去勢や避妊手術をするという事
将来、愛犬から子犬を欲しいと思っていない時は、早めに去勢や避妊手術をすること考えることも飼い主さんの選択のひとつです。というのも、手術によって、病気になるリスクを減らすことができるようになるのです。
望まない妊娠を避けるということも、理由ではありますが、避妊・去勢手術によって、わんちゃんと一緒に暮らす上で役立つこともあります。
例えば、オスの場合、マーキングが落ち着かなくなってしまうことがあります。あまりにもひどい時は、去勢をすることで、落ち着くようになります。また、メスの場合は、ヒートの出血がなくなるので、お部屋の中が汚れてしまうという心配もなくなります。
どんな事をするの?
オスのわんちゃんの場合は、精巣を摘出する手術を行います。この手術を行うことで、前立腺や精巣の病気を防ぐことができるようになります。また、なんといっても性的なストレスがなくなることで落ち着いた生活を送ることができるようになります。
メスのわんちゃんの場合は、卵巣と子宮を摘出することが一般的です。メスのわんちゃんの場合も性的なストレスから解放されるメリットと共に、子宮の病気や乳がんを防ぐことができます。
ただし、乳腺腫瘍の予防の場合はいつ手術をするかが大切です。
初回の発情が起こる前に手術をすると乳腺腫瘍の発生率はやく3%とほぼ予防できます。
3回目の発情を迎えた後で手術を行っても発生率は手術をしない場合と変わりません。子宮蓄膿症は年齢にかかわらず手術を行えば防ぐことができます。
術後の注意事項
我が家の愛犬はオス犬なので、去勢手術後、麻酔から覚めて日帰りすることができました。しかし、メスの場合は、どうしても開腹手術で傷も大きくなるため、入院が必要になります。これは病院によって異なりますので事前に確認しましょう。
自宅に帰ってきてからは、まずは、傷を舐めたりして、菌が入らないように気をつけなくてはなりません。動物病院から帰ってくる時は、エリザベスカラーをつけて、傷口を舐めないようになっていると思います。その状態を保つことは、もちろん、お薬もしっかり飲ませてあげましょう。
抜糸をするまでは、特に要注意です。我が家の愛犬は、手術後、エリザベスカラーを二重につけているにも関わらず、暴れて傷口を舐めようとするので、仕事で帰宅が遅くなる場合は、獣医さんに相談していました。傷口を舐めてしまったり、糸を噛もうとしていたので、傷がまた開いてしまうのではとかなり心配したものでした。まずは、感染などを起さないように飼い主として気をつけてあげることが大切なのです。
傷口を気にする場合はガーゼを貼り腹巻をしたり、傷口が隠れるような服を着せましょう。感染を起こしたり、傷が開いたりすると大変です。
最後に
愛犬によって、性格やもちろん成長スピードも異なるものです。去勢、避妊を行うかは、飼い主さんの希望で異なりますが、もし、手術をするのであれば、早めにしたあげたほうが体の為にはよいとされています。時期なども含め不安な点がある場合は、事前にしっかり獣医さんと話しあっておくとよいでしょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 コスモス
一種 の賭けです。去勢して肥ったり、失禁したりされるのは困ります。我愛犬は噛みつくクセが
ありますから、去勢でなおればと
獣医に聞いたら、おとなしくはなるが、かみくせはなおらないとの事ですから、やめました(笑)