犬の死を早めてしまう『絶対NG行為』
大切な愛犬とは、なるべく長く一緒に居たい…そのためには、人間よりも寿命の短い犬に長生きをしてもらう必要があります。しかし、飼い主の行動や習慣によっては、愛犬の死を早めてしまうことも。では、どのような飼い主の行為が愛犬の寿命を縮めてしまうのでしょうか。
1.犬にとって有毒な食材を与えてしまう
犬が家族として強く認識されるようになった現在、それに伴うように、愛犬の手作りごはんレシピなどが公開されるようになりました。「愛犬にはできるだけ美味しい物を、愛情込めて作ってあげたい…」と思っている飼い主さんは多いでしょう。
しかし、愛犬に手作りのごはんや食材を与える際は、必ず犬にとって安全な食材であるかを確認するようにしてください。人間が口にする物の中には、犬にとって有毒な食材もあるからです。
「食べ過ぎなければ平気」という声もありますが、実は個体差があります。通常であれば、少量なら平気と言われている食材であっても、犬によっては体が耐えることができず、少量で昏睡状態や神経麻痺、最悪の場合は死に至ることもあります。
2.過剰なほど長時間の留守番をさせてしまう
過剰なストレスは、人間に限らず、犬にとっても悪影響を及ぼします。「病は気から」という言葉がありますが、犬も過剰なストレスを溜め込むことで、寿命を縮める原因になります。
犬がストレスを感じる原因はさまざまですが、中でも長時間のお留守番はストレスを感じやすい環境の1つです。近年、飼い主の仕事の関係で、1日中お留守番しなければいけない犬も増えています。しかし、これは生活のために仕方が無いことです。
その代わり、休日は一緒に過ごす時間を増やしたり、帰りが遅い日であっても、10~15分ほど、愛犬とのスキンシップタイムを設けるなど、愛犬のストレスを軽減させてあげる努力が必要です。
3.愛犬の近くでたばこを吸う
近年、たばこによる受動喫煙のリスクへの認識が広まっています。これは人間だけでなく、犬にも言えることなので、飼い主が喫煙者の場合、愛犬の近くでたばこを吸うことはやめましょう。
犬も肺がんを患ったり、体調不良を引き起こすなど、悪影響が及びます。また、愛犬がたばこやたばこの吸い殻を見つけてしまった場合、それらを誤飲してしまう危険性も考えられます。
犬は人間よりも体が小さいため、たばこの煙やたばこ自体の悪影響を大きく受けやすいです。受動喫煙のリスクを頭に入れ、たばこの本数を減らしたり、禁煙する努力をするなど、少しずつ改善していきましょう。
4.適切な運動をさせていない/させすぎている
運動不足は健康を損ねる原因の1つです。これは人間だけではなく、犬にも同じ事が言えます。そのため、愛犬に適切な運動をさせることは、愛犬の健康を守るためにも重要です。
しかし、「面倒だから」「寒いから」「仕事が忙しいから」など、さまざまな理由を付けて愛犬を散歩に連れて行かなかったり、運動になるような遊びをさせなかったりすると、運動不足となり、肥満になってしまい病気を併発させたり、ストレスが溜まってしまいます。
反対に、小型犬に過剰なまでの運動をさせすぎてしまうと、心臓や足腰に負担が掛かり、かえって怪我や病気を引き起こす原因となりかねません。特に、シニア期に入った犬や、まだ体が十分に発達していない子犬期には注意が必要です。
5.異変を感じても病院へ連れて行かない
皆さんは普段から愛犬の様子を注意深く観察していますか。毎日一緒に過ごしていると、ちょっとした愛犬の異変にも「なんだか違和感がある」と気付く飼い主さんが多いです。
そこでかかりつけの動物病院に相談したり、受診したりする飼い主さんであれば、いざ病気を患っていても早期発見、早期治療を行う事ができます。しかし、「まぁいいか」と放置してしまうと、気付いたときには手遅れ…ということも。
愛犬を長生きさせるためには、少しでも違和感を感じたら病院で診察してもらうことが大切です。そこで異常が無くても、愛犬の体質の特徴などを教えてくれたり、一緒に健診をしてもらうことができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬の死を早めてしまう飼い主の行為には、愛犬にとって悪影響を及ぼすような行為や習慣、見逃しが入っています。愛犬とできるだけ長く一緒に過ごしたいのであれば、愛犬にとって快適な生活や環境を整えてあげることが重要です。