犬が衰弱しているときに見せる7つの仕草や行動

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犬が衰弱しているときに見せる7つの仕草や行動

近年、すべての犬種を合わせた平均寿命は14歳前後と言われています。では、犬が衰弱している時に見せる仕草や行動はあるのでしょうか。今回は犬が衰弱している時に見せる仕草や行動をご紹介しますので、ご自身の愛犬に当てはまる項目がないか確かめてください。

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

犬が衰弱している時に見せる仕草・行動

ソファに座る老犬 100112649

現在の犬の平均寿命は14歳前後と言われています。さらに犬のシニア世代の始まりは犬種によっても異なりますが、7歳が目安と言われる事が多いです。もしも愛犬が7歳を過ぎている場合、下記で紹介している衰弱している時に見せる仕草や行動に当てはまる箇所があるかもしれません。

1.ごはんを食べなくなる

食事を補助してもらう犬 64825745

人間も同じですが、年をとると食欲が減ります。そのため、以前に比べて食べる量が減っている場合は、 シニア世代に入り、少しずつ衰弱が始まっていると考えましょう。
これはごはんだけではなく、おやつに関しても同じ事が言えます。今まで大好きなおやつを見せるだけで嬉しそうに寄ってきていたのに、最近は見せても興味なさそうに寄ってくることが少なくなったという場合も同じです。

お水はしっかり飲ませる

またごはんだけではなく、衰弱がさらに進むと水も自分で飲まなくなることが多いです。しかし水は飲まなければ 脱水症状 に陥ってしまいますので、スポイトなどを使用して飼い主さんが少しずつ飲ませてあげるようにしましょう。

2.歩くとすぐに息切れしてしまう

今までは散歩に行くと楽しそうに歩いていたのに、最近はなんだかすぐ疲れちゃってる、と感じるのであれば、それも 老いの影響が出てきている証拠です。
元気にスタスタ歩いていた愛犬が、歩く速度が遅くなり、さらに歩くとすぐに息が荒くなってしまっているようであれば、衰弱し始めていると言えるでしょう。また、心臓疾患などの心配もありますので早めに受診するほうがよいでしょう。

犬の歩くスピードに合せる

老犬には今までの散歩量が適切でなくなり、負担になってしまう可能性もありますので、少し時間を短めにしたり、ゆっくりと歩くようにしたりと飼い主さんが歩調を合わせてあげるようにしましょう。

3.段差の上り下りができなくなる

階段で寝る犬 110490963

こちらも人間と同じように足腰が悪くなってしまうのも衰弱している時にわかりやすいポイントとなります。足腰が悪くなってしまうと、今までは上り下りできていた軽い段差でも上り下りができなくなってしまうことがあります。

大型犬の場合

特に大型犬の場合には体が重いため、より負荷がかかりやすくなります。そのため、シニア世代(6~7歳)に突入しており、尚且つ上り下りを嫌がるように仕草を見せる場合には、少し迂回して歩くのが楽な道を選んであげるなど、工夫をしてあげましょう。

4.背中を丸めて歩く

写真を見返していると、「あれ?以前はもっと背中がピンとしてたな」と感じる事はありませんか?老いと共に背中が丸まってしまうというのもよくある症状の1つです。
背中を丸めて歩いている場合には、 足や背中の骨の関節が弱くなってしまい、変形している可能性が考えられます。 そのため、歩いている時に痛みを感じ、背中を丸めながら少しずつ歩くという行動に現れるのです。

炎症を起こしている場合も

中には炎症を起こしてしまっている恐れもありますので、そのまま放置してしまうと、足の衰えが進んでしまいます。そうなる前に一度獣医さんに診せに行きましょう。

5.横になる時間が増える

ソファーで寝る犬 139197137

元々犬は平均で1日の半分が睡眠時間だと言われています。しかし、それに比べても圧倒的に横になっている時間が多い、最近増えたな、と感じるようであれば、それも衰弱の影響を受けているからでしょう。
また、以前はおもちゃで遊んでいたり、飼い主さんに「遊んで」とおもちゃを持ってきていた愛犬が、自分からおもちゃで遊ばなくなるというのも1つの傾向です。

横になっている時に気を付けること

衰弱が進んでしまうと、同じ体勢でずっと横になっているという状態が続くことも珍しくありません。すると 体内で血行不良が起こってしまう恐れがあるので、寝返りを手伝ってあげたり、柔らかいマットを敷いてあげるなど、工夫が必要でしょう。

6.座っておしっこをするようになる

これは雄に現れる変化です。通常、雄の犬は片足をあげる形でおしっこをします。しかし、ある時から足を上げることはなくなり、女の子と同じようにしゃがみ込んでおしっこをするようになったという変化が見られる場合は、老化現象と考えましょう。

足腰が弱くなっているかも

足を上げずにしゃがんでおしっこをするようになる原因として、 足腰が弱くなってしまうことが挙げられます。 足腰が弱くなってしまうと、前足と片方の後ろ足で体を支えることが難しくなってしまいます。さらに体を支える体力も衰えてしまっているため、しゃがんでおしっこをするようになってしまうのです。

7.急に夜鳴きが多くなる

今までは夜鳴きなんてすることなかったのに、急に頻繁に夜鳴きをするようになったという場合は、 認知症になってしまっている可能性が考えられます。
脳に障害があることで認知症になってしまっており、夜鳴きをしたり、1日中徘徊してまわったりという行動を繰り返してしまうのです。

まとめ

眠る柴犬 67337289

いかがでしたでしょう。犬の衰弱している時に見せる仕草・行動には、人間にも通ずるところがあるように感じます。このような行動が見られるようになった際には、飼い主さんがしっかりとサポートし、愛犬に幸せな老犬ライフを送ってもらいましょう。

平松育子先生

記事の監修
  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 50代以上 女性 匿名

    昨年愛犬を亡くしました。夜泣きは死ぬ3週間前からありましたね。足腰は去年の3月頃から弱くなって肺に水が溜まり出して一週間で天国に旅立ちました。
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