犬のシャンプー
犬をシャンプーするには、最初にそれなりの用意が必要になります。シャンプーをする際には、手際よく行う事で犬へのストレスがかかりません。
- いつも使っている犬用ブラシ
- 犬専用のシャンプー
- 犬専用のトリートメント
- バスタオル2~3枚
- ドライヤー
最低でもこれだけの用意をしておきましょう。その他にも、犬のシャンプーをする場合、顔まで洗う事が出来ないので、顔を拭いてあげるガーゼなどを用意しておくと良いでしょう。
自宅で犬のシャンプーをする時に、人間のシャンプーを使っている人がいますがそれはNGです。人間のシャンプーは犬の皮膚に刺激が強く、使い続けていると皮膚が炎症を起こしてしまう恐れがあります。よく泡立てた犬用のシャンプーを使って洗い、しっかり洗い流す事がポイントです。
犬のシャンプーは1か月に1~2回行えば十分です。人間のシャンプーのように、頻繁に洗う必要はありません。散歩で毛が汚れやすく、頻繁にシャンプーしなければならない状態なのであれば、汚れたところだけ洗うようにして、全身をシャンプーする頻度は1か月に1~2度程度に抑えてください。
犬のシャンプーの方法
1.ブラッシングをする
犬のシャンプーをする前に、まずブラッシングをして抜け毛を取り除いたり、絡まっている毛をほどいてあげたりしましょう。排水溝の詰まりを防ぐことができますし、洗い終えた後、乾かす際に楽になり、洗う際にも泡立ちが良くなります。短毛種の場合はそれほど神経質にブラッシングする必要はありませんが、長毛種の場合はしっかりブラッシングしてあげましょう。
2.お湯をかける
犬にシャンプーする前には、体全体をシャワーでしっかりと濡らしておきます。お湯をかけてからシャンプーする事で、ある程度汚れが落ち、泡立ちも良くなります。この時、頭部にはお湯をかけないようにしてください。特にお湯が耳の中に入らないように注意しましょう。
3.シャンプーする
いよいよ犬にシャンプーの液を付けます。まず手のひらに取って泡立て、背中からシャンプーを開始します。くれぐれも犬の顔にシャンプーを付けないように洗います。
洗い流す際には時間を掛けて、完璧にシャンプーを落としきる事を頭の中に入れておきましょう。リンスやコンディショナーを使用する場合も、被毛に浸透させたら、その後はしっかりと洗い流します。
4.乾かす
犬はシャンプーが終わると、体を震わせて自ら脱水しようとします。この行為を、そのまま何度もさせてください。それが落ち着いたら、乾いたタオルで水分を拭き取ります。この時、包み込むように、押さえつけるような感じで拭き取ってください。タオルも乾いたものを何枚か用意して、ある程度タオルドライで水分をきっちり吸い取りましょう。
その後は、ドライヤーを使って完全に乾かします。ドライヤーの音を嫌がる犬が多いので、シャンプーする前までに慣れさせておく事がポイントです。シャンプーは嫌がらなくても、ドライヤーの音に恐怖を覚えてシャンプー嫌いになってしまう犬もいます。
犬のシャンプーをする際の注意点
犬のシャンプーをする場合、得に注意しなくてはならないのが、耳の中にお湯が入らないようにする事です。犬はシャンプーの時などに耳の中に水が入る事で、中耳炎を起こす場合があります。もしも入ってしまった場合は、シャンプーの後に綿棒で優しく拭き取ってあげましょう。
また、犬のシャンプーではお湯の温度にも注意が必要です。シャワーを使用する際に、まずは直接手にかけてみて、温度を確かめたうえでお湯をかけます。少しぬるいと感じるくらいの、37度から38度くらいで使用しましょう。この時、冷たすぎるのもよくありません。初めてのシャンプーではシャワーの音や勢いで驚かないように、犬の体に徐々にシャワーを近づけてあげるのも方法です。
犬のシャンプーをする際は、基本的にどの犬種でも、顔はシャンプーで洗う事を避けます。柔らかいガーゼやスポンジなどをお湯で湿らせて、優しく顔を拭いてあげましょう。
最後に、乾かす際にはドライヤーを使って完璧に乾かしてください。風量の強いタイプのドライヤーが適しており、なるべく時間を掛けずに乾かす事ができます。タオルで拭き取る時は、ゴシゴシと擦るのはやめましょう。
犬のシャンプーのおすすめ商品
ヨロチコシャンプー
ノンシリコンで無添加、無香料、無着色。犬をシャンプーする際に皮膚に与える刺激を、とことん抑える事ができるシャンプーです。
薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー
細菌性の皮膚病や、敏感肌の犬のシャンプーにおすすめです。
ノルバサンシャンプー
殺菌消臭効果の高いシャンプーで、動物病院で見かける事も多いのではないでしょうか。日本やアメリカで高評価の犬のシャンプーです。
ビルバック アデルミルシャンプー
低アレルギー性の犬のシャンプーなので、敏感肌の犬にも使用できます。また、洗い上がりに香りが付く事を嫌がる犬でも、無香料なので安心です。
犬のシャンプーについてのまとめ
犬のシャンプーの時、人間の使うシャンプーを使用する事はおすすめできません。洗い流す時は、お湯の温度を確かめてあげる事と、耳の中にお湯が入らないようにする事、シャンプーが犬の目の中に入らないようにする事などに気を付けて洗ってあげましょう。犬がシャンプー嫌いにならないように、予めドライヤーの音に慣れさせておく事もおすすめします。
ユーザーのコメント
女性 コロ
犬用シャンプーは雑貨扱いなので成分表示義務が存在しないそうです。なので実際何が入っているかわからない不安がありました。ですが、動物病院で扱っているものなら安心ですね!
皮膚炎になる原因のひとつに汚れをちゃんと流せていないことがあります。どんなシャンプーでもしっかり流すことが大事だと思います。