犬はドライヤーをどう思ってる?
自宅でシャンプーしてあげることができると、とっても楽ですよね。トリミングサロンへ連れて行く手間もありませんし、意外と高額なシャンプー費用だって浮きます。トリミングをしてもらった後は家でぐったり…なんてこともあるワンちゃんのストレスを軽減してあげることもできますね。
しかし、シャンプーは得意だけど、ドライヤーが怖くて仕方ない、というワンちゃんが多いようです。ドライヤーが怖くて暴れてしまう愛犬のカラダを無理やり抑えつける必要があるのであれば、ドライヤーに慣れることができません。
暑くなる季節には、ドライヤーの熱に加えて、抵抗する力によって体温も上がり、ドライヤー中に熱中症になってしまうワンちゃんもいるほどです。なぜ、犬はそんなにもドライヤーを怖がるのでしょうか。理由が分かれば、慣れるための方法も考えることができます。ぜひ、ご参考ください。
ドライヤーを怖がる理由1.「大きな音が怖い」
ドライヤーの音って、私たち人間にとっても、なかなかの騒音ですよね。優れた聴覚を持つ犬ですから、私たちが感じるよりも、もっと不快な騒音であり、耳元で大声をあげられているようなものです。
ドライヤーの音に慣れるためには…
ドライヤーの温風は、強と弱で風の強さを変えることができますね。比べてみると、強の方が音も大きくなりますし、弱にすると静かになります。
強では怖がるけれど、弱では大人しくできる、というワンちゃんもいます。一度、試してみてはいかがでしょうか。飼い主さんや家族がお風呂あがりに髪の毛を乾かすとき、愛犬のいる部屋でドライヤーを使う、という方法もあります。飼い主さんや家族がドライヤーを使う姿を見て、その音にも慣れていくことができます。
ドライヤーを怖がる理由2.「温かい風が怖い」
冷風には慣れているけれど、温風が怖くてドライヤーを怖がる、というワンちゃんもいます。夏場であれば、ドライヤーの冷風のみを使って、少し時間はかかるものの、十分に乾かすことができます。
しかし、冬場に冷風のみでは乾きませんよね。暖房であたたかくした室内で乾かそうとしても、冷風のみでは、被毛の根本や皮膚まで乾かしきれないことがあります。背中やお尻周りは平気だけれど、温風が耳や顔に直接当たることを怖がるワンちゃんもいるようです。
ドライヤーの温かい風に慣れるためには…
愛犬とドライヤーの距離は適切でしょうか。愛犬からドライヤーを30cm~40cmほど離し、乾かすようにすると良いです。距離が近くなればなるほど、確かに乾くまでにかかる時間は早くなります。
しかし、その分、とっても熱いです。火傷を負ってしまう可能性もありますし、熱い思いをしたことが、ドライヤーを怖がる理由になってしまっているかもしれません。温風と冷風を使い分けながら、熱くないように、火傷を負ってしまわないように、十分に注意して乾かすようにしましょう。
ドライヤーを怖がる理由3.「叱られるから」
ドライヤーを怖がり、暴れてしまう愛犬のカラダを抑えつけたり、「ジッとしてなさい!」と、叱ってしまったことがあるのではないでしょうか。そうすると、シャンプーの度に、次に起こる怖いことを想像しながら、不安な気持ちでいっぱいになっているはずです。ドライヤーだけでも怖い思いをしているのに、信頼する飼い主さんにまで叱られてしまっては、不安と恐怖とストレスを与えるばかりです。
犬は何も悪いことをしていません
ドライヤーを怖がる愛犬を叱ってしまうことは、飼い主さんの間違いです。犬は何も悪いことをしていないのですから。イライラしてしまう気持ちはとてもよくわかりますが、それではいつまで経ってもドライヤーに慣れることができません。ご褒美のおやつを与えながらでも構いません。ほんの少しの間でもジッとしていることができたら、大袈裟に褒めてあげてください。
まとめ
犬がドライヤーを怖がるようになってしまうのは、
- 大きな音が怖い
- 温かい風が怖い
- 叱られるから
この3つが主な理由でしょう。人間用のドライヤーを使われる飼い主さんがほとんどですが、ワンちゃんの気持ちを考えて作られた犬用のドライヤーもあります。検討されてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名