犬用ブラシを使用するメリット
ブラシを自分でくわえて持って来たり、飼い主さんがブラシを手にするとゴローンと横になって「ここやって」とお願いする犬がいるようです。
ブラッシングは犬にとって、とても気持ちのいいもの。うっとり顔でブラッシングを受けている姿は微笑ましいですよね。
コミュニケーションにも
ブラッシングには被毛のもつれをほどいたり、ツヤを与えたりするほかに、
皮膚に適度な刺激を与え犬を気持ちよくさせる効果があります。
愛犬が心地よい力で気持ちいい場所を、被毛をとかすブラッシングと同時に、皮膚をマッサージしてあげることで、良いコミュニケーションにもなるんですよ。
ブラッシングで美容と健康を増進
ブラッシングによって被毛の汚れや抜け毛を取り除くことで、
被毛だけでなく皮膚も清潔に保つことができます。また前述したマッサージ効果は、血行を促進します。
加えて大好きな飼い主との充足したリラックスタイムは愛犬の心を満たすことでしょう。
まさにブラッシングは愛犬の健康にいいことづくめ!
犬用ブラシの気持ちいい使い方
愛犬はどこにブラシを当てると気持ちいいか、あちこちブラシを当てながら試してみましょう。
口元がゆるんで、力が抜けたら気持ちいいサインです。
じきに目がうつらうつら、眠ってしまうこともありますよ。
犬用ブラシを使うポイント
犬が自分で触れないわきの下はかゆくなり易く、ブラシを当ててあげると気持ちの良い場所です。
また
後ろ脚の付け根
は汗が溜まりやすく、こちらも犬が不快に感じやすい場所なので、ブラッシングをしてあげると気持ちよいでしょう。
犬用ブラシが苦手な犬への対応
ブラッシングが苦手な犬は、ブラッシングで痛い思いをしたことがあるのではないでしょうか。美容のためにも、健康のためにもブラッシングは気持ちよく受けてもらいたいもの。
苦手な犬に、ブラッシングを好きになってもらうために留意する点を紹介します。
少しずつ慣れていってもらいたいですね。
ブラッシングはこまめに行うこと
愛犬がブラッシングが苦手だったり嫌いだと、ついブラッシングをしてあげる頻度も少なくなってしまいがちです。しかしこれは逆効果。
毛玉があちこちに出来てしまったり、お手入れの時間が長くなり、さらに痛い思いや苦痛を感じさせてしまうことに。
ますますブラッシングが苦手になっていってしまう負のスパイラルです。
毛を引っ張ることなくお手入れをしてあげられるように、こまめに行ってあげましょう。
力加減は大丈夫ですか?
ブラッシングを行う時に、ガシガシと力いっぱい行っていませんか?
地肌に強く力をかけると、犬は痛がってブラッシングが嫌いになってしまいます。
犬の皮膚は人間よりずっと薄いため、刺激に敏感です。
皮膚が傷つくと炎症を起こしてしまうこともあるので、優しく行ってあげましょう。
愛犬が気持ちいい力加減を探ってみてください。
おやつでごほうび作戦
ブラッシングが苦手な犬には、毛を引っ張ることなく、力加減に留意しながら、愛犬にブラッシングの合間におやつをあげながら行います。その際には、優しい声で
「気持ちいいね」「おりこうだね」
と愛犬がリラックスするような言葉をかけてあげながら行ってください。
ブラッシングをするといいことがある、とまずは苦手意識を取り除いてあげましょう。
犬用ブラシの選び方
ブラッシング用のブラシはいろいろな種類があって用途が違います。
- スリッカーブラシ
- ピンブラシ
- ラバーブラシ
愛犬の好きなマッサージ効果の高いブラシと、毛玉を取ったりお手入れ用のブラシを使い分けながら、気持ちよくお手入れをさせてくれるようにしましょう。
犬用ブラシの注意点
皮膚疾患や炎症がある場合は、ブラッシングは控えましょう。
また犬の眉間あたりにある大泉門は、力をかけてはいけません。できるだけ触らないようにしましょう。
冬場の乾燥した時期は、静電気が起きやすいためブラッシング用のトリートメントスプレーなどを活用すると良いでしょう。
まとめ
ブラッシングは、被毛のお手入れだけでなく、飼い主と愛犬の信頼関係を構築する大切なコミュニケーションにもなります。 ブラッシングは、犬が一生されなくてはいけないお手入れのひとつです。 嫌いになってしまうと、その犬は一生ブラッシングの度に大きなストレスを感じなくてはいけません。 理想をいえば、パピーの頃からブラッシングに慣れさせるトレーニングをしておくと安心ですね。
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女性 ポイポイ