デンタルケアが逆効果?愛犬の歯の破折に注意!

【獣医師監修】デンタルケアが逆効果?愛犬の歯の破折に注意!

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毎日欠かせないデンタルケア。そのせいで愛犬の歯が破折していたなんて!デンタルケアって色々ありますが・・・。果たして歯の破折を伴うデンタルケアとはいったいどんなものなのでしょうか?

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

硬いデンタルケア商品で愛犬の歯が破折する!

愛犬の歯

あなたの愛犬は毎日歯磨きをしていますか?
大半の方が毎日、歯ブラシや、クリーナーを使い、かかさず歯磨きをしているのではないでしょうか。

ガジガジする愛犬

犬の歯も人間と同じように歯垢が付きます。
そしてその歯垢がたまると歯石になります。
人間と違うのはそのスピード。

人間の歯垢が歯石になるのは20日ほどかかると言われていますが、犬の場合は3~5日で歯石へと変化してしまうのです。

そのため、1日たりとも犬のデンタルケア怠れないのです!!

歯石になってしまえばもう大変!そのうち歯周病になってしまいますし、除去するとなると犬の場合は全身麻酔をして、お医者さんに取ってもらうしかないのです。

我が家も、絶対に歯垢は付けないぞ!と意気込んで歯磨きをしていました。
絶対に歯垢は付けないぞ!と頑張ってたのに、いつのまにか歯垢は付き、歯石化したものも…!

「毎日やっても、なんで…」と落ち込んでいたときに、鹿の角を教えていただきました。
早速鹿の角を手に入れて、愛犬に与えてみると、歯垢がどんどん落ちてピッカピカに!
本当に真っ白になりました。

でも、やっぱり頑固な歯の凹んだ部分の歯石は取れず…。
悩んでいたときに、たまたま牛のアキレスを購入しました。
デンタルケア目的ではなかったのですが、それのおかげで歯の谷間にあった頑固な歯石がいつの間にか取れていてビックリ!

今では鹿の角と、牛アキレスはデンタルケアには欠かせません!

と思っていたところに驚きのニュースが!…。
デンタルケアを謳った固い商品で、犬の歯が破折することがあるということが、浮き彫りになってきたようです。

破折とは、歯が外からの力で折れたり、割れたりすることを指します。破折すると、歯の内部にある「歯髄(しずい) 」と呼ばれる部分が露出してしまい、この部分には血管のだけでなく神経も含まれているので、刺激がダイレクトに伝わることに。
破折によって歯髄が露出してしまえば、愛犬にとってはつらい状態となるでしょう。

「キーン!」と痛みが走るあの痛さ……想像できますよね?
また露出しているので、口腔内細菌にも直接さらされてしまいます。
そのせいで、その他の歯の病気にもなりやすくなってしまうんです。

破折を起こした時の主な症状と、破折を起こしやすい犬種について

破折を起こした時の初期症状

犬は人間のように「歯が痛い」と訴えることができません。
なので痛みの兆候を見過ごされてしまうことが多々あるようです。

言葉で伝えることはできませんが、愛犬はなんらかのサインを出しています。
飼い主さんが見逃さないようにしましょう。

破折が起きた際の初期症状
  • 歯磨きを嫌がるようになった
  • 片方の歯でしか、ものを噛まなくなった
  • 口を触られるのを嫌がるようになった
  • 目の下が腫れてきた(外歯瘻の可能性)

破折しやすい歯

上顎第4前臼歯

犬は物をかじるときに、上顎第4前臼歯をもっともよく使います。
そのため破折する割合は上顎第4前臼歯が66.2%と圧倒的に多いようです。

上の歯の1番初めの奥歯と言えばわかるでしょうか?
確かにこの歯をよく使うのか、愛犬の頑固な歯石もこの上顎第4前臼歯の谷間にありました。

破折をおこしやすい犬種

これまでの傾向から、破折をおこしやすい犬種もわかってきたようです。

  • ボーダーコリー
  • ウェルシュコーギー
  • ボストンテリア
  • ラブラドールレトリバー
  • ジャックラッセルテリア
  • ジャーマンシェパード
  • 柴犬
  • イタリアングレーハウンド

と言う順番になっていますが、中でもボーダーコリーは32.8%と割合が高く、フライングディスクとの関連が示唆されているようです。
飛んでいるものを落とさないように、しっかりキャッチ!その繰り返しで破折しやすいようです。

デンタルケア商品以外でも、ゲージやおもちゃ、また私たち人間が使うもので、固くて犬が噛みたくなるようなものはたくさんあります。

我が家の愛犬も、昔よくゲージをガジガジしたり、引っ張ったりしていました。
そういったものも注意しないといけませんね。

破折しやすい年齢

子犬はもちろん、シニア犬を愛犬に持つ飼い主さんは、あまり固いものを噛まないように気を付けているかと思います。
子犬はまだ乳歯ですし、シニア犬は歯がもろくなっている可能性があります。

けれど、破折で来院した犬の年齢は3か月~14歳2か月と幅はあるものの、平均年齢は5歳7ヶ月と比較的若い犬に多かったようです。
若い子は元気があり、なんでも噛みたがりますもんね。

若いから歯が強い!なんて思わずに、気を付けなければなりません。

まとめ

鹿の角ガジガジ

我が家でも愛用している固いデンタルケア商品。
確かに歯はピカピカになりますが、注意も必要だということがわかりました。

けれど歯垢は気になるもの…。

夢中になりだすと、いつまでもガジガジガジガジ…!!
いつの間にか凄い勢いで噛んでいることがあるので、勢いよく噛みだしたら取り上げるなどして、うまく利用していきたいと思います。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    硬いおやつは歯垢除去と歯石予防に効果があるので積極的に取り入れています。牛の蹄はお気に入りのおやつで、デンタルケアにグリニーズも食べさせています。以前は豚足を食べさせていましたが、シニアになり歯がかけると嫌なのでやめました。
    硬いおやつはデンタルケアに役立つので、ほどほどの硬さの物をあげると良いですね。
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