ジャックラッセルテリアの一般的な値段
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ジャックラッセルテリアの値段は大まかに言ってしまえば、15万円~25万円くらいの間が一般的です。
もちろんこれはあくまでも一般的なジャックラッセルテリアの値段で、細かくはもっと様々な条件で変わってきます。
例えば、親がチャンピオン犬であるとか、3代以上連続してチャンピオンの血統であるなどの場合は、ジャックラッセルテリアの値段はもっと高くなります。
こういう血統の子は主に、ブリーダーがショードッグとして育てる場合が多く、ペットショップなどには出ていません。
このような特別な例を除いた場合でも15万円~25万円と比較的値段の幅が大きい犬種です。
そしてジャックラッセルテリアの値段が変わる理由は、大きく分けて3つ。
- 血統によるもの
- オスメスの差
- 模様の入り方と毛質
この3点によりジャックラッセルテリアの値段は変わってきます。
ジャックラッセルテリアのメスは出生率が低いため、値段も1~2万ほど高くなる傾向があります。他の犬種でも言われることですがメスは子孫を残せるため、オスより値段が高いことが多いようです。
ジャックラッセルテリアの体重については、5キロ~7キロ程度が標準になります。ジャックラッセルテリアも体は小柄な方が長生きする傾向にあるようです。
体高については、25センチ~35センチの間です。
ジャックラッセルテリアは小型犬なので、特別大きくなるということはありません。オスメスの差もほとんどなく、メスの方が少しだけ小さく見えるくらいです。
ただ小型犬のカテゴリの犬には全体的に言える事ですが、サイズが小さいほど値段も高くなる傾向があります。
それでも、ジャックラッセルテリアの場合は他の小型犬ほどサイズと値段が比例するわけではありません。
ジャックラッセルテリアの種類・タイプ別値段一覧
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ジャックラッセルテリアの被毛はダブルコートです。毛質にはスムース、ラフ、ブロークン、と呼ばれる3種類あります。
スムース
ごく短い1ミリ~7ミリくらいの硬い短毛で見た目にはとてもすべすべでボディラインがはっきりとわかります。ジャックラッセルテリアの持つ筋肉質な体型が顕著な種類です。短毛の割には抜け毛が多い方です。ラバーブラシなど短毛向けのブラシを使い、マッサージをしながら小まめにブラッシングをする必要があります。基本的にはシャンプーとブラッシングくらいなので、3種類の中では比較的お手入れも楽な毛質です。
ラフ
長毛でモシャッとしたその毛はとてもソフトでどんどん伸びるので、定期的なトリミングが必要です。長毛の割には抜け毛が少ない方ですが、毛玉などができないよう日々ブラッシングなどの手入れが必須です。外側の硬い被毛を保つためには、プラッキングという不要な毛を抜く作業が必要になります。バリカンを使って一気に短くするトリミングを続けると、硬い被毛はだんだんと柔らかく変化していってしまいます。
ブロークン
スムースとラフの両方の毛が混ざっている毛質です。部分的に毛質が違うこともあります。やはり伸びる毛質なのでトリミングは必要です。ラバーブラシや獣毛ブラシを使い分けて被毛を整えましょう。このブロークンも硬い被毛を維持するのならプラッキングが必要になります。
同じ親から生まれた兄弟同士でも毛質がそれぞれ違うという事もよくあるのがジャックラッセルテリアです。子犬の頃と成犬になってからの毛質が変化することも多く、生後半年くらい経たないと性格な毛質が判断できないこともあります。
どの毛質も公認されていて、これはお好みで選ぶとよいでしょう。
この犬種の場合、見た目を大きく左右するのは、毛質よりも体や顔に入る模様のほうだと思います。
例えば、目のところに模様が入ることをアイパンチといいますが、これが、両目に入るのか、片目だけに模様があるのかで値段がちがいます。
どちらかというと、左右対称に入ってるよりも、片目だけに入るアイパンチのほうがユーモラスで人気があるので値段は高くなります。ジャックラッセルテリアのカラーは、ブラック&ホワイト、タン&ホワイト、トライカラーなどが認められています。
いずれも白が優勢であることが望ましいとされています。また、ジャックラッセルテリアのカラーでは、ブリンドル、ブルーは認められていません。ブリンドルカラーはブルテリアの血が多く現れていると判断されるため不可となるそうです。
次に出るジャックラッセルテリアの値段の差はブリーダーから迎えるのか、ペットショップから迎えるのか、です。
自家繁殖しているジャックラッセルテリアのブリーダーには中間取引業者が介入していないので、同じ子犬なら値段が安く提供されています。親犬や育った環境も実際に見学することができるので安心度も高いです。
ペットショップは子犬を仕入れてきたり、中間業者から買い入れるわけですから、その分のコストが上乗せされてジャックラッセルテリアの値段は高くなります。月齢が若いほど高く売れる傾向にあるため、早くに親犬から離されてしまう子犬も多いです。また、ペットショップの場合、子犬が生後4か月頃になると売れ残りにしないため、値段を下げ始めます。
ジャックラッセルテリアの値段に関するまとめ
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ジャックラッセルテリアは毛質が3種類あり、どの犬種も公認されていますので、選ぶ時には好きな毛質を選びましょう。
ただし、スムース以外の毛質の場合、被毛がどんどん伸びるので、定期的にカットが必要です。
体や顔の模様は犬の表情を大きく左右します。自分が好きだと思う模様の子を選ぶといいでしょう。
人気の片目アイパンチは両目アイパンチよりも数万円値段が高くなります。
また、ジャックラッセルテリアのメスのほうがオスよりも値段が高くなります。これは、メスは将来的に子犬を産ませることができるから、という理由によるものです。
値段の面でも、親犬を見られるという安心感からもジャックラッセルテリアのブリーダーさんで見学して決めるのがお勧めです。
▼ジャックラッセルテリアについて詳しく知りたい方はこちら
ジャックラッセルテリアの性格や種類とは?しつけ方から飼い方まで
ユーザーのコメント
30代 女性 Chappy
左右対称が好きな方もいらっしゃるとは思いますけど、私も片方に模様が入っているアイパンチのワンちゃんが好きかも♪
20代 女性 すず
ジャックラッセルテリアは本当にお利口さんでかわいいです。
10代 女性 のんのん
我が家では特別珍しい犬種を買ったことがないですが、なかなかペットショップに並ばないくらいの珍しい犬種であれば更には丹念に比較しなくてはなりません。
40代 男性 武蔵
30代 女性 38moto
ジャックラッセルテリアブリーダーさんから購入する場合で、全て好条件で揃っていると30万を超える子犬もいます。この犬種はメスの出生率が低いので、オスよりもメスの方が高くなるようです。
被毛は意外にも短毛であるスムースの手入れが一番大変です。トリミングナイフでプラッキングというケアが必要になります。トリミングは必要ですが、ラフやブロークンのオーバーコートは割と抜けにくい被毛になっています。
ジャックラッセルの毛色は様々ですが、ホワイト色の優勢なカラーが望ましいとされています。お顔にホワイトが多い方が価格も高くなる傾向があります。
50代以上 女性 Miss,m
40代 女性 はるか
20代 女性 あめたま
ジャックラッセルテリアの値段が血統だけではなく毛の模様や長さについても価格判定の材料になるという事で、毛並みで飼い主の財力が表面化されると考えられます。
特にお手入れのしやすさでいえば、スムースのジャックラッセルテリアが最も飼い主の時間やコストを掛けなくて済むと感じられました。
清潔にさえしていれば、毛玉になる心配もありませんし体臭問題も解決します。
しかし、犬としてより魅力的なのは長毛であるとも言えます。
したがって、少々手間であったとしてもロングの方を選ぶ飼い主も多いです。
私はジャックラッセルテリアではないのですが、チワワのロングコートを飼育していますが、スムースに比べると飼い主の手で清潔にしているのには限界があり、専門家の力を借りています。
30代 女性 nuu
映画に出演したり、有名人の愛犬であったり、日本でもジャックラッセルテリアの人気は非常に高いようですが、とにかくエネルギッシュでわんぱくな子が多いそうです。時には「凶暴」と表現されることもあるほどで、幼少期にしっかりとトレーニングをしなければ飼い主さんも手が付けられない!なんてことも。
これはジャックラッセルテリアに限らず言えることですが、見た目が可愛いから、有名な品種だからと安易な気持ちでお迎えして、結果手に負えず手放すという選択をする人も多いのか、里親募集もよく見かけますね。人と共存する上で必要な最低限のトレーニングと、ジャックラッセルテリアのエネルギーを存分に発散できる環境が整えられるのかどうか、お迎えする前にしっかりと考える必要がありそうです。