愛犬の乾燥を食事によって予防する方法

【獣医師監修】愛犬の乾燥を食事によって予防する方法

東洋医学では体の乾燥やかゆみは『肺』と密接な関係があると考えられています。この記事では犬の体の乾燥を東洋医学の考えに基づいた『医食同源』から考察し、特に潤い不足を改善する食材にフォーカスして、日常的に手に入りやすいものをピックアップしてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬も乾燥するの?

雪の犬

これは当たり前ですが、私たち人間だけでなくわんちゃんも乾燥します。
そして乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまい、角質層がめくりあがった状態になってしまいます。
その状態になってしまうと、今度は外部刺激に影響を受けやすくなり、外部にさらされている毛の少ない部位の肌、鼻、肉球などが荒れます。

更に冬の時期は、寒さによる血行不良により新陳代謝が遅れてしまい、正常な皮膚に戻すのが難しくなってしまいます。

乾燥すると犬にはどんな症状がでるか?

東洋医学の考え方で『体内の水分不足=陰虚(いんきょ)』という言葉があります。
人間同様、わんちゃんも乾燥して身体の状態が陰虚に傾くと、目が乾燥したり、唾液が少なくなることで口が粘つき、口臭が強くなる、皮膚が乾燥する、毛がパサつくといった症状が出ます。
そして東洋医学では『肺と皮膚に密接な関連がある』と考えられています。

乾燥しやすい犬の傾向ってあるの?

見た目としては、痩せ型で暑がり、やや便秘がちで喉が渇きやすく、冷たい水を好むわんちゃんです。
対策として、身体を温める食材は控える=ほてりやのぼせで乾燥が進んでしまうため、身体を冷まし、潤いを与える食材を積極的に使いましょう。

愛犬の乾燥を防いでくれる食材とは?

食材と犬

一般に、日本の冬は湿度と気温が下がって、肺の潤いが低下してしまいます。
そこで、肺を通して体に潤いを与える必要がでてくるのです。
では、どうすれば肺を通して体に潤いを与えることができるのでしょうか?

ここでは、体に潤いを与えるのに適したスーパーで日常的に手に入る食材をご紹介します。

生肉

生肉を食べる犬

生のお肉は身体に潤いを与えます。
犬はもともと肉食ですので、犬が健康に生きていくための必要な栄養素がそろっています。

肉食ばかりでは健康が気になるという飼い主さんも、乾燥の特に強い時期である1月から2月の間など期間限定で、生肉中心とした食事にしてみてはどうでしょうか。

生の肉は、体を潤す作用があります。
即効性もあるので、いつものフードにトッピングとして混ぜてみるとすぐに愛犬の皮膚や毛艶がしっとりとするはずです。
ちなみに、いつもドライフードをあげているなら、ウェットフード(缶づめやパウチ)にしてみると水分量があがります。

水分量が上がると唾液も充実するため、普段の歯磨きケアと合わせて行うことで口臭も少なくなりますよ。
特に豚肉は水を生み出す作用があるので、口や喉の渇き、便秘を改善します。

ハマグリ

水と血を補って身体を潤し、喉の渇きや肌、毛艶を改善します

野菜、果物

人参 水を補う作用があり、乾燥を解消し健康な爪を作ります
りんご 水を補う作用で、肺を潤し乾燥を鎮めます。乾燥の季節にとてもオススメです。
バナナ
マンゴー
身体の余分な熱を冷まし肺を潤し、喉の渇きやのぼせやほてりを抑え、乾燥肌を改善します
もも 身体を潤し、便秘や乾燥肌、口や喉の渇きを鎮めす
身体を潤し、乾燥肌や毛のパサつきを改善します
いちじく 身体を潤す作用がとても強く、なかでも肺と腸を乾燥から守ります
身体を潤す作用で口の渇き、乾燥肌、便秘を改善します

その他

牛乳
豆乳
ヨーグルト
胃腸を潤し乾燥を改善します
はちみつ 身体を潤し乾燥を改善します

おまけ

杏仁 杏仁豆腐の杏仁です!肺を潤す作用で咳どめとして生薬にも用いられることで知られますが、一般に食用とされているのは甘みのたる甜杏仁。
大腸を潤す作用もあるので、乾燥による便秘にもよいとされています。

オススメレシピ

舌なめずりする犬

もちろん上記で紹介した食材を単品でそのまま使っても効果は十分ありますが、よりおいしくしてみましょう。

蒸し梨のはちみつかけ

甘いはちみつはわんちゃんも大好き!きっとペロペロいっちゃいますね!

バナナヨーグルト

人間も好きですね!水分不足にはオススメ。
この組み合わせは美味しいだけでなく、ちゃんと理にかなっているんですよ。

杏仁豆腐

身体を潤す牛乳と杏仁の組み合わせはとてもよい乾燥対策です。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 るるママ

    イチジクは犬に与えていいのでしょうか?
  • 投稿者

    女性 とも

    記事の中には牛乳は乾燥を防ぐと書いてありますが、他の記事やインターネットなどではわんこさんに牛乳は与えてはいけないと良く聞きます。
    本当のところどうなのですか?
  • 投稿者

    女性 匿名

    ミニシュナを飼っています。
    乾燥肌なのか一時期フケがひどく、乾燥している様だったので毎食ごはんにすり黒ゴマを混ぜる様にしたらモチ肌になりました。
    もうすぐ3歳ですが、シュナウザーが罹りやすいと言われている皮膚疾患もありません。
    ゴマの油分も良いのでは?と思っていますが、どうなのでしょうか?
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