豆柴の値段
豆柴の値段は非常に幅があり、小さければ小さいほど高い、という傾向があるようです。これは豆柴が小さな柴犬だということがポイントになっていて、豆柴のなかでも、さらに小さな豆柴を「小豆柴」として名前を付けていることもあり、小ささと値段が安定していません。
目安としては、安価な豆柴で20万円から30万円といったところでしょう。大きさや性別、性格や保証書など、様々な条件で豆柴の値段は変わるので、購入する際には注意が必要になります。また、購入する際には豆柴の値段だけでなく、なぜその値段なのかを確認しておくことで、トラブルを減らすことに繋がるでしょう。
豆柴とは
豆柴は、1955年頃から始まった、まだ新しい血統です。誕生するまでの歴史は古く、戦前から小さな柴犬を小柴と呼び、交配を重ねることで誕生しました。戦時中に急激に数の減った小柴を集めることで生まれた、非常に新しい血統とも言えるでしょう。
標準体高がオスで32.5センチ、メスで30.5センチと、非常に小さな犬種です。ただ、今「犬種」と書きましたが、実は正式な犬種としてはまだ登録されておらず、最近になって日本社会福祉愛犬協会が血統書を公認したという状況です。
つまり、非常に小さな血統と書くのが正しいかたちになります。さらに小さなサイズの小豆柴も生まれていて、最前線の血統と言えるかもしれません。この小豆柴も正式な犬種認定はされておらず、あくまでも小さな豆柴を小豆柴としているのが現状です。
豆柴の値段の違いとは?
豆柴は様々な条件で値段が変わります。まず最も豆柴の値段の違いとなるのが体の大きさです。小さければ小さいほど高くなるので、購入するときには気にしなければいけません。複数の原因で大きく豆柴の値段が変わるため、しっかりと情報を集める必要があります。
購入を考えているときには、以下のポイントを主な豆柴の値段の参考として、注意しましょう。
- 大きさ
- 毛色
- 性格
- 性別
- 血統
大きさは小さいほうが高いのですが、毛色として赤(茶色)、黒、胡麻、白があり、毛色によっても豆柴の値段が変わります。一般的な赤や白が20万円から30万円、珍しい胡麻や特に人気がある黒は30万円から40万円となっています。
色によっては100万円近い値段になることもあるようで、非常に幅が大きいのが豆柴の値段の特徴といえるでしょう。他にも性別や性格、血統書や月齢などでも変わります。
ペットショップとブリーダーの値段の違い
豆柴の値段ですが、基本的にブリーダーに問い合わせることになるでしょう。現在「きちんとした豆柴」は、おおよそペットショップでは購入できないと考えて下さい。もしペットショップで巡り会えたのであれば、それはとても貴重な幸運といっていいでしょう。
一般的な柴犬は年間で7万頭ほど生まれているのに対して、豆柴は1000頭前後と数が少なく、とても希少な状態です。徐々に数は増えていますが、そのほとんどがブリーダーを介しての購入になります。
また、ブリーダーごとに基準を作って値段を決めるため、複数のブリーダーへ問い合わせをしながら購入を考える必要があります。そうすることで、豆柴の値段だけでなく、大きさやアフターサービスの値段も知ることが出来るはずです。
通常の柴犬を豆柴と偽る業者も確認されたため、豆柴の値段が不自然に安い場合などは注意しなくてはいけません。インターネットなどでブリーダーの情報を集め、実際にブリーダーのところへ出向くのが一番の方法になるでしょう。
また、血統書の発行団体名を確認するのもいい方法です。現在、豆柴の血統書を発行しているのは日本社会福祉愛犬協会(通称はKCジャパン)だけです。まだ犬種として認定されていないことで、ペットショップなどで見かけたとしても、犬種に「豆柴」と書かれることはありません。
あくまでも柴犬として書かれるか「柴犬、小さめ」といったかたちになります。豆柴は値段も含めて、今後、数が増えることで大きく変化していく新しい血統なので、購入を考えるときには十分な情報を集めたうえで行いましょう。
豆柴を迎えてからの費用も考える
豆柴の値段だけに注目していると忘れがちなのが、飼い始めてから必要になる金額です。ワクチンの予防接種や餌など、他にもお金のかかることがあります。
食器類やブラッシングに必要なケア用品なども忘れてはいけないですね。豆柴の値段やそれ以外の費用を考えると、決して安いとは言えませんが、あなたの家族として、友人として過ごしていく豆柴にとって絶対に必要なものです。豆柴の値段だけではなく、購入後にかかる金額にも注意しておきましょう。
また、新しい血統はそのぶん個体差が非常に大きくなりやすいものです。想定していたよりも大きく育つこともあるかもしれません。特に子犬から育てる場合には、将来必ずこの大きさになる、というわけにはいきません。必要なグッズなども、余裕をもって準備しましょう。
まとめ
豆柴の値段は非常に幅が広く、大きさなどによって非常に高価になります。購入するときには大きさや色、血統といった豆柴の値段に影響するポイントや、ワクチンの予防接種が価格に含まれているかなどに注意しましょう。
血統書を発行している団体名なども確認しましょう。また、アフターサービスをチェックするのもひとつの方法です。豆柴の値段だけでなく、その後の餌代やグッズに必要な金額も注意が必要になります。新しい血統なので、個体差も大きくなりがちです。グッズなどは大きさに注意しておきましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 ペッパー
40代 女性 suzy
これは人気があるわけだわ、とやけに納得してしまいました(笑)。
性格はやはり柴犬だそうで、しつけもやっぱり洋犬とはちょっと違うみたいです。飼い主さんにしか心を開かないツンデレな性格もさすが日本犬って感じです。
女性 ポロ
40代 女性 たろう