私が主に使っている主な道具は3つ。
スリッカーブラシ(左)、ベビーパウダー(右)、月型コーム(下)です。
スリッカーブラシ
ピンの先に球体が付いていないものがブラッシングしやすいです。(これは別途持ち手にスポンジを付けて持ちやすく、長時間使っても疲れにくくしてあります。)
また、ピンを軽く土台に向かって押したときに、硬くないものを選んでください。ピンを押して固いものは、ハードスリッカーといって、ひどい毛玉を解く時に使います。
使い方は、はしの部分を使うようにします。横一列を使うと、特に毛がもつれているところは引っ張られるので、犬が嫌がります。
鉛筆を持つように軽く持ち、反対の手で、犬の皮膚が動かないように抑え、手首をローリングしながら、毛先からブラッシングしていきます。
この時、根本からブラッシングしていくと、もつれがなかなか解けず、皮膚が引っ張られるので犬が嫌がります。ドライヤーの風を当てながらブラッシングしていくときれいにできます。
毛玉を解く時は、毛玉の根元をしっかりと押さえてブラッシングしても犬の皮膚が動かないようにして解いていきます。
使い方の注意として、犬の皮膚と平行に動かすと、犬の皮膚を傷つけてしまいます。必ず手首をローリングさせて、軽くぽんぽんと叩くようなイメージで動かすとよいです。
ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダー
画像は薬用ですが、残念ながら薬用は現在販売中止となっております。普通のベビーパウダーで問題ありません。
使い方は、汚れが付いてしまった所にパウダーをかけ、スリッカーでブラッシングしていきます。パウダーの細かい粒子が汚れに吸着するので、少々の汚れなら簡単に落ちます。
ただし、粘膜付近や顔の周りには使わないでください。
月型コーム
使うのは顔周りだけなのですが、あると本当に便利です。荒目(くしが荒い方)は使いません。細目(くしが細かい方)を使います。特に目の周り、鼻周りに使います。
コームの真ん中あたりを親指と人差し指で軽く挟むように持ちます。(ちょっと毛に引っかかりがあった時に、手からコームが落ちるくらいの軽さで持ちます。)
また、犬の皮膚に対して垂直に使うと、皮膚を傷つけてしまいます。顔は凹凸が多いところではありますが、軽い力で、ガリガリやらないように使ってください。
最後に
コミュニケーションとしてお手入れすることはいいことですが、くれぐれもやり過ぎには注意してください。
犬は人間のように毎日お風呂に入って汚れを落としているわけではないので、細かいチリやほこりが毛についています。
その状態でブラッシングしていくとチリやほこりがやすりのように働いて、毛が切れてしまいます。
よって、まだ若いのに毛がスカスカになってしまいます。何事もほどほどがよいということですね。