愛犬のトリミングに行くタイミング、適切な時期と注意点

愛犬のトリミングに行くタイミング、適切な時期と注意点

カットが必要な犬種は、ちょっとでも目に毛がかかったりすると気になるものです。ここでは適切な時期と注意点についてお話していきます。

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犬のトリミングとは

シャワーをするゴールデンレトリーバー 74375315

犬種によっては一生毛が伸び続けたり、犬種基準で決められている形にカットしたりします。トリミングとはハサミやバリカン等を使って、被毛を切ったり刈ったりすることを指します。

犬の自宅でのお手入れ

サロンに出すと結構なお値段がかかることがあります。そうなると、なかなかトリミングに出さない飼い主さんもいらっしゃいます。その際、自分でやってしまえと、頑張ってカットするのですが、思い描いたようなきれいなスタイルになっていますか?かわいく出来上がっていますか?

自宅ではうまくいかない事も

シャンプーしてタオルで拭いて、ドライヤーをさっとかけて終了、という飼い主さんもいます。しかしきちんとブローしないと、毛玉の原因となります。
自宅でのお手入れが大変、カットが思ったようにかわいくならない、すぐに毛玉ができてしまう。などがある場合は、サロンにお願いしましょう。

犬のお手入れで困ったこと

洋服を着るプードル 42848060

毛玉が出来る原因かも

最近では犬用の服もかわいらしい物がたくさんあり、服を着せて出かけられる飼い主さんも多いです。また、首輪だとちょっと、と思われるのか、胴輪タイプのものを付けてお散歩に出かけたりする方も多いです。また、ちょっと汚れたから自宅でシャンプーしたり、雨の中お散歩に出かけてタオルで拭いてお終いにする方もいます。
以上のことはすべて毛玉、もつれ、フェルトの温床です。 服を着せてなくても可動部である脇の下や、首輪をつけっぱなしにしていると首周りが、耳を良く掻く犬だと耳の後ろに毛玉ができやすいです。また、ふかふかのベッドや毛布でゴロゴロしたりすれば、毛がもつれていきます。

放置しておくと皮膚病の原因にも

日常生活でのもつれなど、多少は仕方のないことですが、全身にあったり、毛玉になったり、最悪フェルト状になったりすると、犬にとってはかなり不都合になります。 皮膚に空気が届かず、日本の高温多湿の環境では皮膚病になったりしてしまいます。

好きなスタイルにトリミング出来なくなる

また、フェルト状になってしまった被毛は、ほどくことができませんのでカットすることになります。仕上がりがガタガタになったり、 全身フェルト状になってしまった犬は、全身短くバリカンで刈りあげながらフェルトを取っていくしかありません。 その場合、ご希望のカットスタイルにはできなくなってしまいます。
そのような困ったことが起きる前に、サロンへ行きましょう。

トリミングの適切な頻度とは

泡風呂に入る犬  85485777

困ったことになる前に、サロンにお願いするのがいいのですが、犬の大きさ、年齢、毛量、生活状況によって頻度が変わってきます。ですが、気になったら連れて行ってください。と書いてしまうと気にならない方は連れて行かないでしょうし、それこそ気になる方は3日に1回とか連れて行きかねないので、目安的な期間を書きます。

皮膚病の早期発見にも

トリマーは犬をシャンプーブロー、カットしながら全身くまなく見ていくので、飼い主さんが気付かない、皮膚の赤みや傷などを発見することが多いです。ボディチェックを兼ねているので、あまり期間を開けないようにしましょう。

トリミングのやり過ぎには注意

元気が良すぎてすぐ汚れてしまう。ブラッシングをしてもしても毛玉ができてしまう。そうなると短い頻度でサロンへ連れて行きたくなります。
きれいと可愛いを維持するのは良いことですが、洗い過ぎには気をつけなくてはなりません。(皮脂が多く分泌して(脂漏症など)被毛や地肌がべたべたになってしまっている状態であれば、3日に1回、状況をみて連日洗うこともありますが、それは例外です。)

犬の毛質に合わせた頻度

普通に生活していれば、大体月1回のトリミングできれいと可愛いが維持できます。毛量が多くて日々のブラッシングも追いつかない、すぐに毛玉ができてしまうという犬であれば、もう少し短いサイクルでもいいでしょう。また、毛量が少なく、毛玉ができにくいのであれば、1ヶ月半くらいのサイクルでもいいかと思います。

乾燥肌の原因にも

シャンプー剤は皮脂を落とす役割もあります。皮脂をマメに落とすとどうなるか、 皮膚が乾燥し痒がり、フケが出るようになります。(余談ですが犬は緊張してもフケは出ます。)つまり乾燥肌になってしまいます。また、被毛に含まれている脂も取れてしまうので、艶やかなはずの被毛がパサパサになってしまいます。
トリマーが使っているシャンプー剤の種類にもよりますが、トリマーさん自体、手が乾燥して痒くなったり、赤くなったりするようなシャンプー剤を使っているお店もあります。私のお店では人間用のシャンプー剤を、導入しております。世間では犬の皮膚は人間の皮膚よりデリケートにできているから、人間用は使ってはいけないという方もいます。
ですが、トリマーの手が赤くなったり痒くなったりするようなシャンプー剤を、人間よりデリケートな皮膚の持ち主である犬に使うのは、犬にとって良くないことなのではないでしょうか。

私のお店のお客様(犬)達は人間用のシャンプー剤を使って何か問題が起きたことはありません。まして人間は毎日頭を洗うのにあたって、頭皮が痒くフケが出たり、赤くなったりすることはないと思います。よって、お客様(犬)をマメに洗っても問題が起きないように、人間用を使用しているわけです。

まとめ

カットするプードル  86513815

過ぎたるは及ばざるがごとし。という言葉があるとおり、やり過ぎは良くありません。ですが、やらなさすぎもいけません。
自宅でのお手入れも大切ですが、月に1度くらいは愛犬をきれいにかわいくしてもらってくださいね。

監修トリマーによる補足

愛犬のトリミングは犬種にもよりますが、3週間から1ヶ月に1回のペースで出すのをお勧めします。

特に毛量が多い子やおしゃれカットをしてる子・皮膚トラブルがある子はその分ケアが大切になりますので短いスパンで出してあげると良いでしょう。

シャンプー剤は、成分を確認してワンちゃんに安全に使用してあげれるものを選びましょう。人用シャンプーを使用したい場合はメーカーに問い合わせてみるのも良いと思います。

サロンに行く際は、ワンちゃんの皮膚被毛に合わせたシャンプー剤を相談してみるのがいいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 そうめん

    うちの犬がまだ小さい頃、元気で毎日ドッグランへ行っては土ぼこりまみれになって遊んでいたので、頻繁にシャンプーをしていました。犬がシャンプーをそんなにしてはいけないと知らなかったため、清潔にするのはいいことだと思って頑張っていたんですけどね、結果毛が乾燥してスカスカになってしまいました。トリマーさんに教えていただき、犬用の刺激の少ないシャンプーでも洗い過ぎは毛にも皮膚にも良くないと言われ、それからは計画的に汚れる遊びをさせるようにしました。2週間に1回のシャンプーで、汚れをしっかり落とした後は、高品質のトリートメントをぎゅっと入れて手触りも今ではなかなか良いです。
    汚れると家の中で飼育するからきれいにしたいけど、洋服を着せるとかして出来るだけ汚さないようにしながら、ある程度の汚れは黙認するようにしています。
  • 投稿者

    40代 女性 ペッパー

    うちはゴールデンレトリバーで大きいので自宅で洗うのが大変というか、私が洗っている時に腰を痛めてしまったことでトリミングに出すようになりました。自宅で洗っている時に特に困っていたのは本当に乾きにくいということで、かなりドライヤーをかけてもなかなか中まで乾ききらなかったんですよね。そのせいで皮膚に近いところの毛が湿っていたのか、皮膚トラブルがちょこちょこあったりしたのですが、トリミングに出すようになってからは皮膚トラブルやにおいが気にならなくなってきたので、やっぱりプロにおまかせしてよかったなと思っています。トリミングに出したばかりでドロドロになってしまった時は、近所のホームセンター内にあるセルフシャンプーを利用するようにしています。業務用のドライヤーがあるのでじたくでやるよりもずっと楽だしすっきり乾かせるようになりました。おすすめです!
  • 投稿者

    20代 女性 まる

    我が家の愛犬も今日、トリミングしてきてもらいました!今回はシャンプーに全身カットもしてもらいました♪次は3ヶ月後あたりに頼もうと思っています。もちろんトリミングに頼まなくても汚れたな〜と思ったら家でシャンプーをしたりすることはあります。全身だと大変なので部分的に洗うこともしばしば…。あんまり犬の臭いがしないのも犬が落ち着かないそうなので基本的には放置です(笑)
  • 投稿者

    20代 女性 まろん

    うちの愛犬はトリミングには月に1回行っていますね。メニュー内容はいつも同じじゃなくて、全身カットや部分カットなど様々です。やっぱり月に1回はシャンプーを兼ねて行かせてあげると抜け毛が本当に減ります。シャンプーなんかも月に1回以上だと愛犬のストレスに良くないと聞いたのでそれくらいに留めています。(もちろん泥だらけの時は洗いますけどね)
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