犬はさつまいもを食べても大丈夫!与えるときの注意点、調理法も解説

犬はさつまいもを食べても大丈夫!与えるときの注意点、調理法も解説

秋の味覚といえば「さつまいも」です。愛犬と一緒に楽しみたいですよね。今回は、犬にさつまいもを与えても大丈夫なのか、与えるときの注意点や調理方法も解説します。ぜひ参考にしてみてください。

犬にさつまいもを食べさせても大丈夫!

さつまいもの匂いをかぐ犬

さつまいもは、与え方と与える量に気を配れば、犬が食べても大丈夫な食材です。犬が食べることにより、さつまいもに含まれている食物繊維の効果で腸内環境が整えられます。

ビタミン類も豊富なさつまいもは、「ビタミンC」と「ビタミンE」で抗酸化作用や免疫力を高める効果を発揮し、「ビタミンB1」で犬の脳や筋肉の働きを正常にします。「カリウム」もさつまいもに多く含まれている成分で、体内の水分を一定に保つという効果があります。

このように、さつまいもには体に良い成分が豊富に含まれていて、犬にとって栄養価が高い野菜といえるでしょう。

1日に与えても良い量

犬にさつまいもを与える量は、1日に必要なカロリー量の10~15%以内にしてください。実際どれくらいの量を与えればよいのかというと、小型犬4kgには輪切りのさつまいも1枚ほどが適量です。

さつまいもは栄養価が高い野菜なので、犬の健康のためにたくさん与えたい気持ちになってしまいます。しかし、さつまいものカロリーは意外と高いことをご存知でしょうか。

さつまいものカロリーは、100gあたり約140kcalとなります。これは、通常のさつまいもを加熱した場合で、さつまいものカロリーは種類や調理方法で変わり、糖度が高くなるほどカロリーも高くなっていきます。

4kg前後の小型犬だと、1日の必要カロリーは約300kcalのため、通常のさつまいもでも食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまうことがわかるでしょう。

犬の1日に必要な総カロリーは、体格や体重によって違うので、与えるさつまいもの量は犬によって変わることは知っておいてください。

さつまいもはカロリーも高いので、ご褒美やおやつとして与える程度にしておきましょう。

さつまいもを食べていいのは何歳から?

さつまいもは、何歳から与えても大丈夫という決まりはありません。しかし、成犬となる生後10カ月~1歳になるまでは与えないほうが良いでしょう。子犬は成犬よりも消化器官が未発達だからです。

子犬にさつまいもを与えると、消化不良から下痢や嘔吐を引き起こす恐れがあります。体が成長して、消化器官も発達しきった生後10カ月~1歳になってからさつまいもを与える方が安心です。

犬にさつまいもを与える時の注意点

注意点

栄養価が高いさつまいもは、メリットが多いように思えますが、与えるときに注意することはあるのでしょうか?ここでは、さつまいもを与えるときの注意点を解説していきます。

与えすぎはNG

さつまいもの食べ過ぎは良くありません。与えすぎは消化不良を引き起こし、軟便や吐くといった症状が出ることもあります。

さらに、さつまいもは高カロリーなので太る原因になります。さつまいもを与えるときは、愛犬の1日の必要カロリーを把握して、そこから悪影響が出ない程度の量を与えるように調節しましょう。

アレルギーを引き起こす可能性も

もともとアレルギー体質の犬やさつまいもを食べたことがない犬は、アレルギーを起こすことも少なくありません。アレルギーは、タンパク質に反応して起こるため、さつまいもに含まれているタンパク質がアレルゲンとなる可能性があるのです。

アレルギー症状には、痒み・下痢・嘔吐などが挙げられます。さつまいもを食べたことにより、このような症状が出た場合には、すぐに動物病院へ行ってください。

初めてさつまいもを与えるときやアレルギー体質の犬には、ごく少量を与えて異変がないか様子を見ましょう。

素揚げはNG

さつまいもの素揚げは、食感も楽しめるためおやつとして最適と考えられがちです。しかし、油分が膵炎を引き起こす可能性があります。さつまいもの素揚げを犬に与えることはやめましょう。

持病がある場合は獣医師に相談を

下記の病気を抱えている犬は、獣医師に相談をしてから与えるようにしてください。

  • 糖尿病
  • 尿路結石
  • 心臓病
  • 慢性腎不全
  • 胆泥症

さつまいもは、糖質が高い野菜なので糖尿病の犬に与えるときは注意が必要です。

さらに、シュウ酸も含まれているため、尿路結石症の原因となるシュウ酸カルシウム結晶ができやすい食材です。尿路結石がある犬や過去に尿路結石になったことがある犬には要注意な野菜といえるでしょう。

前述したように、さつまいもにはカリウムが多く含まれています。そのため、心臓病や慢性腎不全を抱えた犬には悪影響となります。

健康な犬の場合、カリウムがナトリウムと共に腎臓から排出されるのですが、腎臓機能が低下している犬の場合だと、カリウムは腎臓に溜まり、犬に不整脈や心臓疾患の兆候が出てきます。病気を悪化させる恐れがあるのです。

そして胆泥症を抱えている犬は、タンパク質の制限が必要なので、さつまいものたんぱく質が病気に悪影響を及ぼす可能性があります。

病気を抱えている犬にとっては、さつまいもに含まれている成分が病気の悪化につながることもあるので注意しましょう。

犬に与えるさつまいもの調理法

焼き芋の画像

犬にさつまいもを与えるときは、消化不良を避けるために加熱処理をして皮を取り除きましょう。さつまいもには、さまざまな調理法があるのでご紹介します。

茹でる

茹で方は、さつまいもを輪切りか半分にして、竹串がスッと通るくらい柔らかくなるまで鍋で茹でます。低温でゆっくり火を通すことで甘みがでます。

熱いまま与えるとやけどをしてしまうので、しっかり冷ましてから与えましょう。

蒸す

さつまいもを輪切りにして、蒸し器で蒸します。電子レンジを使用する蒸し方もあります。

電子レンジを使うときは、フォークでさつまいもに数カ所の穴を開け、新聞紙やキッチンペーパーに包んでから加熱をします。加熱が終わったら5分ほど蒸して完成です。

電子レンジで蒸す方法は簡単ですが、短時間・高温で加熱すると甘みが引き出されません。甘いさつまいもが好きな犬には、低温で時間をかけて加熱する調理方法で、さつまいもの甘さを引き出すと良いでしょう。

焼き芋

焼き芋は、調理方法の違いでホクホクした食感になるか、ねっとりした食感になるか変わります。好みの食感となる調理方法を選んでください。

オーブンや電子レンジを使って調理をするとホクホク感が増し、魚焼きグリル、炊飯器で作ると、ねっとり感のある焼き芋になります。

焼き芋は、さつまいもの水分が飛ぶので、その分糖度が高くなります。甘みが増すので犬が好む調理方法です。しかし、カロリーが高いと太りやすくなるので食べ過ぎには注意が必要となります。

干し芋

干し芋は、1度火を通したさつまいもを、さらにオーブンレンジで焼いて水分を飛ばし、調理します。焼く時間や冷ます時間を考えると少し手間が必要な調理方法です。

干し芋は、食感が良く甘みが強いため犬も喜ぶのですが、水分がないので少量でカロリーオーバーになります。少ししか与えていないのに太ってしまう可能性があるので気を付けましょう。

まとめ

オヤツを食べている犬

今回は、秋に楽しめるさつまいもについて解説していきました。さつまいもは、食物繊維、ビタミン類、カリウムが豊富に含まれていて、犬にも与えられる野菜です。

体に良い食材なので、犬には積極的に食べてもらいたい気持ちはありますが、さつまいもはカロリーが高い食べ物になります。太ってしまわないように、与えすぎには注意しましょう。

他にも注意したいことは、アレルギーや持病がある犬に与えるときです。まずは少量を与えて様子を見たり、獣医師に相談したりする必要があります。

さつまいもは調理の仕方で、犬も人も一緒に楽しめる点が良いところですよね。与える量や調理方法には注意して、愛犬と一緒に秋の味覚を楽しみましょう。

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