ジャックラッセルテリアの病気 症状や予防法

【獣医師監修】ジャックラッセルテリアの病気 症状や予防法

ジャックラッセルテリアは病気にかかりやすい犬種ではない上、平均寿命も15歳と比較的長生きです。しかしジャックラッセルテリアの病気を発見したら、いち早く治してあげないと寿命を全うすることができなくなるかもしれません。ジャックラッセルテリアのかかりやすい病気やその症状、予防法も含めて詳しくご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

ジャックラッセルテリアの病気

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ジャックラッセルテリアのかかりやすい病気として、以下の3つの病気が挙げられます。

  • 糖尿病
  • 膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
  • レッグぺルテス病

先天性の場合が多いのですが、後天性の場合ももちろんあります。
ジャックラッセルテリアが病気になった場合、犬の習性として元気なふりをするので発見が遅れてしまう事もあります。
ジャックラッセルテリアの病気を早期に発見、見逃さないようにするためにも、どんな症状が出るのかを詳しく知っておくことが重要です。

ジャックラッセルテリアの病気「糖尿病」の症状と予防法

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ジャックラッセルテリアのかかりやすい病気として糖尿病が挙げられますが、もちろんこれには原因があります。人間の場合、糖尿病は肥満が原因だったり食生活が原因だったりもしますが、遺伝的な要素も強いと言われています。

ジャックラッセルテリアの場合も肥満や遺伝による要因も多いのですが、それ以外にも膵臓の機能が低下してしまい糖尿病になってしまうケースが多いとされているのです。膵臓はインスリンの分泌量に大きく影響を及ぼし、機能の低下によってインスリンが常に足りていない状態になります。すると血糖値が高くなり、糖尿病になってしまうのです。

ジャックラッセルテリアの糖尿病の症状

ジャックラッセルテリアが糖尿病になった時の症状として一番わかりやすいのは「飲水量が増える」「おしっこの回数が増える」「おしっこの量が多い」という点です。
更に、「以前と食事の量は同じなのに痩せていく」「増やしても太らない」「お腹が大きく膨らんでいる」などの症状が出てきます。

明らかに何らかの病気であるという疑いが目に見えて分かるので、おかしいなと思ったら病院へ連れて行きましょう。お腹の膨らみは肝臓が腫れているのが原因だったり、糖尿病から白内障などの別の病気になる子も多いので注意しましょう。

ジャックラッセルテリアの糖尿病の予防法

ジャックラッセルテリアに関わらず、犬が糖尿病になるのは6歳以降が多いのが現状です。
糖尿病の原因となるのが食事の摂り方や量で、一気に大量に食べるようなドカ食いを続けさせていると糖尿病になりやすくなります。
更に6歳以降は代謝も落ちているので太りやすく、同じような食事の習慣を続けていく事でリスクが高まってしまいます。

そこで予防法としては、1日1回の食事よりも2回に分けて与えるなどしてドカ食いにならないように工夫したり、6歳以降は食事の内容に気を付けてカロリーを減らすなど、シニア向けの食事に変えていく事がジャックラッセルテリアの病気を予防する方法となります。

ジャックラッセルテリアの病気「膝蓋骨脱臼」の症状と予防法

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ジャックラッセルテリアのなりやすい病気として膝蓋骨脱臼が挙げられますが、これは膝の関節部分にある皿の位置がずれてしまい、ひどくなると後ろ足の形が変わってしまう病気です。
ジャックラッセルテリアが何故この病気になりやすいのかと言うと、もともと関節や骨が先天的に弱い性質を持っており、膝蓋骨脱臼が起こりやすい構造になっているからだと言われています。
全てのジャックラッセルテリアがこの病気になる訳ではありませんが、その疑いがある場合は早めの受診が必要です。

ジャックラッセルテリアの膝蓋骨脱臼の症状

ジャックラッセルテリアが膝蓋骨脱臼になると、違和感のある歩き方をします。お散歩の途中などで歩き方を観察し、スキップしているような歩き方をたまにしている場合はこの病気を疑ってみた方が良いかもしれません。
また、少し症状が重くなると後ろ足が曲がったままになっていたり、変形してきたりという症状も出てきます。
ジャックラッセルテリアもそうですが、犬は痛みを隠す習性があるので、よほど飼い主さんが注意深く見ていないと発見しづらいかもしれません。後ろ足の動かし方がおかしいと感じたら、膝蓋骨脱臼の症状かもしれないと疑ってください。

膝蓋骨脱臼の特徴として、膝の皿がずれたり戻ったりを繰り返します。この前は足を引き摺って歩いたりスキップするように歩いていたけど、今は普通に歩いているから大丈夫、というものではないという事も覚えておいてください。

ジャックラッセルテリアの膝蓋骨脱臼の予防法

ジャックラッセルテリアに膝蓋骨脱臼の疑いがあるという場合、すぐに病院へ連れていく事がおすすめです。
そして、飼い主さんはそれ以上悪化させないように工夫してあげましょう。
まず家の中が滑りやすい環境ならば、カーペットなどを敷いて滑りづらくしてあげましょう。また、段差は足にとても負担を掛けてしまうので家の中の階段は自由に上り下りできないようにし、飼い主さんが抱っこして移動させましょう。
激しい運動もあまりさせない方が良いのですが、全く運動しないのも健康に良くありません。足に負担の掛からない軽い運動は必ず毎日行いましょう。

ジャックラッセルテリアの病気「レッグ・ぺルテス病」の症状と予防法

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レッグ・ぺルテス病はジャックラッセルテリアのかかりやすい病気の中でも厄介で、原因や予防法がありません。遺伝的な要素が大変強いので、ジャックラッセルテリアが病気を発症してから治療を行うしかないのです。

ジャックラッセルテリアのこの病気は片足の大腿骨頭が壊死してしまい痛みを伴うので、治療が遅くなると歩行が困難になってしまいます。ほとんど1歳になる前に発症し、確率はとても低いのですが両足に発症する場合もあります。
病院でリハビリや投薬などの治療を受けますが、進行状態によっては外科手術を行わなければならない場合もあります。

まとめ

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ジャックラッセルテリアがかかりやすい病気の中には遺伝的な要素が関係してくる場合もあります。
そしてジャックラッセルテリアは病気になっても隠そうとします。飼い主さんでなければジャックラッセルテリアの病気を発見できないので、日々の様子をしっかり見ておく事が悪化させない為の最善方法となります。

▼ジャックラッセルテリアについて詳しく知りたい方はこちら
ジャックラッセルテリアの性格や種類とは?しつけ方から飼い方まで

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