ここに注目!犬の気持ちを読み取るには?
しぐさ
一見して分かりやすいのは「しっぽの振り方」と「耳の動き」です。しっぽの場合は「高さ・振るスピード」、耳の場合は「向き」に着目します。気持ちの表れは表情とよく連動しているので、しぐさと表情はセットで観察してみてください。
表情
「喜び」「悲しみ」「怒り」といった犬の気持ちは、口元の動きや瞳の大きさから読み取ることができます。楽しいときは瞳がキラキラして口元もニッコリ。怒られてしょんぼりしているときは、うつむいて切なげな表情を見せます。
鼻の乾き具合
健康な犬の鼻は、しっとりと湿っています。シニア犬になると、体の衰えとともに鼻が乾燥しやすくなります。それ以外の理由としては、運動後や眠いとき、体調の悪いときは乾いていることがあります。
犬が嫌がる行動とは?
無理やり仰向けにされる
おなかを上にして仰向けになる体勢は、犬がリラックスしているときに取るポーズです。しかし、あくまでも自分から仰向けになるのが好きなだけであって、人間が意図的に犬を仰向けにさせるのは、犬の意思を無視した行動になってしまいます。
睡眠中に起こされる
熟睡しているにも関わらず、意味もなく起こされたら、人間でも嫌な気持ちになると思います。これは犬も同じです。寝ているのにちょっかいをかけられたり、起こされたりすると、睡眠を邪魔されて犬は不快な気持ちになります。
周りで大声を出される
犬は聴覚が非常に優れているため、大きな音や声が苦手です。よく「犬は子どもが苦手」と言われるのは、前ぶれもなく突然騒ぎ出したり、大きな声を発したりする子どもがいるからです。
犬が人に咬みつく心理とは?
1. 機嫌が悪い
寝起きやストレスを感じているときは、犬も機嫌が悪くなります。「ヴーッ」と唸っているところに手を差し出してしまうと、咬みつかれる危険性大です。少し時間を空けてあげると、落ち着くことが多いです。
2. 抵抗している
犬は、自分のテリトリーに侵入されたり口にくわえたものを取られたりすることを嫌います。下記のような行動を取ろうとして、咬まれてしまった経験はありませんか?
- 食事中にお皿を下げようとする
- おもちゃやおやつ、口にくわえたものを取り上げる
いずれも自分のものを守ろうとする抵抗のアピールです。普段は問題ありませんが、もし拾い食いなどしたときに同じように咬まれてしまうと、誤飲を阻止できなくなるので気を付けましょう。
3. 怖がっている
苦手な人・ものから逃れようとする、神経質で臆病な性格の犬は、恐怖心から咬みついてくることがあります。このケースにおいて犬を刺激すると、血が出るくらい咬まれる危険性があるので、むやみに怒ることは控えるのが賢明です。
4. 体調が悪い
体調が悪く、そっとしておいてほしいときは、攻撃的になり咬みついてくることがあります。あまりにもぐったりしているようでしたら、病気の疑いがあるため、動物病院を受診しましょう。
5. 怪我をしている
ずっと体の同じところを舐めていたり、急に「キャンッ」と鳴いたりする場合には、どこか怪我をしている可能性があります。犬を触ろうとすると咬みつくようであれば、痛みのある部位に触れられるのを嫌がっている兆候です。
まとめ
いかがでしたか?犬が咬みついてくるのには、必ず理由があるはずです。怒りたくなる気持ちをグッと堪えて、まずは原因を探し当てることから始めてみてください。ちなみに、子犬の場合は歯の生え変わり時期に歯ぐきがムズムズするため、一時的に咬むことがあるので、知識として覚えておくと良いと思います。