犬が自分のしっぽを追いかける主な理由
愛犬が急に自分のしっぽを追いかけて、クルクル・・・クルクル・・・。
楽しそうなのか?それとも怒っているのか?
急に止まったと思ったら、またクルクル・・・クルクル・・・。
こんなこと、よくありますよね。
私たち人間からしたら、何のためにやっているのかわかりません。遊びでやっていたとしても、「それ、自分のしっぽだよ」と突っ込みたくなりますよね。なんとも滑稽な姿です♪私たち人間が不思議に思う事でも、理由がなければ犬もしません。
ではなぜ犬は自分のしっぽを追いかけるのでしょうか?
犬が自分のしっぽを追いかける理由①:ストレス
犬と私たち人間が一緒に生活するには、お互いが我慢しなければいけないことがたくさんあります。犬のことを大事に考えてあげなければいけないので、私たちが大変なこともたくさんありますが、わんちゃんは私たち以上に我慢しなければいけないことが出てきます。
目の前に楽しそうなものを見つけ、「あっ!あれ何~遊びたい~」と口にくわえたら飼い主さんから「ダメ!」の一声。飼い主さんはおいしいものを食べているのに、「〇〇ちゃんは食べられないからなしよ」と言われ自分は何も食べられない。
「誰かお客さんが来た~!一緒に遊んでくれるかな♪」と期待するも、自分はサークルに入れられ、飼い主さんとお客さんが楽しそうにしているのをただただ見ているだけ。
犬との生活では当たり前のことが、わんちゃんからすると自分の気持ちを却下されるのでストレスがたまります。そんな時、始まります!!自分のしっぽをクルクル!凄い勢いで、「私怒ってるんだからー!」とでも言ってるかのように、犬が自分のしっぽを追いかけまわします!
またシャンプーやドライヤー、耳掃除などが苦手なわんちゃんは、その間ずっと我慢していないといけないのでストレスが溜まります。怖いし、苦痛だしストレスいっぱい!終わった途端、しっぽめがけてクルクル~が始まります。
わんちゃんの為にと思ってしている、しつけやお手入れですが、わんちゃんにとってはストレスが溜まるようです。そんな時、犬が自分のしっぽを追いかけ、ストレスを発散しているようです。
犬が自分のしっぽを追いかける理由②:「私を見て~~~!!」
飼い主さんに注目してほしくて、愛犬が自分のしっぽを追いかけます。
気が狂ったたかのような凄いスピードで、自分のしっぽを右回り、左回りと追いかけまわす愛犬の姿をみて、飼い主さんが「何~♪面白い~♪」と自分の方を見て笑ったり、あまりに愛犬がしっぽを追いかけまわすものだから飼い主さんが「何してるの?ダメよ。」と自分に意識を向けたことをわんちゃんは、ちゃんと覚えているのです。
飼い主さんに遊んでほしいとき、自分だけ仲間外れにされてるように感じるとき、犬は自分のしっぽを追いかけて「こっちを見て~!私凄いでしょ~♪」と必死に飼い主さんの気をひこうとしているのです。
犬が自分のしっぽを追いかける理由③:退屈だから・・・
サークルにいるときや、リードでつながれているとき、わんちゃんは退屈で退屈で仕方がないときがあります。そんな時は犬は自分のしっぽを追いかけて遊んでいます。特に子犬の場合は、しっぽを「自分のしっぽ」と理解していないことがあり、チラッと視界に入ったしっぽを「なんだあれ~!」と興味深々で追いかけまわすのです。可愛らしいですね♪
犬が自分のしっぽを追いかける理由④:不快感
あまりにも頻繁にそのような行動が見られたら、しっぽのあたりに不快な感じがあるのかもしれません。しっぽ全体、しっぽの付け根、お尻、背中、性器、肛門などチェックしてあげましょう。
痒いからかきたい!痛みがあるから舐めたい!でも足も口も届かなくて、いつの間にかグルグル・・・なんてことも十分考えられます。
犬が自分のしっぽを追いかける理由⑤:常同障害
人間でいう強迫性障害です。犬が自分のしっぽをずっと追い続ける、足を舐め続けるなど、同じことをずっとやり続けます。常同障害は継続的な痛み、怪我の経験からの癖、ストレス、遺伝、脳の異常でなると言われています。
犬がしっぽを追いかけるときの対象方法
犬が自分のしっぽを追いかけ始めたら、まずは今はわんちゃんにとって、どういう状況かを考えるべきです。遊びたそうにしていたのに相手にしていなかったのか、何かを我慢させた後なのか、それともいつものクルクルとはちょっと違う感じなのか・・・。考えてみましょう。
ストレスの場合は我慢したら後で褒めてもらえる!と覚えてもらうために、苦手なことを頑張った後はたくさん褒めてあげましょう♪それを続けていくうちに、苦手だったことも苦手じゃなくなっていきます。飼い主さんに褒められるために、わんちゃんは頑張るのです♪いっぱい褒めて、ストレスを感じるものを減らしていきましょう♪
相手にしてほしくてしている場合、「そんなに相手にしてほしいの~♪」とかまってあげるのは逆効果です。クルクル回り、こっちを見てピタッと止まる♪とっても可愛らしいですが、相手にしていてはわんちゃんが飼い主さんの気を引きたいとき、常に愛犬がしっぽを追いかけるようになってしまします。この場合は無視を続けましょう。意味がないことに気が付けば、わんちゃんはその行動をしなくなるものです。
何だかいつもと違う場合は、まずわんちゃんの体をチェックしてあげてください。何もなくても、頻繁に愛犬がしっぽを追いかけてるようならお医者さんに見てもらいましょう。きっと原因がわかるはずです。
まとめ
犬は人間のように言葉を話せません。けれど行動や表情で気持ちを伝えることはできます。人間から見たら不思議な行動にも、ちゃんと意味があるのです。
あなたの愛犬が自分のしっぽを追いかけて、何を伝えようとしているのでしょうか?わんちゃんがメッセージを伝えてきたら、今度はあなたが受け取る番です♪
じっくりわんちゃんを見て、あなたへのメッセージ受け取ってあげてくださいね♪
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ユーザーのコメント
20代 女性 小夏
でも遊び感覚で追いかけていたりもします。おもちゃを他の犬に取られて遊ぶオモチャがなくなって自分の尻尾を追いかけるなどなど…
なんにせよ尻尾を追いかけるのには理由があるので愛犬の気持ちを悟ってあげたいですね!
40代 女性 RIRIKA
幸い今のところ我が家のわんちゃんは、そういう行為を頻繁にはしていません。稀にする時は、記事の理由の一つにあげられていた「しっぽの付け根の周辺に、何かの違和感を感じた時」ではないかなとーと思いした。念の為病院に連れて行きたいと思います。。。
30代 女性 TIKI
ただ叱るのではなく、その後にもう少し触れ合ってあげたり、楽しいと思える事も取り入れてあげたいと思いました。
30代 女性 38moto
愛犬が入院して狭いゲージに入れられた時も、しっぽを見ながらぐるぐる回っていることがありました。これもストレスだったんですね。元気だから大丈夫だと判断してしまいました。
しっぽを追いかける行動を止めた方がいいのか、楽しそうなら止めない方がいいのか、犬の行動は不思議なことも多く、どれが正しいのか判断するのはとても難しいです。
個人的には子犬の頃の行動で楽しそうならそのまま放置しても問題ないと思っています。成犬になってからの行動の方が、病気など潜んでいる可能性が高いと思いますので、軽く考えずに原因を探ってあげる必要がありそうです。
女性 ぐるぐる
40代 女性 かえで
遊びのときによくしていましたが、そのときにはいつも、私たち家族がキャーキャー言って可愛い!と喜んで見ていました。すると、喜んでほしいときはしっぽを追いかけるようになりました。
家族が喧嘩したときも必ず、真ん中に割り込んできて、くるくる回っていました。
おじいさんになって、おもちゃで遊ばなくなっても、しっぽを追いかける仕草だけは見せてくれました。
まだまだ、元気だと私たちを安心させてくれました!
獣医さんにも相談しましたが、うちのわんちゃんの場合は、問題行動ではありませんでした。病気の場合もあるらしく、場合によっては治療しなければならないようですが、
今飼っているわんちゃんはまだ、そのそぶりをみせません。しっぽを追いかける姿は一見、可愛いものですが、きをつけなければならない場合もあるのですね。
20代 女性 ゆず