ジャックラッセルテリアの平均寿命とは
ジャックラッセルテリアの平均寿命は「13歳から、長くて16歳くらい」と言われており、近頃では15歳以上長生きすることも珍しくありません。
その理由は元々ジャックラッセルテリアは発症しやすい病気が多くないことも長生きに繋がっているとも言われている上に、ミックスの寿命の方が純血種よりも長生きするという話もあります(ジャックラッセルテリアは様々な交配の末に生まれました)。
ジャックラッセルテリアの老化スピード
ジャックラッセルテリアの寿命は小型犬に当てはまりますので、人間と比較すると4倍の老化速度と言われています。一般的にジャックラッセルテリアの高齢の目安は10歳程と言われますが、あくまでも基準に過ぎませんし、生活環境などで変わってきます。
外見的変化
ジャックラッセルテリアは年を重ねた時に
- お尻の筋肉が下がり始める
- 頬の筋肉も締まりがなくなる
- 毛やヒゲに白髪が目立つようになってくる
これ以外にもわずかな段差が障害物となったり、歩く速度が遅いなどの行動が見受けられるようになってきます。
ただ、ジャックラッセルテリアの寿命は生活環境や食事面での工夫次第で変わってきます。
ジャックラッセルテリアの寿命をできるだけ長くする工夫とは
ストレスの緩和をする
身体に影響を与えかねないストレスは人間はもちろん、犬にとっても解消することが大切と言われています。
人間も運動をしたり笑ったりすることが必要があるのと一緒で、犬もストレスを軽減するために身体に負担を与えない程度の運動や散歩をしてあげるのがおススメです。
そうした毎日の行動がジャックラッセルテリアの寿命により良い形で繋がっていくでしょう。
食事面を含めた健康管理
ジャックラッセルテリアの寿命を延ばすことに一役買うのが「健康面での管理」と言えます。身体への負担を与えない軽い運動や散歩以外にも、その年齢や体調に合わせた食事が重要となります。例えば年齢に適した食事の質なのか、体重に適した量なのかチェックして用意しましょう。
健康診断を受診する
長生きにはまず身体そのものが健康であることが重要ですので、定期的に病院で健康診断をするのも1つの手と言えます。特に7歳以上になると見た目には変化がなくても体に内部では老化が起こり始めますので、食欲や元気さに変化がなくても定期的に健康診断を受けることは非常に重要です。
さらにいつも家庭で行っている食事の状況、運動に関してなどが適しているのか確認できますし、万が一何か変調があったとしても定期的な健康診断を行っていれば早めに見つかる可能性があります。
そうした普段の工夫がジャックラッセルテリアの寿命を延ばすためのサポートとなります。
ジャックラッセルテリアの寿命を延ばす上で注意したい病気とは
病気と一言でいっても犬の種類によってかかりやすい傾向のある病気が違ってきますが、ジャックラッセルテリアはさほどかかる病気がないにしても全く注意が必要ないわけではありません。
ジャックラッセルテリアの寿命を延ばすためにも、病気に対して注意意識を持ちましょう。
白内障
これは人間の目の病気として知られていますが、犬も例外ではありません。特徴としては眼の水晶体と呼ばれる部分が濁りを生じ、最悪失明の危険があります。
しかし、他の病気同様にできるだけ早い段階で治療を受ければ抑制できる病気です。
糖尿病
体内細胞の糖分を吸収する働きが難しくなった結果、血液中で増加する疾患です。そのため、腎臓での処理が困難となることでトイレの回数が増えてしまいます。この病気になると食欲が旺盛なのに体重が減り、で飲水量が急激に増えます。
糖尿病の症状が出た場合、ジャックラッセルテリアの寿命にも影響を与えかねないので、できる限りの早期発見が大切です。
膝蓋骨脱臼
これは膝にある膝蓋骨の部分がずれることで起こる疾患です。この病気が出ると歩くことや起き上がることで痛みを伴うため、ぎこちなかったり嫌がったりすることがあります。この疾患は時間の経過に合わせて症状が進む可能性があるため、早目に受診した方が良いでしょう。
犬は人間よりも寿命が短いため、普段のケアやチェックを習慣化することで生活しやすかったり、寿命にも良い意味で影響を与えることができます。ジャックラッセルテリアの寿命を延ばすことにも一役買うでしょう。
高齢期を迎えたジャックラッセルテリアの寿命を延ばすためには
少しでも長く一緒に過ごすためにも、老齢を迎えた後もジャックラッセルテリアの寿命へ意識を向けることは大切です。
ジャックラッセルテリアという犬種自体、他の犬種と比べて健康でタフですが、老齢を迎えた場合はどのような点に気を付けて接すると寿命に良いのでしょうか。
年齢の目安は老齢といっても、頭の良さや遊びが好きな点は何も変わりません。ただ耳の聞こえが悪くなったり、目が見えにくいといった症状が出てきやすくなります。その変調を把握できるように、今まで以上にスキンシップなどで状態を確認することを習慣づけましょう。
その意識がジャックラッセルテリアの寿命が延びることをサポートしてくれるでしょう。
まとめ
比較的他の犬種から見ると、健康的に過ごせるジャックラッセルテリアは長寿命ですが、長生きできるように注意が必要なこともあります。
そして普段の生活の中でできるだけ寄り添って、常にちょっとした異変に気づけるように対応する姿勢が大切です。
▼ジャックラッセルテリアについて詳しく知りたい方はこちら
ジャックラッセルテリアの性格や種類とは?しつけ方から飼い方まで
ユーザーのコメント
女性 ゆべし
急に水を大量に飲むようになった、食べる量が増えた割には体重が減っていく、尿の量が増え色も薄い、などの症状が表れた際は糖尿病の疑いがあります。そのまま放置してしまうと、白内障(糖尿病性白内障)が急激に進んでしまったり、血糖値が高い状態のままだと糖尿病性ケトアシドーシスで昏睡状態に陥ることもあります。膵臓にダメージがあることから痛みを伴う急性膵炎を発症してしまうことも多いです。
糖尿病は早期発見、そして生涯のインスリン治療でコントロールしていくことができます。
水を飲む量が増えると尿の量も増えるので、その時に人間用の尿糖試験紙で尿の糖をはかることができます。糖尿病になってからでもひとつの目安になるので持っていても良いかと思います。50枚入り1200円程、薬局やネット通販などで購入できます。
ジャックラッセルテリアは運動能力に秀でた犬種なので、日頃から運動は欠かさず、年齢に応じた食事で上手くコントロールしてあげることで糖尿病も予防でき、寿命も伸ばすことができます。基本は丈夫な犬種ですからできるだけ長く一緒にいられるようにしてあげたいですね。
女性 もふころ
筋肉量のある犬はその筋力を維持することも大事です。