犬は桃を食べて大丈夫?与えるメリットや適正量、注意点などをご紹介

犬は桃を食べて大丈夫?与えるメリットや適正量、注意点などをご紹介

淡いピンク色で匂いも味も甘い桃。匂いに釣られて物欲しそうに見つめてくる愛犬も多いのではないでしょうか?そこで今回は、犬にとっての桃は与えてもいいのか、適正量や注意点などをご紹介します。

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犬は桃を食べても大丈夫!

犬は桃を食べても大丈夫!

7月から8月が旬の桃。とても甘くて美味しい桃は、人にとってももちろん好まれる果物ですが、甘い匂いや甘みの強いものが好きな犬にとっても魅力的な果物です。

桃には、水溶性食物繊維の「ペクチン」をはじめ多くの食物繊維が豊富に含まれています。与え過ぎやアレルギーなどには注意が必要ですが、犬が中毒になるような成分は含まれていません。

また、桃の90%は水分で出来ていて、ビタミンCやカリウムなどの栄養素も含まれており、犬の健康にも良い効果を発揮してくれるので、基本的に犬に桃を与えても大丈夫です!

では、具体的にはどのような形で桃を与えれば良いのか、犬に桃を与えることで得られるメリットや犬にとっての適正量、そして桃を与える際の注意点などをここから先はご紹介します。

犬に桃を与えるメリット

犬に桃を与えるメリット

ではまず、犬に桃を与えることで得られるメリットについてご紹介します。

桃は、水分だけではなくビタミンCやカリウムやビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。様々な効果をもたらし、特に腸内環境に悩んでいるわんちゃんに効果的な果物と言えます。

主に犬に桃を与えた場合どんな効果が考えられるのか、一つ一つ確認していきましょう。

便秘の改善につながる

犬に桃を与えることで得られるメリットの一つとして、食物繊維による便秘改善です。

やはり桃といえば、豊富な水分量と食物繊維があります。中でもペクチンは、善玉菌が好んで食べる成分で、善玉菌が増える効果をもたらしてくれます。

また、ペクチンは体内の有害物質にくっつき、排便を促す効果も持ち合わせているため、便秘気味のわんちゃんや腸内環境を良くしたい犬に効果的です。

水分補給ができる

続いて犬に桃を与えることで得られるメリットは、豊富な水分による水分補給です。

桃は夏場の熱中症予防はもちろんのこと、室内飼育が当たり前となり冬場でも暖房が効いた部屋で過ごすことで、熱中症の危険性がある時期にも桃は大変効果的と言えます。

基本的に桃の旬は7月から8月ですが、今は品種改良などが進み、物によっては12月頃まで甘い桃を食べられるようになっています。夏場だけでなく冬場にも桃による水分補給ができると言えるでしょう。

免疫機能をサポートする

犬に桃を与えることで免疫機能のサポートを得られるのもメリットのひとつです。

桃と免疫機能と聞くと、イメージが結び付きがないようにも感じられるかもしれませんが、桃には免疫機能向上をサポートするビタミンCが含まれています。

基本的に犬は、体内でビタミンCを生成することができると言われておりますが、年齢を重ねる毎に生成能力は低下していきます。そのため、食物からビタミンCを摂取するのが良いでしょう。

ビタミンCは免疫機能向上だけではなく、コラーゲンの合成にも関わっているので関節炎にも効果的な側面があります。

老化の防止に期待できる

老化防止が期待できるのも犬に桃を与えるメリットです。

上記でご紹介したビタミンCも抗酸化作用の効果が期待出来ますが、それ以上に強力な抗酸化作用を持つビタミンEも桃には含まれています。

桃に含まれるビタミンCとビタミンEはお互いに相乗効果を発揮しますが、体内の脂部分を活性酸素から守る働きをするビタミンEはビタミンCの力により再生します。

結果、老化防止や皮膚の健康維持などへの効果が期待ができるので、特にシニア犬などに与えたい果物と言えるでしょう。

体内の水分バランスを整える

最後にご紹介する犬に桃を与えるメリットは、カリウムなどにより水分バランスを整える効果が期待できることです。

カリウムは細胞内外の水分やミネラルに働きかけ、体内の水分バランスを整える作用があります。カリウム不足は、運動機能の低下や無気力、食欲不振や高血圧など様々な不調を引き起こします。

そのため、桃の栄養素の中でも最も多く含まれるカリウムは、体の中にたまった毒素や代謝のサポートなどのデトックス効果が期待できます。

犬に食べさせてもいい桃の量

犬に食べさせてもいい桃の量

犬に桃を食べさせる際の適正量についてご紹介します。犬にとって危険性のない桃とはいえ、やはり与えすぎはかえって体に悪い影響を与えてしまいかねません。

また、水分が90%以上の桃ではありますが、桃の特徴でもある甘味は果糖によるものです。果糖は、食べてすぐにエネルギーとなる性質を持っていて、夏バテ予防などには効果的な一方、与え方に気をつけないと肥満の原因になる可能性があります。美味しい桃を愛犬に与える際は、量に注意しましょう。

では、具体的にはどの程度の量が愛犬たちの適正量とされているのでしょうか?

大きさによって与える量に違いがあるので、適正量をしっかりと見極めて愛犬に安全な量の桃を与えるように心がけてください。

超小型(4kg未満)の場合

超小型犬は体が小さいため桃を与る際の適正量は、一日あたり14g~32gが目安です。大体、桃の厚さ2cm程の半月切り1~2切れの量に換算できるので参考にしてください。

小型犬(10kg以下)の場合

主に小型犬(10kg以下)の愛犬に対する桃の適正量は、一日あたり40g~78gが目安です。超小型犬同様、2cm程の厚さの半月切りにした桃を3~6切れの量を与えても大丈夫と覚えておいてください。

超小型犬と比べると適性量に差がありますが、一日に必要な摂取カロリーの違いによるものなので、愛犬に合わせて増減してくださいね。

中型犬(10kg以上~25kg以下)の場合

中型犬(10kg~25kg以下)の愛犬に対する適正量は、一日あたり100g~150g、2cm程の厚さで8~12切れです。中型犬は犬によって体重の差が随分とあるので、わんちゃんに合わせて上記で示した量を増減しながら与える必要があります。

大型犬(25kg以上~)の場合

大型犬(25kg以上~)に桃を与える際の適正量は、体重が30kg程の愛犬であれば一日あたり178g程度、体重が40kg程の愛犬であれば222g程度が適正量となります。

桃の大きさにもよりますが、大体中くらいのサイズの桃は224g程です。愛犬が40kg以上だと丸々1個、30kgの愛犬であればそれよりも少し少なめが適正量だと考えると与えやすいと思います。

犬に桃を与えるときの注意点

犬に桃を与えるときの注意点

ここからは犬に桃を与える時の注意点について、いくつかご紹介したいと思います。

犬にとって桃は、便秘改善などに効果的な水溶性食物繊維が豊富なペクチンをはじめ、適正量を守っていれば、デメリットよりもメリットの方が多い果物です。ですが、与える際に気をつけておいて欲しい項目もあるため把握しておきましょう。

種・皮・葉は中毒性があるため絶対に与えない

桃の実は犬にとって問題なく与えられる果物として知られていますが、桃の実以外の種、皮、葉っぱは犬への中毒性があることが報告されているので絶対に与えないでください。

中でも桃の種に含まれる「シアン化合物」は、毒性の強い青酸が含まれているので、決して食べないように注意しなくてはいけません。

消化に悪いため皮は剥く

皮は中毒性があるだけでなく、消化にもあまり良くないものなので愛犬に桃を与えるのであれば必ず皮を剥くように心がけましょう。

缶詰や加工品の桃は与えない

人間用に作られたシロップ漬けの桃缶や桃ゼリーなどの加工品は、与えないようにしてください。

人が食べるために作られた桃なので甘味料や添加物などが使われています。そのため、犬にとっては味の濃さも然ることながらカロリーも高いです。缶詰や加工品などを与えたい場合は、犬用のものを選びましょう。

与えすぎると結石のリスクがある

桃は利尿作用があり、結石予防に役立つカリウムが含まれていますが、シュウ酸を多く含む果物です。そのため、限度を超えた桃の量を与えてしまうと、シュウ酸の影響で尿路結石になる可能性があります。与えすぎないように注意してください。

子犬に与えると消化不良を起こすことがある

基本的に桃は、子犬〜シニア犬まで年齢問わず与えられる果物ですが、特に子犬はまだ消化器官が発達しきっていないため注意が必要です。

子犬の消化器官は、小型犬で最低でも生後8ヶ月~9ヶ月頃までは成長期のため、与えすぎないように注意するとともに、初めて与える際には、最初は少量からにするよう心がけましょう。

アレルギーを引き起こす可能性がある

「桃でアレルギー?」と思われる方も居られるかもしれませんが、桃は厚生労働省が「アレルギー症状を引き起こす特定原材料に準じる20品目」のひとつとして挙げている果物です。犬も人同様、桃にアレルギーを引き起こす子がいます。

そのため、犬が桃を食べた際に嘔吐や下痢などの消化器官に異変が生じた際には、出来るだけ早く対処してあげるのが肝心です。気になる症状が見られた場合は、なるべく早く獣医師に相談するようにしてください。

まとめ

犬とテーブルの上に置かれている桃

今回は犬にとっての桃がどのような存在なのか、また、犬が桃を食べることでどんなメリットや注意点があるのかをご紹介しました。

桃は、その甘い匂いだけではなく味もまた、とてもジューシーで甘みの強い果物なので、犬も喜んで食べる果物です。

しかし、それゆえ犬の手の届く所に保管しておくと、知らぬ間に購入した桃のほとんどを愛犬が食べてしまったなんてことも十分に考えられます。

桃を購入した際は必ず犬の手の届かない所に保管し、犬に桃を与える際は完熟した実の部分だけを犬に与えるようにしましょう。

また、万が一適正量以上の桃を食べてしまった場合には、愛犬の異変の有無にかかわらず、獣医師へ連絡すると共に適切な対応を仰ぐよう心がけてください。

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