愛犬の健康にも効果的?上手なごまの取り入れ方

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愛犬の健康にも効果的?上手なごまの取り入れ方

ごまは栄養豊富な食材として有名で、人間のサプリメントの素材としても使われていたりします。犬にとっても効果的な食材なので、上手に犬ごはんにも取り入れてみませんか?

監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

ごまは犬の健康にいいの?

ごまに含まれる栄養

黒ごま

ごまは古くから世界中で栽培されてきた歴史があり、また日本でも古くから食用としても使われていました。

ごまの成分は50%が油分で20%がたんぱく質、そして残りの30%がビタミンやミネラル・食物繊維で出来ています。
非常にバランスが良く色々な栄養素が含まれているのが特徴で、その栄養価は植物の中では最も高いレベルにあります。あの小さな一粒の中にぎゅっと栄養成分が凝縮されているんですよね。

そんな栄養豊富なごまの中で、近年ひときわその健康効果が注目されているのが、ゴマリグナンに含まれるセサミンという抗酸化物質です。
これらの抗酸化物質は、ごまの中に約0.5%~1%ほど含まれているようです。

ゴマリグナン(セサミン)の効果

主にアジアの研究によって判明したことなのですが、セサミンには強力な抗酸化作用が認められるそうです。
身体を酸化させてしまう活性酸素と戦ってくれる抗酸化力というものは、年を取るに従ってだんだんと低下してしまいます。
セサミンは、その活性酸素と戦ってくれる抗酸化力に優れていることから、アンチエイジング効果が期待出来るのです。
また、活性酸素が増加することも原因の一つと言われているガンを予防する効果もあります。

他にも、コレステロール低下・肝機能の改善・脂肪酸の代謝促進・血圧低下などの優れた効果を持つ成分なので、犬に与えても同じような効果が期待出来ます。
人間用にセサミンを抽出したサプリメントは良く見かけると思いますが、何と犬・猫用のセサミンのサプリメントというのも販売されているんですよ。

白ごまと黒ごまのセサミンの違い

白ごまと黒ごまではどちらがセサミンの量が多いのか知っていますか?
実は白ごまの方が油脂成分が多い分だけ、セサミンの量も多いと考えられているようです。
しかし、黒ごまの皮に含まれるアントシアニンにもまた抗酸化作用があるので、どちらを与えても効果はありそうです。

上手にごまを取る方法

吸収しやすいようにしてあげる

ごまを擦る

さて、そんな優秀な抗酸化力を含んだごまを犬に与える時に考えたいのは、出来るだけ効率よく摂取しやすい状態にしてあげる事ですよね。

犬はそもそも植物の消化能力が人間よりも低いですから、色々と工夫してあげなくてはいけません。
ごまを犬に与える時には、すりごまにしてあげるのが最善のようです。
また、ごまは酸化しやすいという特徴があるので、擦ってから時間の経ったものを与えるのではなく、与える直前に擦ってあげるのがベストです。少し面倒かもしれませんが、犬の健康を考えるのならばそうした方が良いみたいですよ。

ごまの与え方ですが、そんなに大量に摂るものではないので、いつものご飯にすりごまを振りかける位で丁度良いのではないでしょうか。

油分が多いので、太めの犬にはNG?

ごまはその50%が油分で出来ています。
ですので、太めのワンちゃんやコレステロールの高いワンちゃんには上げない方が良いかもしれませんね。
もし、あげるとしても少しにしておいた方が無難でしょう。
逆に、活動的なワンちゃんや痩せているワンちゃんなどの栄養補助としては丁度良いのではないかと思います。
油分が豊富なので毛艶も良くなることも期待出来ます。

ごまを使ったレシピ

手作りクッキー

犬用のおやつを自作してみた事はありますか?
市販のおやつは食いつきは良いけれど、何だかんだと色々なものが添加されていて、私はあまりあげたくないと思ってしまいます。

そんな時は、自作をすれば悪い物を入れずにヘルシーなおやつを作る事が出来ます。

私がおすすめなのは、犬用のクッキーです。人間用よりもずっと簡単に作れますし、砂糖を入れないでさつまいもやかぼちゃを入れたりするとほんのり甘くてヘルシーです。
その生地にごまをMIXしてみると、より一層の健康効果がプラスされるのでおすすめです。
クッキーに入れる場合には、黒ごまを擦って入れてあげると香ばしくてワンちゃんも喜びます。

まとめ

ごまは、栄養豊富なので虚弱なワンちゃんの栄養補助的に使う事もできますし、セサミンの抗酸化作用を期待して与えたりと色々な使い方が出来る優れた食品なんですね。
また、毛艶を良くしたり、血圧を低下させてくれたり、肝機能を良くしてくれたりと身体に良い効果がたくさんあります。
その中でも特に嬉しい効果が、ガン予防効果かもしれません。

近年では長生きをするワンちゃんが増えてくると同時に、ガンになってしまうワンちゃんも増えていると聞きます。

寿命と言われるほど長生きをしたワンちゃんならば、もしかしたらしょうがないと思えるかもしれませんが、若い内になってしまう事は出来るだけ避けたいですよね。
抗酸化作用など、ガン予防効果のある食べ物を適度に与えることで、可能性を低く出来るのなら積極的に取り入れてあげたいですね。

ドッグフードはバランスの良い食事と言われてはいますが、それだけでは不足してしまうものもあるかもしれません。
ごまなどの健康効果のあるものや、旬の食べ物や野菜など、適度に加えてあげるのも、長生きする為には良い方法かもしれません。

▼犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧

平松育子先生

記事の監修
  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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  • 40代 女性 mappy

    人間にもわんちゃんの身体にも良いごまは、少しずつでも毎日続けて取りたいですよね。我が家は朝ドッグフードを食べさせているので、そこにすりごまをふりかけたり、夜の手作り食を作る時に入れたりしています。この記事に書かれてあるように、ごまはそのままでは消化が難しく、また酸化しやすいので、卓上のごますり器を使ってその都度擂るようにしています。容器の上部をくるくる回すだけですりごまが出てくるので、あるととても便利だと思います。
  • 30代 女性 いおり

    ゴマは栄養満点だけど、わんちゃんにあげることは考えていませんでした!
    でも、この記事を読んで改めてゴマの栄養などが詳しくわかり勉強になったので、これから積極的にゴマを取り入れようと思いました。今度すりつぶしてあげてみたいと思います。
  • 40代 女性 TIKI

    ゴマの成分であるセサミンは、以前から人の身体にとても良いということは知っていましたが、犬にも抗酸化作用があって良い食材ということを初めて知りました。ただ、摂り方に工夫して、記事にあるようなクッキーなどにすると良さそうだと思いました。
  • 10代 女性 みかこ

    ごまそのままでは吸収力がほとんどないので、我が家ではすりごまにしてご飯にプラスして摂取しています。消化を助けたり、腸内環境を良くするごまはワンちゃんにも必須アイテムです。賢く摂っていつまでも健康でいてほしいですね。
  • 20代 女性 koz

    ごまは人間にとっても犬にとっても身体に良い、積極的に取り入れたい食品ですよね。

    愛犬に手作りごはんを用意できない時でも、ペットフードにごまを擦ってあげるだけで栄養価はUPし、芳ばしい香りが愛犬の食欲をそそるようなので、積極的に取り入れています。

    記事の中で、白ごまと黒ごまには違う効果があると書かれていましたが、今までは白ごまばかりを使っていました。今日から早速黒ごまも取り入れていきたいと思います。ごまを入れたおやつ作りにも挑戦してみたいです!
  • 30代 女性 fanta

    炒ったごまの香ばしい匂いは犬が喜びます。フードにパラッとトッピングしてあげると喜びます。ごまの健康成分は人間にももちろんなので、人間のごはんにもトッピングしまくっています。
    また、うちの犬は市販のおやつで涙やけが酷くなったことがあるので、出来るだけおやつも手作りしているのですが、すりごまときな粉、アーモンドプードルを豆乳と卵で練って焼いたボーロが大好きです。すりごまも、きな粉もアーモンドプードルも、焼くことで香りが増して、人間が食べてもとてもおいしいですよ。ちなみに、すりごま・きなこ・アーモンドプードルはあらかじめミックスされたものが健康食品売り場などで売っています。これを使うのでとても簡単で楽チンです。お客さんが来たときにお利口にしていたときや、お留守番を頑張ったときにごほうびであげています。
  • 女性 ハル

    セサミンの効果は抗酸化作用以外にも毛艶も良くしてくれるのですね。人間と同様に、愛犬もストレスがたまると活性酸素が蓄積されていきます。この活性酸素はガンにつながったり、体調不良の原因になってしまいます。セサミンには活性酸素を除去する効果があるので、愛犬の健康維持のために我が家でも愛犬のフードにゴマをふりかけてあげています。小型犬であれば、1度にゴマを与える量もさほど多くはないと思いますので、指でゴマをひとひねりしてからフードに振りかければ、擦らなくても細かく潰すことができるので簡単です。

    愛犬のおやつにゴマクッキーを焼いてあげると、とても喜んで食べてくれます。レシピはとても簡単で、薄力粉50gくらい、オリーブオイル小さじ2~3(私はすりゴマの量と生地のかたさで加減しています)、すりごま少々を混ぜて生地を作ります。生地がポロポロとしてしまう場合は冷蔵庫で冷やすとまとまりやすくなりますよ。180度のオーブンで15分~焼きます。ゴマ以外にも、人参などのすりおろした野菜を入れても作れます。

  • 30代 女性 38moto

    ごまは犬の結石に効果があるものとして与えていたことがあります。つぶつぶの外側は消化がしづらいものなので、すりごまを与えた方がいいです。香りもすりごまの方が高いので興味もわくようです。量はひとつまみほどを朝夕のご飯にふりかけていました。
    白ごまを結石予防のために与えていましたが、黒ごまでも効果があるようです。
    毛づや改善や、皮膚の状態を良くしフケを減らしていくことができます。鼻や肉球の乾燥にも効果があります。一緒にオリーブオイルを与えるもいいそうです。乾燥は外側からのケアも大事ですが、内側から改善していくことで愛犬の負担も軽くなると思います。

    ごまはたくさんの量を与えなくても効果が表れやすいので、普段から取り入れやすい食材ですね。日頃から常備しておいてもいいのではないでしょうか。
  • 女性 セサミン

    ゴマは人間の健康にも犬の健康にも良いのですね!小さいのに大きな役割を果たしてくれる食べ物だと思いました。白ゴマの方が油脂成分が多い分だけ、セサミンの量も多いとは知りませんでした!でも、黒ゴマのアントシアニンにもまた抗酸化作用があるようなので、どちらをあげても変わらず良さそうですね。友人の一人が犬の手作りフードの達人がいるのですが、彼女は毎回白ゴマと黒ゴマをすりつぶして粉上にして、それをまた食べ物に混ぜてあげているようです。毛並みもツヤツヤになるよ!と教えてくれてから、我が家でも実践しています。確かに、半年前から比べると皮膚が丈夫になったような気がします。記事の中のゴマ入り手作りクッキーも良いアイディアですね。今度ぜひ作ってみたいと思いました。
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