そもそもトリマーとは
トリマーとは大まかには、犬のシャンプーやカットなどの犬をきれいにするお仕事をしている人のことを言います。
しかし、実際のトリマーのお仕事は、犬のシャンプーやカットだけでなく、犬の耳掃除や爪切りそして、犬の健康状態を見てくれたり、一頭一頭の性格を把握し、飼育についてのアドバイスをしてくれたりと多岐に渡ります。
犬についての心配事の相談もできる
犬を飼っていると、可愛い分なにかと心配事も多いものです。
そんなときには、普段から多くの犬に触れている、トリマーさんは頼りになる存在になります。
例えば
- 動物病院はどこがおすすめなのか?
- どんなフードがおすすめなのか
- 犬との生活の仕方やしつけ
- おすすめのお散歩グッズ
- 犬の体調の不安や変化について
このように、オールマイティーに相談することができますので、トリマーさんは愛犬と飼い主さんのなくてはならない存在と言えますね。
これらを踏まえた上で、良いトリマーがどんな人なのかチェックしていきましょう。
良いトリマーを見極めるチェックポイント!
良いトリマーと言うのは一言でまとめることは難しいのですが、あるポイントをいくつか把握した上でトリマーさんを厳選していくと、良いトリマーさんを見つけることができます。
明るく笑顔で対応してくれる
なんでもそうですが、第一印象がとても大事で、来店時や電話をしたときに明るく親切に対応してくれるか、笑顔で出迎えてくれるかなどがポイントとなってきます。
犬を扱っているお仕事とはいえ、"対お客様"というのをしっかり意識してくれるトリマーさんがおすすめです。
まずはウィンドウから様子を見学
どのドッグサロンに連れていくか迷っている場合や、行ってみたいけど様子が気になる場合は、そのお店の外でトリマーさんの様子や犬の様子を見学してみてください。
犬の扱いが上手なトリマーさんに施術してもらっている犬は、表情も穏やかで落ち着いて身を任せています。
もちろん、その子その子で気質や性格も違うので暴れる子もいますが、それでも冷静に対処しているトリマーさんは第一段階では良いとされるポイントと言えます。
犬の知識が豊富である
愛犬の犬種に関する知識やしつけに関すること、愛犬の健康状態に関することをしっかり話してくれたりするトリマーさんは、よく勉強をしていて知識が豊富と言えます。
もしも愛犬に何か体調の変化があった時や気になることがあった場合は、いち早く教えてくれます。
技術がある
トリマーの技術はカットがブレないことが第一で、同じカットオーダーなのに毎回違うカットにされるなんてことがあると、そのトリマーさんはまだまだ未熟なトリマーであると言えるでしょう。
また、犬を上手に扱える人は犬を極力疲れさせないよう、不快にさせないようできる技術を持っています。
もし、トリミングが終わって家に帰ってから変に元気がなかったり、様子がおかしかった場合は犬の扱いがあまり上手ではない可能性があります。
このように、カット技術はもちろんですが、犬を扱う技術があるトリマーさんかどうかも重要なポイントです。
良いことも悪いことも隠さず伝えてくれる
トリミングをしている以上、刃物を扱っているのでトリマーさんが犬にけがをさせてしまう可能性はどうしてもあります。
しかし、それをちゃんと伝えてくれてアフターケアもしっかりしてくれるトリマーさんが信頼のおけるトリマーです。
また、トリミング中やトリミング後の遊んでる様子なども報告してくれるというのもポイントです。
飼い主目線で話をしてくれる
決して頭ごなしに話をするのではなく、飼い主さんにも分かりやすく伝えてくれるトリマーさんはとてもおすすめです。
トリマーでしかわからないことも多々ありますが、それをそのまま飼い主さんに伝えるのではなく、飼い主目線で飼い主さんの気持ちをくみ取りながら、話をしてくれるかどうかもチェックしてみましょう。
逆に悪いトリマーの特徴は?
では、逆に悪いトリマーとはどんなトリマーなのでしょうか?
上記の良いトリマーさんの特徴と比較することももちろんなのですが、他にもチェックしておきたいポイントがあります。
飼い主に対して愛想がない。または不自然な対応
犬を相手にしている職業のため、中には人が苦手なトリマーさんもいます。
しかし、犬が相手の仕事だとしても、必ず飼い主さんともコミュニケーションを取らなければならない仕事なので、それを軽視して無愛想に接客されるのは、顧客としては不快ですしサービス業としてはとても褒められたものではありません。
また、逆に不自然なほどに明るくしてきたり、不自然に愛犬を褒めてきたりなども飼い主としてはあまり信用できないのではないでしょうか。
ドッグサロンは犬だけでなく、飼い主さんも気持ちよく通うことができることが必要です。
犬が好きと言うのが見えてこない
トリマーさんが、『犬が好きだ』というのが伝わってくるかどうかもポイントとなってきます。
ただトリミングをしているだけという感じだったり、犬とのふれあい方がどこかぎこちなかったりする場合、飼い主としては預けるのが不安になってしまいますね?
また、犬が好きなトリマーさんであればどんな犬でも、その子がどうすれば可愛くなるかを引き出してカットを仕上げてくれます。
犬が好きというのが見えてこないような人がカットした場合、可愛い仕上がりでなかったりします。
犬が異常に恐がる
ドッグサロンに愛犬を連れて行って、トリマーさんに預ける時の様子もチェックしましょう。
その時に異常に嫌がる場合は注意が必要です。
もちろん初めての環境になかなか慣れることができない子や、どうしてもシャンプーが苦手だったり、性格上恐がりな子の場合はある程度は仕方がないのですが、愛犬がトリマーさんを異常に嫌がったり恐がったりする場合は、そのトリマーさんになにか原因がある可能性があります。
初めて訪れたドッグサロンだとしても、何か愛犬が感じ取っているということですからそのファーストコンタクトをよく観察することも重要なポイントです。
質問に真摯に答えてくれない
トリマーの仕事はトリミングをするだけではなく、飼い主さんからの犬の飼育方法やしつけ、健康に関することの質問などに答えて、疑問や不安を解消してあげて飼い主さんに寄り添うことも仕事です。
しかし、しっかり質問に答えてくれなかったり簡単に済まされてしまったりする場合は、今後も同じような対応をされる可能性が高いです。
飼い主さんからの質問に真摯に答えてくれる人を選ぶようにしましょう。
犬の扱いが悪い、怪我を何度もさせられる
良いトリマーを見極めるチェックポイントでもお話ししましたが、トリマーの技術はカット技術だけではなく、犬を上手に扱えるというのも良いトリマーであるという証明になります。
やはり刃物を扱っている仕事ですから、誤ってけがをさせてしまう可能性があるのもしょうがないとは思いますが、犬を上手に誘導することで怪我を回避するケースも増えてきます。
逆に犬の扱いがうまくないと、犬が動く回数が増えて怪我の危険性が高まったり、言うことを聞かないわんちゃんに怪我をさせる事が増えてしまいます。
このようなことが見受けられる場合は、トリマーさんを変えるかドッグサロンを変えた方がいいですね。
まとめ
いかがてましたか?
良いトリマーを見つけるにはいくつかのチェックポイントがありましたね。
これらのチェックポイントを把握しておけば、あなたや愛犬に合ったトリマーさんにきっと出会うことができますよ。
大切な愛犬だからこそ、値段だけではなく心から信頼できるトリマーさんに預けたいものですね。
ユーザーのコメント
40代 女性 あこまま
そしてドアをバタンと閉めて見えない奥の部屋に。
うちのわんこはとても大人しくて、預ける時も全く暴れたりしなかったのに。
不信感がいっぱいで、二度とそこには行ってません。
今行っているお店は、大手のチェーン店の一店です。
もちろんずっと見ていても大丈夫ですし、終わったら今日のイヤイヤ度や、状態などを連絡ノートに書いてくれます。
当然のように、わんこもそこのスタッフが大好きです。
女性 匿名
30代 女性 匿名
40代 女性 望月雅美
家の近くにあったサロンが、隣の駅に合併して、ポメラニアンはそのサロンにフサフサ・もふもふが好きなのでグルーミングとシャンプーのコースでお願いしています。迎えに行ったらみんな「ママ〜」って感じで抱っこをせがまれ、不安だったのかなぁって思いましたが、今回の仕上がりは全員満足でした。
ミニチュアダックスフントは、上の子が皮膚病を患っているので、動物病院のサロンに、サロンは楽しい所と犬に思って貰うため長い時間預かってくれ、迎えに行ったらサロンの中を自由に遊んでいて、楽しそうにしていました。どちらのサロンも、気になった事をちゃんと伝えてくれるので、直ぐ対応でき必要であれば、病院に行く事も可能で、おおごとにならずにすんでいます。
30代 女性 匿名
30代 女性 匿名
逆に「この子暴れるかも...」と心配される飼い主さんのワンちゃんが、とても大人しい場合もあります(このパターン多いです)
また、嫌がる行為(爪切り、肛門腺など)を飼い主さんに正直に説明しないトリマーがいます(流れ作業で説明する時間もないのか、良い人に思われたいのか知りませんが)。他サロンに移った時、又は飼い主さんがご自宅でシャンプーされる時、ワンちゃんの様子を教えられていないと危険です。
以上を考えると「ワンちゃんの様子をよく観察し、正直に話せるトリマー」が良いトリマーではないかと思います。
40代 女性 無名
大半は犬が好き程度のレベルでトリマーという仕事に付く人が多く、低賃金と重労働で数年で業界を去っていきます。去っても新卒のトリマー予備軍が業界に入ってくるのでどおにかこの業界を保っているような気がします。5%の人が生涯トリマーとして活躍され、その経験を生かせる人が良いトリマーではないでしょうか。厳しい業界だからこそそれを乗り越え、トリマーという仕事を愛して続けていると思います。