犬のブラッシングアイテム①スリッカー
まずはじめにご紹介する『スリッカー』。こちらはブラシ部分に「くの字」になった針金のようなものが付いています。多くの方が使用する道具の一つですが、正しい使い方を理解しないまま力任せにブラッシングをしてしまうと、犬の皮膚を傷つけてしまいます。単純に痛いです。
プードルなどの長毛種はトリミングしてからある程度日数が経つとどうしても毛がもつれてきてしまいます。それをスリッカーでとこうと思った時に無理やり引っ張ってしまうと、これも当然犬は痛がります。
最悪の場合、スリッカーを見るだけで逃げる、怒る、噛むなどの問題行動に繋がりかねません。そこで、スリッカーの正しい使い方です!
犬の皮膚と平行になるように軽く添え、そして必ず毛並みに沿ってブラッシングするようにしましょう。この時皮膚に対して平行でないと、くの字のぶぶんが皮膚に刺さり犬に怪我をさせてしまいます。
スリッカーは間違っても皮膚には当てず、毛だけに当てるようにしましょう!毛がもつれてしまっている場合もそうでない場合も、サーーッとひとかきでブラッシングするのではなく、サッサッと細かく区切って丁寧に毛だけをブラッシングするようにしましょう。短毛種、ちょうもうしゅ共に使用可能です。
犬のブラッシングアイテム②コーム
次に『コーム』。コームは主にスリッカーでとかした後もつれが残っていないかなど仕上げ段階で使われます。こちらもスリッカーと同じく、毛並みに沿ってしようします。
コームでブラッシングをして万が一毛が引っかかった場合は、再びスリッカーに持ち替えてもつれをといてあげるようにしましょう。無理やり引っ張るのはNGです。
犬のブラッシングアイテム③ラバーブラシ
そして、『ラバーブラシ』。ラバーブラシは名前の通り、ゴム製でてきているため、他の道具に比べると犬の皮膚に優しい道具です。ただし、皮膚に優しいからといって力任せでのブラッシングはNGです。
程よく皮膚をマッサージするようなイメージで使用しましょう。ラバーブラシは主に短毛種の犬に使用します。長毛種の犬に使用すると毛が絡まる可能性があります。そして、こちらの道具も毛並みに沿って使用しましょう。
犬のブラッシングアイテム④ファーミネーター
こちらは最近のペットショップでよく見かけるようになりました。商品のとなりで実際に使っている様子を映像で流しているショップもあります。
最後に『ファーミネーター』。ファーミネーターという名前は分からなくてもほとんどの方が一度はペットショップなどでお目にかかったことがあるかと思います。
ファーミネーターを使用すると、換毛期の犬の毛がびっくりするぐらいゴッソリ抜けます。よくショップで実際に使用している映像が流れていたりします。換毛期で犬の抜け毛に困っている方には嬉しい道具だと思います。
ただし、よく抜けるからといって常用してしまうと、犬の皮膚を傷めつけ、毛がパサパサになり、だんだん貧相な見た目になってしまいます。
このような点を踏まえると、あまりお勧めはできません。ファーミネーターは値段的にも他の道具に比べて格段に高いので、オールマイティーに短毛種、長毛種に使用できるスリッカーがお勧めです。
まとめ
まだ他にもブラッシングの道具はありますが、今回はこの4種類の道具について使用方法または注意点をまとめました。犬のお手入れをすることは大事ですが、間違った使用方法でのブラッシングには気をつけましょう。飼い主様が道具の正しい使い方をしっかり理解して、犬のお手入れをしてあげてくださいね!
ユーザーのコメント
女性 エミリー
30代 女性 38moto
うちは長毛のシーズーなので、スリッカーブラシは必須です。広範囲を梳かせて長い毛も一気に流すことができるので、お出かけの際にも持ち歩きたい一つです。ただ先が細いので愛犬の皮膚を傷つけないように細心の注意が必要です。梳かしている最中に飼い主のツメの間を刺してしまうこともあるので、手元も注意しておいた方がいいです。
幅があるので顔を梳かすのには向いていません。顔周りはコームを使います。
皮膚に炎症がある場合や肌が敏感な犬を梳かす時はラバーブラシがいいですが、毛が長い犬の場合ゴムに絡まり引っ張ってしまうので、短毛犬に向いているブラシです。
また、短毛犬には獣毛ブラシがおすすめです。短い毛を絡め取り、毛づやもよくなるので持っていても良いかと思います。短毛種は梳かす機会が割と少ない方だと思いますので、ひとつあれば長く使えます。
ピンブラシはマッサージ効果もあるので、適度に刺激しながら使うと血流がよくなり皮膚の活性化にもつながります。
愛犬に向いているブラシを探して、換毛期以外にもしっかり活用できるといいですね。
30代 男性 BOB
他の方も書かれていましたが、スリッカーはペットショップで安価なものから少々値の貼るものまであります。はじめは安いものを使っていたのですが、ピン部分がすぐに曲がったり抜け落ちたりして耐久性がなく、被毛も傷みやすいです。加えて使い勝手も良くありません。やはり少し高くてもきちんとしたものを買うと、もうこれしか使えないといった心境になるくらい違います。日常的に使用するものなので、使い勝手が良いのはもちろんですし、そう壊れることもないため、結果こちらの方がコストパフォーマンスが良いかもしれないとも思えます。
女性 フラワー
人間用なので私も使ってますし、髪の毛をとかすと適度な刺激で気持ち良いです。
英国御用達のブラシということでキャサリン妃も愛用しているらしく、デザイン・色・柄もイギリスらしい感じで可愛いです。値段も2,000~3,000円なのでお手ごろです。
(犬用と人間用と2種類購入し、衛生上共用はしていません)
力を入れても痛くないので、このブラシでブラッシングをすると犬も気持ち良さそうにしています。換毛期などもバーッとかけられるので重宝しています。
絡んだ毛には少しづつブラシをしていくと大丈夫ですが、絡んだ毛や毛玉を取る時はスリッカーの方が適してるように思います。
スリッカーは、プロのトリマーさんが使っている柔らかいタイプのスリッカーを教えてもらい、購入しました。
スリッカーの使い方もトリマーさんから伝授してもらい、スリッカーの重みで軽くブラシをかけるのがポイントとのことで、自分の腕と平行にスリッカーを動かす練習をすると良いと教えてもらいました。
タングルティーザーは日常で使うのであれば、短毛・長毛どちらでも大丈夫だと思います。
実際に知人も長毛はダックスやチワワ、短毛はJRTやビーグでに愛用しています。
女性 ろん
考えてみると、力を入れすぎていたのかもしれません。スリッカーを使っていた頃は持つだけで逃げていました。ブラッシングのおすすめアイテムとしてスプレー類も知りたいなと思います。毛づやがUPするようなスプレーやクリームがあるといいですよね。安心素材の商品だとなおいいなと思います。
最後になりましたが、いろいろ試して落ち着いたというコームの画像を載せます。
実はどこにでも売っている108円の商品です。参考までに。
20代 女性 ひまわり
女性 ゴン吉
1本のブラシで全身梳かしてしまおうと思わずに、部分ごとにコームにしたりラバーにしたり使い分けるといいですね。大変ですけどね。
ファーミネーターは被毛を傷つけることもあるそうなので怖くて使っていません。
女性 かるた
女性 もふころ