犬が頭を振る理由とは?頻繁に行うのは病気の可能性も

犬が頭を振る理由とは?頻繁に行うのは病気の可能性も

愛犬が頭を振るという行動は、愛犬と日々過ごしていれば様々なシュチュエーションで目にすることはありますよね。相手に意思を伝えようとするカーミングシグナルの場合もあれば、もしかすると外耳炎などの病気の可能性もあります。今日は、そんな愛犬が頭を振る理由についてお話します。

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犬が頭を振る理由とは?

カメラを見るダックスフント

私は愛犬のミニチュアダックスフントを一カ月半の時から家族としてむかえて日々を過ごしておりますが、来たばかりのころは、あまり「頭を振る」ということはありませんでしたが、成長とともに、頭を振ることが出てくるようになりました。

しつけを初めて犬が頭を振るようになった

犬がしつけを始めるようになってからは、怒られた時に気持ちをリフレッシュさせるため、頭や身体も一緒に振っていました。
しつけ教室に通うようになった初めの頃は、緊張をほぐすために頭を振ることも増えましたが、だんだんしつけ教室も慣れてベテラン風をふかせるようになると、緊張をほぐすための頭を振る行動はなくなりました。

犬が緊張をほぐすための頭の振りはなくなりましたが、今度はしつけ教室でもらえるご褒美を我慢するため、興奮を抑える頭振りをするようになりました。
最初の頃は我慢できずにご褒美を食べてしまいましたが、だんだんと「オスワリ」「マテ」「フセ」などができるようになると、頭を振りながらも興奮をおさえて、しっかりとお利口になっていきました。

私もしつけ教室に通いながら、こういう時に頭を振る、気持ちを落ち着かせている、ということを学び、愛犬の気持ちを理解できるようになりました。

しつけ教室で教わった例え

しつけ教室で教わったわかりやすい例えですが、人間も落ち着かない時に、ペンまわしをしてみたり、貧乏ゆすりをしてしまったり、頭をかいたりするのと、犬が頭を振るのは同じだそうです。
たしかに、私も気がつけば仕事中にやっているなと、すごくわかりやすい例えでした!

犬の頭を振る行動が多くなったら病気の可能性も

耳の写真2

犬が頭を振るのは、先述したようなカーミングシグナルの場合が多いですが、遊んでいたり、ふいに頭を振ったりすることが少し多くなってきたなあ~と、思うことはないでしょうか?
そのような場合には、外耳炎が一番に疑われます。

我が愛犬はミニチュアダックスフントのため、タレ耳。
ですから、外耳炎になりやすい犬種でもあるので、まめに耳の中の掃除はしていましたが、それでも頭を振ったり、かくことが増えて、もしや?と思いました。

カーミングシグナル以外での犬が頭を振る行動

しつけ教室ではカーミングシグナルと一緒に、外耳炎の可能性についても教えてくださいましたので、頭を振ることが多くなった気がした時には、まずは耳の中が清潔か、アカなどが付着していないかを確認し、そのあと耳の中の臭いをかぎました。

ウチの場合は、右耳が左に比べて臭いました。
臭うと、外耳炎の可能性を疑った方が良いと言われたので、一応その日は耳の中を綺麗にして、数日様子を見ましたが、相変わらず頭を振り、耳の中の臭いも消えなかったため、動物病院へ行き診察してもらいました。

診察の結果は、外耳炎ではありませんでしたが、細菌がいる可能性が高いと診断され、点耳薬を10日ほど一日一回続けら、症状が改善し、頭を振ることも、耳の中の臭いもなくなりました。

動物病院で言われたのが、頭を振り、臭いがすることで、すぐに来てくれて良かったということです。
もう少しそのままにしていたら外耳炎になっていた可能性があったと言われました。
ですから、愛犬がカーミングシグナルではない場合に頭を振ることが増えた場合には、外耳炎の可能性を疑ってみてください。

また、この時先生に言われましたが、タレ耳の犬=外耳炎かも!?と思われる場合が多いですし、確かに外耳炎が多いが、実は他の病気の可能性もあるので、今後も頭を振ることが多いように感じたら、早めの受診をおすすめしますと言われました。

他の病気というのは、大きな病気でいえば、「脳腫瘍」や「脳炎」、軽いものであれば、お散歩中などに、耳の中に草の実などが入ってしまって振り落とそうとしたりしている場合があり、これもそのままにしておくと、アレルギーや炎症の原因となるために、早期受診が望ましいそうです。

耳の写真1

まとめ

このように、愛犬が「頭を振る」という理由は様々あります。
カーミングシグナルの場合であれば、普段から愛犬の様子を見ていれば、わかるはずです。
ですが、そうではなく、緊張や興奮などを抑える時ではない時に頭を振るようになり、その回数が増えたように感じたら、それは外耳炎の可能性を疑うべきだと思います。

外耳炎のチェック項目
  • 頭をよく振るようになった
  • 耳のあたりをかくようになった
  • 床に頭をこすりつけるようなしぐさを見た
  • 耳の中が臭う
  • 耳の中にアカがある(こびりついて取れない場合もあるそう)

以上のような様子が見られるようであれば、早めに動物病院を受診されたほうがいいかと思います。

また、外耳炎だと思いがちですが、そうではない病気の可能性や、単なる耳に小さな異物が入って、それが不快で頭を振っている場合もあります。
ゆえに、頭を振る回数があきらかに増えていると感じた場合は、すぐに動物病院にかかるのが早期発見、早期回復につながります。

愛犬のサインを見逃さずに、早めに異変に気づき不快な状況から愛犬を解放してあげたいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 MAKI

    我が家の愛犬も散歩中に頭を急に振る事がありました。その後足で耳をかくようなしぐさもしたので、帰宅後に耳を調べたら結構汚れていたので耳掃除をして治まりました。
    早めに気づいて対処したので大事に至らなかったのですが、記事にあるように外耳炎になるとやっかいですので、犬のサインを見逃さずに<カーミングサイン>以外のことかもしれない・・・とちょっと疑って見てあげて下さい。
  • 投稿者

    30代 女性 ちびまま

    チビは、外耳炎になり薬を付けた後は、良く頭を振っていました。薬の違和感かと思い、あまり気にしていませんでした。しかし、病気以外にも精神面からの頭を振る事もあると知り、今後頭を振る時は、精神面も考えて観察をしたと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 mika

    カーミングシグナルの可能性が十分にある事から、本当に何かしらの病気であって、そのサインたどしても見逃しがちになりそうですね。また、その病気も軽いものから、大事に至るようなものまで幅が広いのも十分注意する必要があります。
  • 投稿者

    20代 女性 みかこ

    私の愛犬は家に迎えた時から、頻繁に頭を振っていました。耳も掻いていたし、愛犬の耳から変な臭いがしたので、すぐに病院に連れて行きました。そしたら、生まれつき耳ダニがいたみたいで外耳炎になってました。

    生まれて3ヶ月、家来てからも数週間が経っていたので、治療にも時間がかかりました。早く気付いてあげれなくて愛犬に申し訳ない事をしたと思っています。それからは、耳掃除を定期的にして、愛犬に異変があったら直ぐに病院に連れて行くようにしています。
  • 投稿者

    20代 女性 しずえ

    わんちゃんが頭を振る理由はいくつかありますが、リフレッシュの意味もあるというのは初めて知りました。我が家のわんちゃんは機嫌が悪いときによくやります(笑)
    ただ、以前ミニチュアダックスフンドがやたら頭を振ることをしたので病院に連れて行ったら外耳炎だったことがあり、わたしもわんちゃんが頭を振ることを安易に考えていてはダメだということは身を持って体験したのでそれ以降わんちゃんの頭を振る様子をよく観察するようになりました。
  • 投稿者

    女性 匿名

    時々頭を振っています。
    耳そうじをしたら耳垢がたまっていたのですが、愛犬は嫌がらずに綺麗にさせてくれました。
    カーミナルシグナルの1つなのですね。注意深く見てみます。
  • 投稿者

    40代 女性 マコまま

    我が家の愛犬は 11歳のビーグルの女の子です。まめに頭と体をブルブルっとふるわせていましたが、散歩の時間を長くしたら、最近はそういえばふるわせないなと気がつきました。良かったです。
  • 投稿者

    女性 ぴよりん

    私も犬を飼っているのですが、頭を振るのにそんなに意味があるとは思ってなかったので「そうだったのか!」と初めて知りました。
    うちの犬は大変おとなしいキャバリアなのですが、おもちゃを咥えて時々ブンブン振り回します。そのときは遊んで欲しいのだね・・・と思ってそのおもちゃで目一杯遊んであげるのですが、本当は遊んで欲しい欲求がとても強くなっていたのですね・・・

    それ以外はストレスが全くないのか全然頭は振りません。犬痴呆症かと思ってしまうぐらいずーっと側で眠っているキャバリアです。

    それにしても全く知らなかった事柄なので勉強になりました。これからはもう少し愛犬と遊べる時間を作っていこうと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    頭をぶるぶる振ったり、耳元を掻いたり、顔を傾げたり…それが2~3日続いたので病院へ。
    外耳炎など何か耳の病気かと思い受診しましたが、結果は脳炎でした。
    薬を飲んで頑張って闘病しましたが、発症から7ヶ月…先日旅立ってしまいました。
    4歳の誕生日目前の早すぎる旅立ちでした。
    まだ若く、それまで病気も怪我も無く、健康そのものだったのに…こんな結果になるなんて、思ってもいませんでした。
    些細な行動の裏に、こういった大病が隠れている事があります。
    そのサインを見逃さないであげて下さい。
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