犬の14歳は人間だと何歳?平均寿命は?
諸説ありますが、犬の14歳を人間の年齢に換算するとトイプードル、チワワ、ダックスなどの小型犬は72歳くらい、ビーグル、柴犬などの中型犬は79歳くらい、レトリーバー、ハスキーなどの大型犬は88歳くらいだそうです。
いつの間にか自分の年齢を追い越されてしまっている!という飼い主さんも多いのではないでしょうか。様々な犬種の平均的な寿命は、小型犬のトイプードルで14~17歳、ジェックラッセルテリアで13~16歳、ミニチュア・ダックスフンドで12~16歳、中型犬の柴犬やビーグルで12~15歳と言われています。
大型犬は寿命が短い傾向にあり、ワイマナラーは11~14歳、ゴールデン・レトリバー10~14歳、グレード・デーン7~10歳と言われています。
14歳は高齢犬
一般的に7歳を過ぎると犬はシニア犬と呼ばれる年齢となり、10~11歳を過ぎると高齢犬と呼ばれるようになります。
犬による違いはあっても高齢犬である14歳は、老化現象と言われる毛の色の変化や白内障、筋肉が落ちて痩せて見えたりする体の変化や、食事の好みが変わり食べムラがある、トイレを失敗するなどの行動や運動機能の変化が現れるようになります。
犬を14歳から長生きさせる為のコツ
犬が高齢になり老化現象がみられるようになったら、ブラッシングや歯磨き、爪切り、目やにをふき取るなどをきちんと続け、毎日のケアの中で小さな変化にも気付いてあげられるようにしたいですね。
最低でも年に2回の定期健診
かかりつけの病院は出来るなら若いうちに作っておき、シニア犬になったらかかりつけの病院での健康診断を年に回、14歳といった高齢犬においてはさらに頻繁に定期的な健康診断を受ることをおすすめします。
飼い主さんが気づきにくい目に見えないサインも、獣医師による定期健診で発見できることがあります。普段の様子、若い時からの検査結果を知っていてくれる獣医師なら犬も飼い主も安心です。
肥満にならないように食事に気をつける
犬も14歳といった高齢になると人間と同じく活動量が減ることに加えて消化機能や基礎代謝量も落ちてきます。好みの変化も起こるので数種類のフードを用意しておきましょう。
大切なのは消化吸収の良い良質のたんぱく質をとることです。フードの粒の調整や硬さにも注意して、必要ならばサプリメントで必要な栄養素を補ってあげましょう。
軽く運動はさせること
犬に無理させたくないと思ってしまいがちですが、14歳になって散歩や運動をしていないと寝てばかりになり筋力がますます落ち、立ち上がるなどの基本動作ができなくなってしまうことがあります。
病院で止められていないのであれば、積極的に散歩に連れ出してあげましょう。距離は短くても外の刺激を与えてあげることはストレス発散にもなるのでとても大切です。
犬が14歳になって気をつけたいこと
できることは自分でさせる
14歳になると筋力や視力の低下により今まで軽々乗れていたところに上るのを失敗してしまったり、周囲の状況判断能力が遅れてしまったりなど犬もできていたことができなくなることに戸惑うことがあります。
失敗しても無理のない範囲で何度か挑戦させたり、ステップを用意してあげる、ハーネスを使って後ろ足を補助してあげるなどの工夫をしてあげて、自分で出来ることをできるだけさせてあげましょう。できたらたくさんほめたりごほうびをあげると心にも良い刺激となります。
日々のコミュニケーション
14歳になっても犬にとって飼い主との散歩は特別な時間です。時間や距離が短くても気分転換のためにも散歩に出かけ、帰宅後はマッサージをしてあげるなど今まで以上にスキンシップを取りましょう。
話しかけたり褒めたりするときは、犬の視界に入ってアイコンタクトを取りながら、優しくなでて笑いかけてあげると犬は安心するでしょう。
生活環境を高齢犬用に調整する
14歳といった高齢犬の足腰への負担を少なくするために、フローリングであれば滑りにくいカーペットを敷くなどの対策が必要です。粗相をしてしまうこともあるため、洗えるタイプのタイルカーペット敷きにすると便利です。
また、犬用トイレをもう1つ増やしておくなども良い方法です。犬は家具の配置などを感覚的に覚えています。視覚も落ちるシニア犬になってからは家具の配置を変えないことも大切です。
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14歳の犬に関するまとめ
14歳は人間に例えると70歳以上です。毎日一緒に暮らしていると小さな変化には気付きにくいですが、高齢犬になるほど日々のボディチェック、ボディケアを大事にし、犬の気持ちに寄り添って励ましたり癒したりしてあげましょう。
14歳になるとできないことも増えてきますが、飼い主は高齢犬になってから益々かわいいと言う方が多いようです。最後の時までより楽しく過ごせるようにしたいですね。