強引になってきた気がする…」と感じるようであれば、少々傲慢な態度になってきている可能性があるので注意が必要です。

しかし、最初にお話しした通り、神経質に「撫でない方が良い」「構わない方が良い」と思ってしまうと、飼い主側もストレスが溜まってしまいますし、犬の方も「なぜこんなに構ってくれないのか」と不満が溜まってしまいます。

したがって、「構う事ができる時は構う」「忙しい時は後で構ってあげる」くらいの気持ちで対応するのが良いでしょう。

まとめ

飼い主に抱きつく大型犬

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したように、犬が飼い主に対して頭を押し付けてくる時というのは、大きくまとめると「構って欲しい時」ということになります。最後にお話しした通り、毎回でなくても良いので、何も用事がない時は声をかけてあげたり、軽く撫でてあげましょう。

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