犬が撫でられている時の心理①気持ちいい♪
犬が撫でられている時に最も感じるのが「気持ちいい」ということでしょう。私たち人間がマッサージをされて気持ちいいと感じるように、犬も体をなでられることで気持ちいい、心地いいと感じるのです。
特にマッサージ効果として気持ちいいと感じるのは、首の後ろや背骨の両脇、お尻付近だと言われています。犬は飼い主を見上げることが多いため、実は首や肩、背中に負担がかかり凝ってしまっていることがあるのです。
尻尾をぶんぶんと振って感情表現をする犬は尻尾の付け根や腰骨あたりを撫でてマッサージすると気持ちいいと感じるようです。また、よく吠えるタイプの犬は頬にある丸い筋肉を円を描くようにしてなでてあげると凝りがほぐれます。
犬がその部分を撫でられて気持ちいいと感じている場合は、その場を動かず身を任せたり、撫でている手に体を押し付けるようにしてきたりして「もっと撫でて~」と伝えてくることがあります。その気持ちに応えながら、ボディケアやコミュニケーションの一貫としてぜひ日常的に撫でてあげてくださいね。
犬が撫でられている時の心理②うれしい!遊んで!
犬を撫でた時に尻尾を大きく振って体をくねらせながら喜んだり、撫でた途端に楽しそうに飛びついてくるときは当然のことながらうれしいと感じていると思います。ただし、体を撫でられて気持ちいい、心地いいと単純に感じているのとは少し違い、かまってもらえたこと自体に喜んでいるのだと思います。
飼い主さんに撫でられたことで「今かまってくれる時間なんだ!遊んでもらえるんだ!」と思い、撫でられることだけでなく遊びを含んだコミュニケーションを取りたいと考えるのです。
撫でている時に喜んで走り回ったり、飛びついたりと大きなアクションが見られる時は「遊ぼう」という気持ちで誘っているのかもしれませんね。
犬が撫でられている時の心理③迷惑…、やめて欲しい
撫でられることを喜ぶ犬は多いですが、いつ誰に撫でられてもうれしいというわけではないので注意しましょう。特にあまり知らない人や気を許していない相手に撫でられると「何をされるかわからない」といった緊張や不安を感じる犬も多く、特にお腹など体のやわらかいところを触らせないようにする犬もいます。
また、ぐっすり眠っている時に急に撫でられたり、夢中になって遊んでいる時に抱き上げられて撫でられても犬は喜ばないことが多いでしょう。眠っている時に突然触れられると敏感な犬は驚いて目を覚ましてしまいますし、遊びから引き離されることに不満を感じることもあると思います。
撫でられる相手やタイミングによっては「やめて欲しい」と迷惑に感じることがあり、その場合は体の向きを変えたり立ち上がって移動したりと落ち着かない様子を見せることがあります。あまり喜んでいない様子が見られたら、追いかけ回した無理に撫でたりせず犬の方から「撫でて」と寄ってきてくれるのを待つといいでしょう。
まとめ
一般的に犬は撫でられることが好きだと思われています。確かに撫でられて喜ぶ犬はたくさんいますが、心を許していない相手や他のことに集中している時などに撫でられることについては嫌がる犬もいるということも覚えておいてあげてください。
犬が撫でられて喜んでいる時はその場に心地よさそうに留まったり、「もっと撫でて」と体を押しつけてきたりするので、犬の反応からその心理を読み取ってあげましょう。