『ビビりな犬』の共通点3選

『ビビりな犬』の共通点3選

色々なことを怖がる『ビビりな犬』は少なくありません。ここでは、怖がりな犬たちに見られる共通点を紹介していきたいと思います。

お気に入り登録

共通点①社会化不足

怖がって隠れている犬

犬が怖がりになる原因として最も強く影響を与えるのが、社会化不足です。社会化とは、簡単に言うとあらゆるものに慣れているということ。犬が生きていく中で出会うであろうものに、慣れ親しんでおくことでむやみに怖がることがなくなるのです。

犬の場合、生後3~4か月頃を『社会化期』と呼び、社会化をするのに最も適した時期だと考えられています。その時期の子犬は好奇心が旺盛でありながら、恐怖心を持ちにくいので、未知のものに対しても積極的に近づいたり関心を持ったりします。

そこで多くの人や犬と触れ合ったり、掃除機や雷など大きな音を聞いたり、さまざまなものを見たりして経験値を積んでいくのです。社会化期にたくさんの経験をして社会化がしっかりと行われていると、自信を持って行動できる犬に育っていきます。

ただし、社会化期以外にも社会化を行うことは十分に可能です。成犬で社会化を行う場合、子犬期に比べてやや時間はかかりますが少しずつ経験を積んで自信をつけることができます。

ビビりの気質を持っている犬や、子犬期に十分な社会化がされていない成犬を飼い始めたときなどは、じっくりと時間をかけて社会化を行ってあげるといいでしょう。

共通点②飼い主が過保護

抱っこされているテリアのパピー

怖がりな犬の共通点として、飼い主さんからとてもかわいがられているということが挙げられます。もちろん、かわいがられることはとても幸せなことですが、甘やかしや過保護になってしまうと問題が起きてきます。

特に、ビビりなタイプの犬に対して甘やかしたり、過保護な態度で接してしまうとその気質を助長してしまいます。何かに対して怖がっているときに抱っこしてその場から立ち去ってしまったり、過剰になでてなぐさめたりする接し方はNGです。

そうすることで、犬は怖がっている行動をほめられている、認められていると勘違いしてしまうのです。そのため、少しでも嫌なことや怖いことがあると、怖がる態度を頻繁に見せるようになったり、これまで以上にさまざまなものを怖がるようになってしまいます。

愛犬が怖がっている様子を見せるときは、それを見守りながら飼い主さんはあくまで冷静にその状況をやり過ごすようにしてください。そして、苦手にしているものに対する社会化や、怖いと思ったときに取るべき行動(おすわりやアイコンタクトなど)を教えたりして適切なしつけを行うようにしましょう。

共通点③怖がりの気質を持っている

人の足にくっついているパピー

ビビりな犬の共通点としては、やはり元々怖がりの気質を持っているということが考えられます。犬の性格や気質は、犬種が持つ遺伝的要素なども強いと言われてます。特に、警戒心が強いタイプの犬種は怖がりになりやすいでしょう。

しかし、気質的にビビりになりやすいと考えられる犬の場合でも「それなら仕方ない、どうしようもない」と諦めてしまわないでください。犬の性格を形成するのは、気質と育ちの両方が大切な要素となります。

そのため、気質的に怖がりになりやすいタイプの場合は、社会化を念入りに行ったり、過保護にならないように気をつけたりして、犬が自信を持って行動できるように育ててあげましょう。

まとめ

体をすくめるチワワ

犬の性格や気質はさまざまで、ビビり=怖がりであることも個性のひとつです。ビビりという性格ももちろん悪いものではなく、その分警戒心が強く慎重な行動を取れるというメリットもあります。

しかし、過度な怖がりだと犬自身がお出かけや生活を楽しめない場合があります。初めての場所や人、新しく出会うものに対して怖いと感じてしまうと、冷静でいられずストレスを感じることもあります。

そのストレスから、問題行動や自傷行為などを起こすこともあるので十分注意しましょう。安心して生活したりお出かけを楽しんだりできるように、社会化やしつけをして自信をつけてあげてくださいね。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    社会化を詳しく説明すると厳密に言えば生後4週から12週です。ですが動物愛護法で生後56日以降の子犬は出荷できないので既に社会化を迎えています。まだ出荷できない時期は親元で社会化させます。これを第一社会化期と言われ犬界の社会を学びます。その後出荷されてからが第二社会化期、人社会を学ぶ時期となります。この第二社会化期は躾もしやすい時期なのでこの時にも色々しつけたりトレーニングを始めるのも言いかも知れません。ですが時期的に社会化が終わってしまってます。そうなると警戒心が芽生えてしまう警戒期が表れ未知なるものに警戒してしまい社会化が難しくなるでしょう。もし難しすぎる場合はプロに相談しましょう。もしまだ社会化が終わってないならワクチン接種前でも抱いて外に連れてみましょう。そとに出すだけでも十分社会化出来ます。
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。