老犬に絶対してはいけないNG行為
今まで元気だった愛犬も、7~8歳を過ぎると少しずつ老いを感じるようになってきます。これは、老犬になったサインです。そんな老犬たちは、若々しかった頃に比べ、身体的にも精神的にも弱く、繊細になっています。そのため、今まで以上に配慮が必要です。
今回はそんな老犬に飼い主が絶対にしてはいけない『NG行為』をご紹介していきます。愛犬をさまざまなところで傷つけたり、負担をかけたりしないためにも、きちんと理解しておきましょう。
1.失敗を責める
老犬になった愛犬が、トイレを失敗してしまったり、今までできていた簡単な芸ができなかったりした際、「どうしてできないの?」などと叱責してはいませんか。これはNGです。
人間も同じですが、歳をとり老いていくにつれ、今まで当たり前のようにできていたことができなくなる瞬間が訪れます。その瞬間が訪れると「老いたな」とガッカリしてしまう人も多いでしょう。
犬も同じように、今までできていたことができなかったことに対し、愕然とすることが多いでしょう。その時、飼い主に「どうしてできないの」「何やっているの」と叱られてしまうことで、より自信を失ってしまいます。
失敗した愛犬を責めるのではなく、老犬になった愛犬に対して必要なことは、優しくフォローしてあげることです。「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、撫でるなど慰めてあげてください。
2.無理に段差を上らせる
今までは元気よく段差を上っていた愛犬が、ある日突然、段差を自力で上ることを躊躇するような仕草を見せていませんか。にもかかわらず、「頑張って!」と無理矢理段差を上らせる行為はNGです。
愛犬自身が躊躇しているということは、上る際になんらかの違和感を自身の体に感じているサインです。「なんだか足に前より力が入らないな」「上れる気がしない」と感じているのでしょう。それは老いたからです。
ここで無理に上らせてしまうと、踏み外して怪我をしてしまったり、着地に失敗してしまったりします。成功したとしても、足腰を痛める原因になります。
歳をとることで足腰が弱るのは人間も同じです。犬も例外ではありません。愛犬の老いを受け止め、躊躇している様子であれば、飼い主が抱っこし、階段を上ってあげましょう。
3.無理に食べさせる
シニア期に入った愛犬にとっても食事は重要です。それを知っているからこそ、飼い主としては「しっかりごはんを食べて」と思ってしまいますよね。
しかし、老いた愛犬に無理矢理ごはんを食べさせる行為は、愛犬の胃に負担をかけるため、NGです。消化不良が起こり、嘔吐下痢になってしまう可能性もあります。
老いたことで、胃に入る食事量が減少してしまうのは仕方がありません。愛犬が食べられる量だけ食べさせたり、あるいは1回の食事量を減らし、食事回数を増やすなど、愛犬が無理なく摂取できる量のごはんを与えてあげましょう。
もちろん、「おやつは食べます!」というようなわがままは、今まで通り厳しく指導してあげてください。
老いた愛犬にとって過ごしやすい環境を整えることも大切
歳をとることで、今までできていたことができなくなったり、食事量が減ってしまったり、中には散歩に行きたがらなくなる日が出てくる犬もいます。しかし、無理は禁物です。愛犬自身が違和感を感じている可能性があるからです。
それに加え、愛犬にとって過ごしやすく安全な環境を整えてあげることも重要です。例えば、フローリングは滑りやすいため、滑り止めのコーティングを施したり、マッドを敷いてあげたり、転倒防止の工夫をしてあげましょう。
ごはんを食べる際も、体に負担がかかる姿勢は食欲減退や、体を傷める恐れがあります。できるだけごはん皿の一を高くするなど、愛犬が食べやすいように工夫してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。7~8歳を過ぎると、一気に体力が低下したり、動きが遅くなったりと、愛犬の老いを感じるようになります。そんな愛犬にできるだけ長く元気でいてもらうためにも、より飼い主の配慮が大切になってきます。ぜひ愛犬にとって過ごしやすく安全な環境や行動を心掛けてください。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
貴方のほんの小さな気配りひとつで一年も二年にも延びることもあるんです。老いたからで片付けず老いたからこそ気を配りましょう。気配り出来れば長生きします。せっかく家族になれたなら長く生きてほしいですよね。俺自身も一年老いる度更に気使いを高めてます。長く生きて欲しいから
50代以上 女性 山本あ
29日11時半まで私のベットで何時ものように寝てたのに、夜中に急にしんどそうにして、向こうのお父さんの部屋に行き、3時半から苦しそうにして、5時過ぎに亡くなりました。
余りにも突然なので辛いです。