ブラッシングの大切さ
短毛種
短毛のわんちゃんってブラッシングの必要はないと思っていませんか?
そんな事ありません!意外と短毛のわんちゃんの方が抜け毛って多いんです!
そしてブラッシングをする事によって抜け毛(死毛)を取ってあげて皮膚を清潔に保つ事と、ゴム製のブラシを使う事によって皮膚を刺激し新陳代謝を促す働きもあるのです。
長毛種
長毛のわんちゃんにとってはブラッシングは欠かせないもの。トリミング室だけではなくおうちでのブラッシングがきちんと出来ていないと毛玉ができてしまい、毛を傷めてしまったり、皮膚病の原因になってしまったりもします。
毛の長さや、状態によって合ったブラシを使用して正しいブラッシング方法を行う事が大切です。
コームを使って最終チェックする事が大事
ブラシの選び方
わんちゃん用のブラシにもたくさん種類があります。
長毛のわんちゃんで毛玉が無いようなら目のあまり細くないピンブラシが合っています。目が細いと、毛を傷めてしまう原因にもなります。
中短毛や、毛を短くカットしているわんちゃん、毛玉のあるわんちゃんには目の細かいスリッカーブラシが合っています。ただ、ピンの部分が針金のようになっているので、力加減に気をつけてください。
短毛のわんちゃんにはゴム製のラバーブラシが合っています。 死毛を取りつつ皮膚のマッサージ効果もあります。
コーミングについて
ブラシを使用してブラッシングが終われば、必ずコームを使い最終チェックをしてください。出来ていると思っていても意外としっかりできていないパターンが多いです。
短毛であれば、ブラシで取りきれなかった死毛を取る事ができます。その場合は、ノミを取るためのノミ取りコームというものがあるので、そちらを皮膚に対して寝かせるようにして使用するとよりしっかりと取る事が出来ます。
長毛の場合は全身にコームを入れることによって、きちんとブラッシングが出来ているか、毛玉は残っていないかなどのチェックが出来るのと、ブラシでとった毛玉が毛に絡まっている事があるので、その毛玉を取り除く役目もあります。
ただ、もしも毛玉が残っていてコームが引っかかってしまった場合には、無理に引っ張って毛を引きちぎってしまわないように気をつけましょう。
注意すること
ブラシもコームも使い方を間違えてしまうと、わんちゃんに怪我をさせてしまいます。
同じ場所を何度もこすってしまったり、力を入れすぎてしまうと皮膚を傷つけてしまい、擦過傷を起こしてしまいます。
特に耳の後ろや脇、内股、かかと、尾のつけ根などは毛玉が出来やすい部分なのですが、皮膚が柔らかかったり、骨張っていたりして怪我をさせやすいので気をつけてください。
また無理に引っ張る事で、毛を引きちぎってしまったり、抜けてしまったりすることもあるので、毛玉があれば、指でほぐしてから先の方から丁寧にブラッシングをしてください。
まとめ
わんちゃんのブラッシングには毛を綺麗に保ってあげる目的の他にも、飼い主さんとわんちゃんとの大切なスキンシップになります。
また、ブラッシングをするときにわんちゃんの皮膚の状態を見てあげると小さな異常にも早く気付いてあげる事が出来るので、病気の早期発見にもつながります。
なので、ぜひおうちでのブラッシングの時間を大切にしていってください。