日本スピッツの基礎知識!性格や特徴、飼うときの注意点や歴史など

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日本スピッツの基礎知識!性格や特徴、飼うときの注意点や歴史など

【日本スピッツの基礎知識】輝くようにまっ白で、ふわふわな被毛が魅力的な犬種の日本スピッツ。今回は、現在日本でも少なくなりつつある「日本スピッツ」という犬について、その性格や特徴、希少犬種となってしまった背景までをご紹介します!これから日本スピッツを飼おうと考えている方や、既に日本スピッツを家庭犬として迎え入れている方々の参考にしていただけたら嬉しいです。

日本スピッツの性格

日本スピッツという犬

日本スピッツは、日本で確立された犬種です。ですので、日本スピッツには日本犬特有の「忠実さ」がしっかり備わっており、飼い主に対してとても従順です。
さらに、日本スピッツはとても賢くて物覚えも良いため、飼い主が語りかけると耳を傾け理解しようとします。
そんな「飼い主大好き!」な性格を持つ犬なため、家族以外の人や家族以外の犬にあまり興味を示さないクールな子もいたりします。
そのため、見知らぬ人に愛想を振りまき、喜んで突然飛びつくようなことはあまりないと言われています。
特に多頭飼いになりますと、友達は家の中で間に合ってしまうなんてこともありますが、日本スピッツが子犬のうちから他のわんちゃんなどに慣れ親しめば、もともと遊び好きな性格なため、フレンドリーな子に育ちます。
また、日本スピッツは警戒心が強いため、少々気が小さく物音には敏感です。
そして、なんと言っても表情がとにかく豊かで全身で喜びを表現する「天真爛漫」さが日本スピッツの魅力と言えるでしょう。

日本スピッツの特徴

首をかしげる日本スピッツ

日本スピッツの美しい容姿

日本スピッツは、ひときわ目を引く純白の被毛を持つ犬です。
軽やかな歩様によって被毛が風になびく様子は、とても美しくどこへ出かけても目立ちます。
ふわふわした被毛から覗く三角の立ち耳に、程良く丸い利発そうなおでこがとてもチャーミングです。
目は、黒く大きなアーモンド型をしていて、それを際立たせるアイラインが更に表情を際立たせています。
そして、豊かな毛量のしっぽ(巻尾)は背負うように高い位置にあるのが良いとされています。

飼いやすいサイズである日本スピッツ

一般的に日本スピッツは、中型犬に分類されますが、わりと個体差のある犬種です。
スピッツの体高は35cm前後といわれていますが、だいたい大人が立って膝の高さより若干低いぐらいです。
スピッツの体重は8kg前後が理想的です。よくオスの方がやや大きめだと言われることがありますが、毛量がや毛吹きがオスの方が立派なことが多いためです。

伴侶犬としての日本スピッツの魅力

日本スピッツは飼い主が大好きで飼い主の言葉を理解しようと頑張ります。そして、とても活動的で遊ぶことが大好きなため、アジリティが得意な日本スピッツもいるようです。
体格的にもコンパクトなため、運動量が多いということはありませんが、アウトドア派の飼い主さんであれば、とことん付き合ってくれるでしょう。
そして嬉しいことに、皮脂腺が少ないために体臭がほとんどないため、いつも清潔さを感じます

日本スピッツを飼うときの注意点

日本スピッツの全身

日本スピッツに与える食べ物について

日本スピッツは、皮脂腺が少ないためドッグフードは成分表示をしっかり確認し、脂肪分ができるだけ少ないものを選んであげると良いです。脂肪分を摂りすぎると涙やけや耳垢の原因になります。
おやつも同様でジャーキーのような脂質が高いものは控えるか、与える量を気を付ける必要があります。

日本スピッツに適した住環境について

日本スピッツは、寒い地域で暮らす遺伝子が組み込まれている犬種です。そのため、寒さには強い反面、暑さにはとても弱い犬とも言えます。日本スピッツを飼う際は、夏場は涼しく快適に過ごせる工夫をしてあげましょう。

日本スピッツのお手入れについて

日本スピッツは体臭がほとんどないため、日々のお手入れはブラッシングをこまめに行うだけで問題ありません。
シャンプーは、皮脂腺が少ないため、頻繁にすると外皮を乾燥させ、皮膚疾患の原因になりかねないので、ブラッシングで補いましょう。

季節の変わり目は特に換毛しますので、しっかりブラッシングしてあげましょう。
美しい被毛を保つ為には、ピンブラシとコームでしっかり仕上げるのがおすすめです。
日本スピッツは珍しいためか、トリミング方法はあまり知られていません。トリミングのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

日本スピッツにトリミングをするコツ

日本スピッツのトリミングは「豪華な被毛はふんわりと、耳や足先は小さめに見えるようにスッキリと」をイメージするようなカットスタイルがおすすめです。
スリッカーブラシは被毛を傷めるので使用は控えます。ペットサロンなどでトリミングをしていただく時は、使用を控えてほしい旨事前に伝えるといいでしょう。
前足は手根球(母指からさらに上についている肉球)より先、後足はかかとより先を短く整えます。ポメラニアンとフォルムは似ていますが、同じカットではありません。
耳先と耳の内側を三角に沿って、面取りするようなカットをします。(セルフでは難しいのでおすすめしません。)
眉とお髭の長い部分は、カットすると上品で優美な印象の犬になります。

日本スピッツを飼うには

日本スピッツの子犬

日本スピッツを迎え入れる~ペットショップ

条件さえ合えば誰でも子犬を迎え入れることができますが、日本スピッツの知識がない店員さんが多く、詳しいアドバイスは望めません。
両親がどんな犬なのか分からないため、かかりやすい病気などの情報が得られないことが前提となります。

日本スピッツを迎え入れる~ブリーダー

一般的には犬舎の見学ができ、相性のいい日本スピッツの子犬を選べるのがメリットです。
ですので、犬舎の見学を拒否された場合は注意が必要です。「なぜ見学ができないのか」理由をしっかり聞くことをおすすめします。
また、その子犬の血統に日本スピッツのチャンピオン犬がいると高額になる場合があります。

日本スピッツを迎え入れる~愛犬家の個人繁殖

愛犬家自身の希望(愛犬の子孫を残したいなど)で繁殖するため、複数子犬が生まれた時は譲渡者を募ります。
場合によっては予約が必要で、飼養条件を細かく制限されることもあります。
直接迎えに行けるので、母犬がどんな子なのか会うこともできますし、 生まれた時からの成育状況を詳しく教えてもらえるので安心です。
また、飼い方やお世話の相談にのってもらえたり、将来的に犬種改良や犬種保存として繁殖する人向きです。
価格はペットショップやブリーダーよりは少し低めの設定です。

日本スピッツの歴史

日本スピッツが振り返る

日本スピッツは、昭和初期に東京の愛犬家が海外から白いスピッツタイプの犬を取り寄せたのが始まりといわれていますが、諸説あります。
以降、白いジャーマンスピッツやアメリカンエスキモーなどを掛け合わせ、純白で小型化に固定して日本原産となった数少ない犬種のひとつです。他には、日本テリア、狆、土佐犬などがいます。

戦後まもなく豊かさを取り戻した日本において「犬は番犬」という認識だった日本で初めて、「豊かな象徴」として日本スピッツは大ブームになりました。しかし皮肉なことに、大ブームによって乱繁殖され、爆発的に増えた日本スピッツは質が落ちてしまいます。当時、「犬は外に鎖で繋いで飼う」というスタイルがほとんどだった時代です。そのような飼育環境におかれていた犬たちは、どんな犬種でも神経質でうるさい犬となるでしょう。日本スピッツもそのような背景から次第に敬遠されるようになり、人気が落ちて飼育頭数も減少していきます。

それでも日本スピッツをこよなく愛する愛好家たちは、諦めずに穏やかな性格で体格に優れた日本スピッツを基準とし、改良と犬種の保存を目的とした交配、繁殖を受け継いで後世に残してくれました。
その甲斐あって、現在の日本スピッツは無駄吠えしない穏やかな犬種になりました。
現在では、オーストラリアやヨーロッパ、また韓国にいたる世界各国で日本スピッツが愛されています。

日本スピッツの品種改良と犬種保存について

日本スピッツが舌を出す

現在、日本スピッツ自体の数が少なくなっていることから、未去勢、未避妊の日本スピッツを探すのは困難です。その犬の本質がより良く現れるのは3歳を過ぎてからと言われており、未来に残したい優れた要素を早期の手術により断切るのはあまりにも勿体ないと残念に思います。
日本スピッツは海外での人気が高まっているにも関わらず、国内の飼育頭数は減少傾向にあり、近い将来、日本スピッツを手に入れる手段が海外から逆輸入、なんてことになってしまうかもしれないのです。
そうならないためにも、日本スピッツのみならず、海外でも人気のある秋田犬や柴犬といった「日本犬の血統」を守るべきである、という愛犬家の意識改革が必要だと日々感じています。

まとめ

何かを見つけた日本スピッツ

真っ白でふわふわな被毛が特徴の「日本スピッツ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
MADE IN JAPANと誇れる愛くるしい日本スピッツですが、色々な歴史があったのですね。
日本スピッツの愛らしさを知ってしまうと、他の犬種も可愛いけれど、やっぱり日本スピッツにしか目がいかない!というほど癒されることは間違いなしですよ。

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  • 40代 女性 RYUCH

    スピッツって私が若い頃はちょこちょこ見た気がしますが最近あまり見ないですね。真っ白でサラサラの毛で、とても気品があるというか上品な印象があって、お金持ちの家で飼われていたような気がします。顔や足が細いのでシュッと引き締まった印象もあります。それにしても記事にパピーの写真がめちゃくちゃかわいいですね!パピーの頃がどんな犬種もコロコロとしてるんですね!丸っこくてふわふわで撫でまわしたいです(笑)そういえば「スピッツはキャンキャン吠える」というのを聞いたことがありますが、それも犬種ならではのことなんでしょうか?声が甲高いということみたいですが、個体差もあるのかな?それであまり人気がなくなってしまったというのを聞いた気がするので…。でもそれはしつけとか飼育環境にもよりますし、いくらでも改善できる部分だと思うので、貴重な日本犬種だしあまり減ってほしくないですね。
  • 20代 女性 ピッツ

    実家でスピッツを飼っております。
    とても人懐っこくお転婆でテンションが上がってしまうと手がつけられなくなる所があります。
    祖父母達が飼うために実家に住んで居る時に私が躾をしていましたが頭が良く躾などはしやすかったです。
    スピッツはうるさいと良く言いますが確かに実家に遊びに行くとよく吠えてます(笑)
    私が躾をしていた頃は吠えなかったのですが祖父母達が主に飼うようになり甘やかされてよく吠えるようになりました。
    家を出て5年程になりますが未だに私のことを覚えていてくれて実家に帰るとずっと側から離れません。
    とても優しい子です。
    子供とも仲良く遊べます。
    ただ抜け毛はとても多いのでお掃除が苦にならない方にオススメですね。
    毛もとても多いのでダニなど特に注意してあげてくださいね。
  • 40代 女性 りんおかしゃん

    最近珍しい犬種ということで、散歩中よく声をかけられます。
    特に年配のかたは、
    昔はよく見た。
    家で飼っていた。 とおっしゃいます。
    そしてほぼ必ず言われるのが、
    「昔はよく吠えたけど、この子は吠えないね」
    家ではピンポンや来客に吠えて声も大きいのでうるさいですが^_^;

    この子のおかげでご近所や知らない方とコミュニケーションがとれるので、ありがたいなあと思っています。

    しかし、飼い始めて六年半本当に同じ犬種に会いません。
    近隣では全くおらず、遠くのドッグランで一度会っただけです。
  • 30代 女性 匿名

    ブリーダーの元で繁殖用に飼育され、保護団体に渡った雌のスピッツを迎え入れました。ブリーダーの衛生環境や栄養状態が良くなかったらしく、出会った当初は地肌が見えるほど毛がまばらで、肉球もひび割れ、怯えた表情をしていました。引き取ってから栄養価の高い餌を与え、無理にでも散歩に連れ出し3ヶ月、ふっさふさのお散歩大好き犬に。驚くほど甘えてきます。かなり賢いように思いますが、テンションが上がるとちょっと力をセーブできないところも。
    他の方が書かれているように、お散歩していても他のスピッツに出会いません。年配の方には懐かしいとよく声をかけられます。でも二言目にはよく吠えるでしょと言われるので、やはりうるさい犬種という印象が強いようです。うちの子は私が帰宅すると少し吠えますが、それ以外はほぼ吠えません。
    日本犬の良さもありつつ優美な容姿で家族大好きなので、家庭犬としてとても優秀だと感じます。
  • 30代 女性 匿名

    先代も含め、うちは姉妹でそれぞれスピッツを飼っております。
    妹名義の子は10kg強、私の名義の子は6kg弱、繁殖場からのレスキューで来ましたが、かなり大人しめの子です。
    同じ血縁の子もSNS通して知り合いましたが、みんなムダ吠えしない子達でした。
    最近は、Instagramなど見ると増えているようですが、ショップ出身の子が多いようです。
    協会やクラブもありますが、認知度低いみたいですね…
    スピッツ好きとしては、ちゃんと愛されて産まれた子達が増えてもらいたいなぁと思ったりです。
  • 40代 男性 匿名

    スピッツを飼ってました。
    これからの季節が大変!冬用の毛と夏用の毛が生え変わるから毛がどんどん抜ける。
    毎日ブラッシングしないと自分の毛を飲み込んでしまう。
    でもブラッシングしていると自分から「ここもやって!」って甘えてくるのがかわいい!
    洗ってあげると目をタラーンとして「あー気持ちいい!」って。
    だけど雷が大の苦手。尻尾を下げてブルブル震えてキャンキャン鳴いてましたね。
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