ロットワイラーの性格や特徴
ロットワイラーはオスの場合、平均体高が65cm前後、平均体重は50kgから60kgもある大型犬で、超大型犬の中でも、人気があるセントバーナードに匹敵する大きさです。
ロットワイラーは、ローマ軍が遠征の食料用として連れて行った、家畜の番をしていた犬が祖先だったと言われており、現在も世界中で警察犬などの使役犬として働いている勇敢で賢い犬です。
ロットワイラーの原産国はドイツで、19世紀からその存在が確認されているほど古い歴史を持っています。猟犬や家畜の見張りなどをして、人間を助けながら、ずっと生活を共にしてきました。
ロットワイラーの性格は、勇敢で恐れ知らず。牛をも倒したと伝えられているほど、勇気のある力持ちの犬です。その反面、警戒心がとても強く、不審な物音や知らない動物・人間に敏感に反応するところがあります。
しかし、ロットワイラーの性格は基本的に穏やかであり、小さな事では動揺したりせず落ち着いて行動します。ロットワイラーは飼い主にも従順な性格をしており、信頼できる主従関係が構築されると、とても献身的に尽くしてくれます。
ロットワイラーの性格は番犬向き
ロットワイラーはかつて猟犬だったこともあり、飼い主に従順で、命令されるとすぐに従い、落ち着いて行動する事ができます。また、羊や牛などの家畜の見張りもしており、何物にも屈しない勇敢さがあります。
大きくて引き締まった筋肉質のボディは、一見すると大変迫力があり、近寄りがたい犬に見えてしまいますが、実際のロットワイラーの性格は、とても穏やかで愛嬌があります。
家族には献身的に尽くしてくれ、一生懸命に家族を守ろうとしてくれる頼りになる犬です。家族愛に溢れているロットワイラーの性格は、警戒心が強いので、番犬として家族や財産を守るために活躍する事が十分に可能です。
日本では、ロットワイラーの名前を聞いてもピンと来ない人が多いかもしれませんが、ロットワイラーの性格は護衛犬や救助犬、警察犬に適していて、日本はもちろん、世界中で人間の役に立っており、活躍している犬種です。
ロットワイラーの性格と飼い方のコツ
ロットワイラーは頭が良くて、命令をよく聞いてくれる犬ですが、ロットワイラーの性格からすると、安全のためにもきちんとした訓練が必要となる犬なので、初心者の方にはおすすめできない犬種です。また、運動量が相当必要になり、毎日の散歩にも多くの時間が取られるので、日々留守の多い家での飼育は難しいでしょう。
ロットワイラーは暑さに弱いので、屋外だけで飼うのではなく、室内から屋外へと自由に出入りできるような環境で飼う事が望ましいです。但し、ロットワイラーの性格は警戒心が強く、テリトリーへの侵入者に敏感です。屋外で自由にさせておく事で、不意の来客などに危害を加える恐れもあるので、注意が必要です。
飼育スペースとなる家の中と外が、広々とした空間である事により、服従訓練などのトレーニングを効率よく行っていく事ができます。
ロットワイラーの性格は家族に対して愛情深いのですが、他人に対しては警戒心を見せて、思わぬ事故に繋がる場合も考えられます。子犬のうちから色々なものを見せて、社会性を持たせる事が重要ですし、アイコンタクトが取れるようにするなど、徹底的に訓練をしておく必要があります。訓練の際には、飼い主さんご自身だけで行うのではなく、プロのドッグトレーナーに依頼する事もおすすめです。
また、ロットワイラーの被毛のお手入れは、適度なブラッシングだけなので、そんなに大変ではありません。しかし、ロットワイラーの被毛はダブルコートで換毛期には大量に抜け毛が発生します。春先や秋になると、いらなくなった被毛が抜けるので、抜け毛対策をしてやる必要があります。
ロットワイラーの性格としつけ
ロットワイラーの性格は飼い主さんには従順で、言われた命令をきちんと聞く賢い犬なのですが、そのようにしつけるには、子犬のうちから徹底的に教え込む必要があります。それは、ロットワイラーには警戒心が強いという性格もあるので、自分のテリトリーが侵された時に、攻撃的になる場合があるからです。
また、ロットワイラーの性格は怖いもの知らずのところがあり、飼い主さんやその家族を守るためなら、どんな相手とでも闘い、自分自身のコントロールが効かなくなってしまう事があります。
このようにロットワイラーの性格は、飼い主さんにとっては頼りになる素晴らしい護衛犬となれるのですが、他人にとっては、危険な犬になってしまう場合もあります。
ロットワイラーのしつけの際にはロットワイラーの性格である従順さや賢さを上手に生かし、ドッグトレーナーからの助言も受けながらしつけをしていく事をおすすめします。
まとめ
ロットワイラーの性格はとても勇敢で、警察犬や護衛犬として世界中で活躍しています。ロットワイラーは頭も良くて飼い主さんに忠実な性格ですが、それはあくまでもしっかりとした服従訓練がされている場合です。
ロットワイラーを飼育するには、かなりの知識と体力が必要なため、犬を飼ったことが無い人や、大型犬の扱い方が分からない人にはおすすめできません。ロットワイラーの性格をよく理解した上で、安全な犬になるように、しつけをしてくださいね。
ユーザーのコメント
20代 女性 匿名
普段目にする大型犬といえば、ゴールデンレトリバーなどが多いので大きさに驚きました。そして寝転んでいたので更に大きく感じました。ロットワイラーを見かけたのはその一度きりでしたので、見れて撫でることが出来嬉しかったです♪
あの大きさですから、警察犬に向いてそうですね〜見た目からも勇敢さや賢さが伝わってきます。
忠実で賢く力もある犬種ですので、本当に躾に関しては気を付けてあげなければ手をつけなくなりますね。
超大型犬ですから、少しの戯れでもパワーは凄いです。手加減してくれるからいいものの、小型犬でも彼らが本気を出せば大怪我をしてしまう事もあります。
体格も大きく運動量も必要ですので、広いお家やお散歩時間が取れ、躾に関してもロットワイラーを理解できる方じゃないと難しいだろうなーと思います。
ドッグトレーナーの方も色々な考え方でトレーニングをされるのであらかじめ候補を決めてた合う方にするのが良いんじゃないかなと思います。
最近愛犬が歩いて移動が難しくなり移動は抱っこで抱えて運んでいますが、大型犬を飼う際は介護の面も頭に入れておかなければならないですね。飼い始めた際には考えていなかったので、今の愛犬以上に大きい子なら大変だっただろうなと実感しています。
魅力たっぷりの犬種ですので飼える環境があれば飼ってみたいなぁ、なんて思いますけどね╰(*´︶`*)╯
40代 女性 かえで
優しくて従順ですが、躾をしっかりとしないといけません。
まず、飛びつかないことと、無駄吠えしないように躾をしました。
あとは運動量がかなりいるので、学校の敷地内のドッグランでボールを使ってかなり走らせました!
猟犬につかわれていただけあって、とっても機敏です。
パルボウイルス感染症にもになりやすいので注意が必要です。
学校のロットワイラーちゃんもパルボウイルスにかかりまして下痢や嘔吐が2日ほど続きましたが、獣医さんに診ていただいて投薬治療で快方に向かいました。
ごはんは、フードにキャベツとニンジンの湯がいたのとささみを食べさせていました!よく食べたあとはしばらく暴れないように注意が必要です。
胃捻転にならないように食後の運動は避けましょう。
20代 女性 あめたま
ワンちゃんというと小型犬しか飼育した事がない為なのか、軽々と抱っこ出来るという印象が強かったのですが、抱き上げられないほどのワンちゃんも存在すると改めて認識しました。
ロットワイラーは番犬向きですが、躾を適切に行わなければ、問題行動を起こすワンちゃんであると誤解されてしまいます。
例えば、吠え癖や噛み付き癖といった行動は勇敢であるロットワイラーからすれば飼い主を守る為の行動であっても、現代社会では迷惑行為になってしまう可能性が高いです。
したがって、子犬のうちからどれだけ適切な躾を実践出来るかどうかがポイントとなります。
そういった点では忙しい社会に生きる私達が飼育するには不向きな犬であるかもしれません。
女性 伊達巻
女性 匿名
基本的に温厚なのでパピーのうちに社会性を身につけておくと安心だと思いますが、我が家のロットは虐待された保護犬だったこともあり、他人には小型犬や中型犬などより軽い威嚇をしますが、もともと筋肉質で噛む力も強いのでロットの性質を知らない人はまずびっくりします。びっくりした人には遊んでもらえると勘違いして飛びつきます。
今のところ他のワンコに攻撃したことはなく友好的ですが、他人には威嚇します。
少々の音にもビビり勇敢、物怖じしないとは言えません。
どんな犬種も同じかと思いますがパピー時代の環境が大事だと思います。
まだまだ躾不足なのでトレーナーさんのお世話になっています。
家の中にいる時、家族だけの時はとにかく従順です。
賢く、人の隙を見極めるのが上手いので飼い主として常に試されてる感があります。