犬は牡蠣を食べても大丈夫!
調べてみた所、どうやら牡蠣は犬が食べても大丈夫な食材のカテゴリーの中に入っているようです。よく、犬には貝類はあげてはいけないという話を耳にしますが、私も気になりました。そこで牡蠣の場合にはどうなのかを調べてみたところ、しっかりと加熱をするならば食べていいという事のようです。
牡蠣はとっても高価な食材なので、犬に頻繁にあげるという訳にはいかないでしょうが、たまにあげる食材としてはとても優秀な栄養価を持っています。
牡蠣に含まれる栄養素と犬への健康効果
亜鉛
亜鉛という成分は、犬の皮膚や被毛を健康的に保つために重要な役割を果たしてくれています。
犬の身体に亜鉛が足りなくなると、皮膚の角化がスムーズに行われなくなってしまうので、皮膚や足の肉球、またお鼻の部分がカサカサしたり滑らかさが失われてしまったりするようです。
ビタミンB1・B2・B12などのビタミン類
ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康を保つ効果があり、ビタミンB12は血液内でヘモグロビンをつくる役割があり、貧血予防や神経組織を正常に保つ働きをしてくれます。犬の健康維持に必要なビタミン類が牡蠣には豊富に含まれています。
タウリン
タウリンには貧血や視力の低下、動脈硬化の予防などの効果があります。犬の体内で作り出せる栄養素なので、不足するということはあまりないかと思いますが、体質や体調によっては不足してしまうこともあるので、そういった場合は積極的にタウリンを摂取する必要がありますよ。
たんぱく質
たんぱく質は犬の体を作るのに、とても重要な栄養素の一つです。筋肉や血液を作るのに必要とされ、健康で丈夫な体を作るときには豊富なたんぱく質が必要になります。特に成長期の子犬や、運動量が多い犬はエネルギー源としても多くのたんぱく質を必要とします。
鉄や銅などのミネラル成分
牡蠣の中には鉄や銅などのミネラル成分も豊富に含まれています。鉄分は血液内のヘモグロビンに含まれ、酸素を運んだり、エネルギーを作ったりします。銅は、鉄分がヘモグロビンを作るのを助ける役目があります。健康な血液を作るのに必要な成分なので、摂取することで貧血予防に役立ちます。
犬に牡蠣を与える時の量の目安
このように豊富な栄養素を持っている牡蠣ですが、犬に食べさせる時にはどれくらいの量を与えていいのでしょうか。牡蠣は基本的に、1日の摂取カロリーの10%未満の量を目安に与えるようにしましょう。どの食べ物にも言えることですが、いくら犬の体にいいからと言って、食べさせすぎるのは危険です。肥満になってしまったり、牡蠣だけでお腹がいっぱいになってしまうと、ドッグフードなどが食べられなくなって栄養が偏ってしまいます。基本的な栄養素はドッグフードに十分含まれているので、牡蠣はあくまでトッピング程度にとどめ、手づくり食の場合も他の食材とうまく組み合わせて食べさせるようにしましょう。
犬に牡蠣を食べさせる時の与え方
牡蠣には様々な調理方法があり、生で食べても滑らかでとてもおいしいですよね。ですが、犬に牡蠣を食べさせるときは生のままではなく、必ず加熱調理をしてから与えるようにしてください。
生の牡蠣にはチアミナーゼという、ビタミンB1を分解する酵素が含まれています。このチアミナーゼを多く摂取すると、ビタミンB1が不足して欠乏症になってしまう恐れがあります。
ビタミンB1欠乏症になると、よだれを垂らしたり食欲が低下してきます。そしてけいれん発作が起き、運動機能に障害が起こってしまいます。チアミナーゼは加熱すれば効果がなくなるので、犬に牡蠣を食べさせるときは生のままではなく、加熱調理をするようにしてくださいね。
犬に牡蠣を与える時の注意点
注意点1:加熱調理する
先ほども説明しましたが、チアミナーゼによるビタミンB1欠乏症を防ぐためにも、牡蠣は必ず加熱調理してから与えるようにしてください。煮る、蒸す、焼くなど様々な調理方法がありますよ。
注意点2:細かく切って与える
牡蠣の内臓には貝毒が含まれている可能性があります。犬の体は魚介類を消化するのが苦手なため、丸ごと与えてしまうと中毒症状が起きてしまう可能性があります。消化吸収しやすいように牡蠣は細かく切ったりペーストにして与えてください。
注意点3:与えすぎに注意
犬の体質によっては牡蠣を食べることで、アレルギー症状が出てしまうことがあります。初めて与えるときは、少量ずつ食べさせて様子を見るようにしましょう。下痢や嘔吐などのアレルギー症状が出るようであれば、無理して牡蠣を与える必要はありませんよ。
注意点4:加工食品は与えない
カキフライやオイスターソースなど、人間用に作られた加工食品は犬に食べさせないようにしてください。油の取りすぎになってコレステロール値があがると、血液がドロドロになってしまうことがあります。オイスターソースは砂糖や醤油が含まれているので、塩分や糖分の過剰摂取になります。
牡蠣を使った犬用手作りごはんのレシピ
牡蠣のチャウダー
この牡蠣のチャウダー、スープなので水分補給にもなるんですよ。おすすめですね。特に、小麦粉を使わずにジャガイモでとろみを出しているところが素晴らしいです。愛犬の健康を考えるなら、こんな工夫を取り入れたレシピはいかがでしょうか?わんちゃんもきっと喜ぶはずですよ♪
牡蠣のお好み焼き
愛犬向けのこのレシピ、栄養バランスと食材の選び方についての情報がとても役立ちましたよ。肉や魚、卵と野菜の比率の考え方、健康を気にするわんちゃんにおすすめです。たまにはこんなメニューで、愛犬と一緒に楽しい食事タイムを過ごしてみたいです♪
鱈と牡蠣のターメリック風味
このレシピ、体重や年齢に合わせたエネルギーの必要量の調整が強調されていて、個別のニーズに応じた食事作りができるんです。活発なわんちゃんにぴったりの内容でした。愛犬の健康を考えるなら、ぜひ試してみたい一品ですね。
タラと牡蠣の和風ブイヤベース
動物性タンパク質と野菜類の比率についての考え方が強調されており、愛犬の健康を考慮した食事作りに参考になりますよ。特に、食材の選び方や調理方法、新しい食事を試してみたいわんちゃんにおすすめです。こんな素敵なレシピで、わんちゃんと一緒に楽しい食卓を囲んでみませんか?
犬連れで行ける牡蠣が食べられるお店
キンカウーカ グリル&オイスターバー 横浜ベイクォーター店
横浜ベイクォーター5階にあるおしゃれなオイスターバーです。犬連れはテラスのみ同伴可能で、ベイブリッジやみなとみらいの夜景を楽しみながら牡蠣を食べることができますよ。犬用のメニューはありません。
店舗情報
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10横浜ベイクォーター5F |
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電話番号 | 050-7582-9617 |
営業時間 | 月~金ランチ 11:00~16:00(L.O.15:00) ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00) 土・日・祝11:00~23:00(L.O.22:00) |
定休日 | 無休 |
HP | unice.jp |
目黒オイスターバー(MEGURO OYSTER BAR)
カキ・肉好きが集まるオイスターバーです。日本を含む世界各国から厳選した真牡蠣や旬の岩牡蠣など常時10種以上の牡蠣が食べられます。犬連れはテラスのみ同伴可能で、トイレのしつけ済、予防接種済、無駄吠えしないことと発情中は不可という条件があります。
店舗情報
住所 | 東京都目黒区下目黒1-1-2 七幸ビルB1F |
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電話番号 | 03-6421-7541 |
営業時間 | 17:00~23:30 |
定休日 | 日曜日 |
HP | unice.jp |
パグと牡蠣の写真が似ているとSNSで話題に!
ふと気づいてしまったわ…
— まいのこ?️暮らしの漫画家 (@CreamyMainoko) 2015年12月16日
パグと剥き牡蠣は似ていることに pic.twitter.com/7KsUeGXkkW
パグと牡蠣。いわれてみれば確かに似ていますよね!クリーム色の体と黒い耳や鼻周りが牡蠣にそっくりです。わんこと牡蠣、似すぎてて笑っちゃいますね。
まとめ
普段バランスの取れたドッグフードを食べていても、換毛期や皮膚の調子が悪いときなどには、亜鉛のたっぷり含まれた牡蠣をサプリメント的に与えるのは効果的です。
出来れば人工的なサプリメントよりも、自然な食物から栄養素を摂ってもらいたいという人は多いかもしれませんし、そんな時には牡蠣は役に立つ食材と言えそうです。
私は牡蠣を与えてみたことはありませんが、うちの愛犬はマグロなどの魚介類をとても美味しそうに食べます。犬も意外と魚介類が好きなのかもしれませんね。
今度の換毛期には、私も愛犬にすこ~し牡蠣をあげてみようかなと思いました♪ただ、今まで与えたことのない食材を与える時には、その後の体調チェックは十分してあげてくださいね。
ユーザーのコメント
女性 ゆべし
牡蠣に含まれるビタミンB1分解酵素を摂りすぎると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。発症すると嘔吐、食欲不振、元気がなくなりふらつくようになるなどの症状が見られます。このビタミンB1分解酵素は加熱すると効果がなくなるため、牡蠣を与えるなら必ず加熱する必要があります。
牡蠣に含まれる栄養素の中に、犬が自らの体内で生成できるタウリンなどがありますが、これらはどうしても牡蠣から摂取しなくてはならないという成分ではありません。ですが、タウリンは食欲の回復に役立つことからプラスの面も多く持ち合わせています。高齢になったわんちゃんには少量から与えると効果も期待できそうですね。
牡蠣を与える際には合う食材も一緒に調理すると相乗効果でさらにプラスになります。牡蠣と合うのは鶏肉、納豆、豆腐、にんじんなど。肝機能の向上や動脈硬化予防、皮膚の改善に有効的です。
牡蠣は貝毒などの心配もあることから、あえて与えなくてもいい食材ですが、調理方法によってはとても効果のある食材にもなります。愛犬が好むようなら少しの量から与えてみるのもいいのではないかと思います。
女性 ふうた
40代 男性 さっちゃんさん