犬はメロンを食べても大丈夫?与える時の注意点やアレルギーについて

【獣医師監修】犬はメロンを食べても大丈夫?与える時の注意点やアレルギーについて

概要

  • 犬はメロンを食べても大丈夫
  • メロンは犬にとって必要な栄養素はない
  • 高カロリーなので糖尿病や肥満のリスクがある

甘い香りに誘われてか、メロンを切っていたら飼い犬が興味を持って寄ってきたということはありませんか? 欲しがるのでついつい犬にメロンをあげてしまうなんてことも。犬にメロンを食べさせても大丈夫なのでしょうか? 犬にメロンを与える際の量や注意点などをまとめました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬はメロンを食べても大丈夫?

テーブルの上のカットされた赤肉メロン

犬にメロンを食べさせても大丈夫かというと、問題はありません。メロンの成分には、犬に有害なものは含まれていないからです。メロンは甘くておいしいだけでなく、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

人間の体に良いものですが、犬の健康効果も期待できるものです。香りに誘われて、犬の方からメロンに寄ってくるかも知れません。愛犬とおいしいものを分け合いたら楽しいですね。ただし、メロンはカロリーが高く、糖分や水分が多いです。体の小さな犬が人間と同じ量を食べれば過剰摂取になります。

動物性たんぱく質を必要とする犬は、本来果物を食べる必要はありません。また、普段のドッグフードで必要な栄養素は摂取できています。犬にメロンを与える際は、小さくカットして食べさせ、おやつやご褒美として少しだけにしましょう。

犬にメロンを食べさせる事で期待できる健康効果

椅子に乗りテーブルに顎を乗せる犬

水分補給

犬がメロンを食べることで、水分不足を補えます。メロンは約87パーセントが水分です。犬は基本的には必要量の水分を自分で摂取していますが、中にはあまり水を飲まない子もいます。暑い時季などは脱水が心配になりますが、メロンを与えることで足りない水分を補うことができます。

疲労回復

メロンの果糖やブドウ糖は吸収が早く、犬の疲労回復や夏バテ解消にも効果があります。

抗酸化作用

メロンにはビタミンAやCが多く含まれています。ビタミンには抗酸化作用があり、免疫力を高めます。犬は本来、ビタミンを体内で生成することができますので、必ず摂取しなければならないものではありませんが、高齢犬や病気などで生成できる量が少ない場合もあります。その場合は、メロンを少量与えることでビタミンを補うことができます。

塩分の排出

メロンに含まれるカリウムは、摂り過ぎると腎臓に負担がかかりますが、適量なら利尿作用があり、余分な塩分の排出を助けたり、血圧の上昇を抑える作用が期待できます。

消化を助ける

メロンにはククミシンという酵素が含まれています。これは肉や魚などのたんぱく質を分解しますので、消化を助ける働きがあります。このククミシンの影響で口の中に刺激を感じることがありますので、犬が嫌がる時はメロンを与えないで下さい。

便秘の予防

メロンに含まれている水溶性の食物繊維ペクチンが、腸内の悪玉菌を排出して、腸内環境を整えます。便秘の予防にも効果的です。野菜の食物繊維に比べてメロンの食物繊維は犬の胃腸に負担になりにくいので、便秘気味な犬には少し与えてみるといいかも知れませんね。ただし、食べたがらない場合は無理に与えないで下さい。

犬にメロンを与えるときの量の目安

人の手から何かを食べさせてもらう柴犬

犬は、食べるものを噛まずに丸呑みしてしまうことがあります。犬にメロンを与える際は、できるだけ細かく切ってあげましょう。与える量は一切れか二切れ程度にします。目安は小型犬で人間の一口程度です。メロンの皮やわた、種は消化に悪いので必ず取り除いて下さい。

犬にメロンを与える時の注意点

カットしていないメロン2つ

下痢になりやすい

メロンには水分が多く含まれています。食べ過ぎると下痢をしてしまいます。

肥満になりやすい

高カロリーで糖分が多いので、太りやすいです。与える量や頻度に気をつけましょう。

高カリウム血症のリスクがある

メロンにはカリウムが多く含まれています。腎臓が悪い犬に与えると、カリウムをうまく排出できず、高カリウム血症になることがあります。

アレルギーのリスク

メロンのアレルギーは稀ですが、一度に大量に食べるとアレルギーが出ることがあります。飼い犬に初めてメロンを食べさせる際は、ごく少量を食べさせてみて異変がないか確認して下さい。

メロンを与えた後で、体を痒がる、発疹が出る、目の充血、嘔吐といった症状が見られた場合は、メロンにアレルギーがある可能性があります。

メロンを食べていつもと様子が違うと感じたら、動物病院に連れていきましょう。また、スイカやかぼちゃ、きゅうりなどのウリ科のアレルギーがあるワンちゃんにはメロンは絶対に食べさせないで下さい。

汚れに注意

水分や糖分が多いメロンは、犬の体につくとベタベタしてなかなか取れません。特に長毛種の犬は要注意です。口の周りが汚れやすいので、食べた後はよく拭いてあげて下さいね。

まとめ

スプーンですくっている水分がしたたる青肉メロン

甘い香りのメロン。水分も多く、暑い時に冷やして食べると本当においしいです。メロンには体に良い成分もいっぱい。それは、犬も同じことです。犬に有害な成分は含まれていませんので、疲労回復や便秘予防など犬の健康効果も期待できます。

ただし、犬は本来果物を食べる動物ではありません。普段食べているドッグフードだけでで栄養が足りていることがほとんどですので、メロンを与えるならたまにおやつやご褒美として少しだけにして下さいね。食べ過ぎると下痢をしたり、高カリウム血症のリスクもあります。甘いので肥満にも注意です。

また、ウリ科のアレルギーのある犬には絶対に与えないで下さい。愛犬が欲しがると、ついついあげたくなる人間の食べもの。メロンは犬に与えても大丈夫な果物のひとつです。与える量に気をつける必要はありますが、愛犬と一緒にメロンを食べるなんて、ちょっと贅沢で素敵な時間を過ごせそうですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 TIKI

    メロンに限らずに、室内犬は飼い主がフルーツを食べていると欲しがることが多いですよね。
    でも、記事にあるように犬には果糖は特に必要ではなく、高カロリーで肥満につながるので与えない方がいいですね。あげないから愛情がないのではなく、愛犬の健康を気遣ってこそ本当の愛情なのではないでしょうか。
  • 投稿者

    男性 ぽきお

    メロンには血圧の上昇を抑え老廃物をカラダの外に出すカリウムと、免疫機能をあげるビタミンCAも豊富と聞きました。
    水分も多い!とカラダに良い食べ物!のイメージですが、わんちゃんに食べさせるのは個人的意見としては止めた方がいいと思います。メロンは高カロリーで、私は食べると喉がイガイガするアレルギーがあります。わんちゃんにも目が赤くなるアレルギーが出る子もいるそうです。水分が多いと便も水っぽくなります。
    美味しい物を一度食べるとわんちゃんって覚えてないですか?我が家はりんごを細かく切ってあげています。お腹にもいいと聞きました。果物のあげ過ぎはお腹の調子も崩れるので注意です。
  • 投稿者

    20代 女性 ちな

    うちの子も果物や生野菜をあげると喜びますが、それがうちの子からの愛情表現だったなんて驚きでした。やはり犬はお肉などたんぱく質の方が喜ぶし、必須栄養素なのは理解していました。
    果物の糖質だけでも犬にとっては毒、というか体に良くないというのは本の知識でしたが知っていました。しかし必要ない栄養素であげすぎには注意しなくてはいけなくても、うちの子が嬉しそうに笑っている。そう感じてしまうとあげちゃうんですよね。
    多分どんな飼い主さんも、同じなのでしょう。まぁ、高カロリーの市販のオヤツをいっぱいあげちゃうよりは良いのかなと。勝手に解釈しています。最後に、一番驚いたのが。え、皆様犬のオヤツにメロンあげてるんですか?!高級ですよ、メロン。私達人間ですらそんなに食べる機会がないのに。最近犬を同じ家族のように接している、と良く聞きます。
    でも、どんなに大切にしていても犬はペット。ちゃんと線引きしないと、犬も勘違いしてしまうと思いました。
  • 投稿者

    女性 emi

    メロンは人間にとっては甘くてジューシーで美味しい果物ですが、
    犬にとっては糖分が多いような気がして、人間が食べているときに
    おねだりをされても、あげたことはありませんでした。
    そんな時には犬用のおやつを用意して、そちらをあげるようにしています。

    犬がたんぱく質のうまみは強く感じても、甘味を感じることはわずかなのですね。
    スイカなどは水分補給と熱中症予防などにも良さそうなので、少量をあげることがありますが、
    喜んで食べているのは愛情表現でもあるのかもしれないとは♪

    果物に入っている糖質は砂糖などよりも吸収しやすく、疲労回復にもつながるとも
    言われていますが、肥満や糖尿リスクが高まるのなら、なんでもあげすぎには要注意ですね!



  • 投稿者

    40代 女性 グーグルぽち

    犬はメロンに限らず食べ物なら何でも欲しがりますよね。
    飼い主さんみなさんが愛犬の健康維持には気を使っているかと思いますが、犬が私たちが食べてるところを見て、欲しがっているから与えてしまうというのが、当たり前の状況になってしまいがちです。

    わたしも愛犬を迎えたころ、可愛さのあまり欲しがったらすぐに与えてしまっていました。
    しかしドッグトレーナーさんから食事やしつけなどを学んだことにより、わが家では犬の食事は飼い主が食べ終わってからしかあげないようにしています。また犬用のフードしかあげません。確かに可愛い愛犬におねだりされて拒否したり、早く食べたくてないているのを待たせるのは酷なようですが、愛犬のことを思うがためです!

    犬と飼い主の立場が逆になってしまうと、犬は混乱して情緒が不安定になり、精神的にもよくないものです。
    主従関係をしっかり保ち、お互いにいい環境つくりをしていきたいですね。
  • 投稿者

    女性 ミサ

    私はメロンが大好きで、一時期しょっちゅう食べていた時がありますが、すごく太りました(笑)。ビタミンなども豊富ですが、とにかく糖分がとても多い果実です。食べ過ぎると大変なことになります。やはりこの糖分が気になったので、愛犬にはメロンをあげたことはありませんでした。記事にも「メロンには犬に必要な栄養素はない」とハッキリと書いてあったので、やっぱり!という感じです。メロン以外のものをあげた方が良さそうですね。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    果物は火を入れるものではないので、消化はどうなんだろうと思いあまり与えないようにしています。果糖も気になるところです。
    りんごなど整腸作用のあるものはすりおろしたり、小さくして食べさせることはありますが、メロンは今までに与えたことはありませんでした。
    愛犬がメロンの甘い香りを好むようなら、少しの果汁を使い寒天にでもして食べさせてあげようかなと思います。
  • 投稿者

    女性 コロ

    果物も甘いかどうかを見極めて食べるので、甘みの強いメロンなら喜んで食べそうです。コメントのなかでも肥満になりやすいという心配がありますね。うちの愛犬も太りやすいので、与えるにしても少しだけにしておこうと思いました。
  • 投稿者

    女性 そらまめ

    記事にある通り、与えなくても良いものは与えないようにしたいのですが、そうはいっても愛犬には甘くなってしまいます。メロンもスイカも梨もリンゴも、愛犬が大好きな甘い果物です。与える必要はないのを重々承知しているのですが…せめて量には気を付けたいと思います。
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