犬は突然凶暴化するのか?事前に出すサインに飼い主が気付いてあげて!

犬は突然凶暴化するのか?事前に出すサインに飼い主が気付いてあげて!

「犬が急に咬んできた!」というのをたまに耳にしますが、本当に犬は突然凶暴化して咬みついてくるのでしょうか?唸ったり吠えたりする以外にも、犬は咬む前にサインを出しています。あなたは、そのサインに気付いてあげていますか?

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犬は突然凶暴化するのか

噛む4

犬は事前にサインを出している

犬の咬傷事故が起きると、その状況について「犬が突然凶暴化して咬みついてきた」と表現されることがありますが、本当に突然凶暴化したのでしょうか?

高い社会性を持つオオカミの子孫である犬は、本来少なからず何らかのサインを出してから咬む攻撃行動に移ります。ということは、犬は事前にサインを出していたのに人間がそれを読み取れなかっただけで、犬が突然凶暴化したわけではないということになります。

言い換えれば、犬は突然凶暴化するのではなく、そう見えることがあるということです。
つまり、人間が犬が事前に出すサインを読み取れれば「事前のサインがあって、それから凶暴になった」ように見えますが、サインを読み取れなければ「犬が突然凶暴になった」ように見えてしまうのです。

サインを読み取りやすい犬と読み取りにくい犬がいる

咬む前のサインがわかりやすい犬とそうでない犬がいることも、犬が突然凶暴化するように見えてしまう要因になるでしょう。つまり、人間がサインを読み取りやすい犬と読み取りにくい犬がいるということです。

洋犬の血を引く多くはわかりやすい表情の変化に加えて、唸ったり吠えたりしてから咬むことが多いので咬む前のサインを読み取りやすいと言えます。
一方、プリミティブドッグ(日本犬など品種改良されていない原始的な犬)は平静な表情のまま、唸ったり吠えたりせずに咬むことが多いので咬む前のサインを読み取りにくいと言えます。

ですが、唸ったり吠えたりするだけが咬む前のサインではありません。平静な表情のまま突然凶暴化したように見える犬でも、咬む前のサインを出しています。ただ、それが一瞬で読み取れないのです。

では、唸ったり吠えたりする以外のサインにはどんなものがあるのでしょうか?

犬が咬む前に出すサイン

察知しやすいサインは?

犬が咬む前に出すサインの中で察知しやすいのは

  • 全体的に前傾姿勢になる
  • 耳を寝かせる
  • 鼻の上にシワを寄せる
  • 背中の毛が逆立つ
  • 口をすぼめる
  • 唇をまくり上げて、犬歯と門歯をむき出しにする

などです。
これらのサインは、咬む攻撃に至るまでに徐々に変化をしていきます。その変化を察知することで、その犬が今どのくらい危険なのかがわかります。
どのように変化していくのか、部位ごとに細かく見ていきましょう。

口元

マズルにしわを寄せる柴犬

  • ①口をすぼめる
  • ②唇をまくり上げて、犬歯と門歯を見せる
  • ③鼻の上にシワを寄せながら、歯茎が見えるまで唇をまくり上げる

③の段階までくると、後は相手が限界距離を超えただけで咬む攻撃に移ることが多いです。少しずつしかめっ面がエスカレートしていくので、人間から見ても危険と察知しやすいと言えるでしょう。

噛む2

  • ①耳を頭に沿わせて寝かせる
  • ②耳を後ろに引いて左右に広げる
  • ③それに加えて唇をまくり上げる

①服従している
   ↓
②相手に恐怖を感じているが、服従する気はない
   ↓
③攻撃に至る危険な状態

と、危険度が増していきます。

視線

噛む

  • ①相手をまっすぐ見つめる
  • ②それに加え頭を高く掲げて耳をピンと立て、口を引き結ぶ

飼い主さんへのアイコンタクトを除き、犬社会では相手をまっすぐ見つめるのは敵意の表れです。②の状態の犬には要注意です。

犬はこれらのサインを事前に出して、「やめないと、咬むぞ!」と相手に警告しているのです。

犬のサインに人が気付いてあげよう

噛む3

犬は咬む前にサインを出して警告しているのですから、私たち人間はそれに気付いて読み取ってあげなくてはいけません。また、飼い主さんはサインに気付けない人を愛犬に近づけないようにすることも大事です。

親しみのない犬や平静な表情からサインのどれかを一瞬しか見せずに咬む犬については、人間側の経験と能力と冷静さがないとそのサインを読み取るのは難しいです。
しかし犬を飼っている以上、愛犬のサインはきちんと読み取れなくてはいけません。もし読み取れないのであれば、愛犬をよく観察しましょう。繰り返し観察することで、愛犬が咬む前のサインを読み取れるようになるはずです。

まとめ

犬は突然凶暴化して咬むのではなく、犬が咬む前に出すサインを人間が読み取れないとそう見えてしまうだけのようです。
犬は咬む前に、口元や耳や視線などを変化させてサインを出しています。私たち人間は、そのサインに気付き、読み取ってあげなくてはいけません。
プリミティブドッグのようにサインを読み取りにくい犬もいますが、愛犬が咬む前のサインはきちんと読み取れるように、観察を繰り返すことが重要です。

愛犬が咬傷事故を起こして、「突然凶暴化した」などと言われないようにしましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    噛みそうだと思った時は、無理に触らずとにかく放置をしておくべきでしょうか?
    私はよく愛犬に噛まれてしまって流血することが、多々あるので、このサインが読み取れてないんだと思います。
    それか、強行突破してしまうところがあるのだと…
  • 投稿者

    40代 女性 みかりん

    うちの柴犬♀も噛みつくことがあります。トレーナーさんや病院など色々相談に行きまました。
    私も犬の表情が読み取れず、噛まれることもしばしばありました。

    呼び掛けにニコニコしてるとき以外は出さないようにしています。
    怒ってなく無表情じゃなく、どちらか解らないときに「大丈夫かな」と思ったときは噛まれますね。

    なので「まだ散歩に行ってないから」なんて思わず、「今は行きたくないんだ」と思って時間をあけます。

    なかなか難しいですね。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    和犬は表情が読み取りづらいので状況・愛犬の行動(動作)も含めトータルで判断してます。
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