犬はレモンを食べても大丈夫?皮や汁の与え方や注意点について

犬はレモンを食べても大丈夫?皮や汁の与え方や注意点について

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ビタミンCが豊富に含まれているレモン、犬が食べてる姿はあまり見かけません。人間にとって美容や健康に良いとされていますが、犬にとっては果たしてどうなのでしょうか?皮や汁も与えて平気なの?と疑問の飼い主さんも多いはず。ここでは犬とレモンの関係についてご紹介します。

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犬はレモンを食べてもいい!

フルーツかごを持つ犬

結論から申し上げると、犬はレモンを食べても大丈夫です。

レモンに含まれるビタミンCには骨や軟骨を強化する働きや、ホルモンを正常に分泌する働き、免疫力の向上、コラーゲンの生成を促進、抗酸化作用などがあり、人間にとっても犬にとって欠かせない栄養素となっています。

レモンに含まれる抗酸化作用とは体内の活性酵素の働きを抑えることを指します。活性酵素が必要以上に働きすぎると細胞を傷つけ、老化を促進し、ガンの発生を助長させてしまいます。そのため、レモンなどに含まれるビタミンCを補給することで老化やガンの予防も期待できます。

犬はレモンを食べなくても、ビタミンCの生成を肝臓で行っていますが、生成できる量は一日で最大でも約60mgといわれています。しかし必要量は小型犬で約500mg、中型犬で約2,000mg、大型犬で約3,000mgも必要なのです。

つまり、健康な犬でも体内で生成するビタミンCの量では不足しているというわけです。またレモン等に含まれるビタミンCは水溶性ビタミンであるため体内に蓄積しにくく、日頃から適量のビタミンCの補給は必要と考えられています。

ビタミン不足の犬にはレモンを与えたほうが良い

レモン水と犬

前述でご紹介したように、レモンには健康に良いさまざまな働きがします。しかし健康にいいからといって、また健康な犬であってもビタミンCが不足しているといって、大量に与えてはいけません。

では、どのような犬がレモン等のビタミンCを必要とするのでしょうか?
簡単にいうと、ビタミンCが不足している犬、ビタミンCが体内で生成できなくなった犬、ビタミンCが急激に消耗している犬です。

病気でビタミンが不足している場合

犬がビタミンC不足になると、さまざまな病気を誘発する可能性があります。

例えば骨や軟骨が弱くなることで起こる炎症や、アレルギーやアトピーなどの皮膚トラブルなどです。これらの病気を治すための薬を服用することで、肝臓は薬の代謝をするのに忙しくなり、ビタミンCの生成を後回しにしてしまい、肝臓の負担が多大となってしまいます。

病気を少しでも予防するとして日頃からレモンを与えたり、レモンの成分を含むサプリメントを与えることが効果的といえます。

家族に喫煙者がいる場合

喫煙者はタバコを吸うと体内に活性化酵素が生じます。それを攻撃しようとビタミンCが働きかけ、消耗し始めますが、それはタバコの副流煙も同じです。

タバコの副流煙の煙を吸うことで大量のビタミンCが消耗してしまいます。煙の中には空気より比重が重い化学物質も含まれているので、人間よりも低い位置で生活している犬には悪影響しかありません。

老犬の場合

犬は肝臓でビタミンCを生成していますが、年齢を重ねることで肝臓機能が低下するため十分なビタミンCを作り出すことができません。つまり老犬は、体内で生成する量では足りないことが多くみられます。

毛並みや毛ツヤが悪い犬

ビタミンCはコラーゲンの生成にも深く関わっているため、体内のビタミンCが不足すると被毛や皮膚に変化があらわれます。毛並みが悪くなったり、毛ツヤが無くなったり、皮膚が乾燥していると感じたら、適度に与えると改善が望めます。

犬にレモンを与える方法

フルーツと犬

ビタミンCが豊富なレモンですが、その他に強烈な酸っぱさが特徴的ですよね。人間でさえレモンを直接舐めると刺激的な酸っぱさに襲われますが、それは犬も同じです。レモンには犬にとって悪い成分は含まれていませんが、レモンを与える際には注意が必要です。正しいレモンの与え方をご紹介します。

レモンを舐めたことがある犬は、二度と欲しがらないことがほとんどです。まれにレモンの刺激がクセになって何度も求める犬もいますが、犬の反応が面白いからといって何度も与えてはいけません。

そもそも体内でビタミンCを生成することができるので、必要以上の摂取は控えるようにしてください。レモンを与えていいのは、先にご紹介した「ビタミンCを必要とする犬」のみがいいでしょう。

レモンの「果肉」「皮」「レモン汁」を犬に与えてもいい?

先にご紹介したように、レモンは食べても問題はありません。しかし、処理していないそのままの状態で与えるのはやめましょう。果肉、皮、レモン汁に関して与える際の注意点をご紹介します。

レモンの果肉やレモン汁は健康に害はありませんが、強烈な酸っぱさは犬にとって刺激が強すぎます。そのままの状態で与えるのは控えましょう。

レモンの果肉をしぼって水と合わせたものや、少量のハチミツと合わせたものがオススメです。ほんのり甘い香りがして犬も喜ぶでしょう。しかしハチミツは糖が多く肥満を助長してしまうので、与えすぎには注意が必要です。

レモンの皮と白い薄皮の部分は繊維質が多いため、消化不良を起こす恐れがあります。消化されずにそのままウンチに含まれている場合もあり、皮と白い薄皮の部分は与えるのはオススメできません。

レモンの酸っぱさの刺激を軽減させるためにレモンを砂糖漬けにしたものや、ハチミツに漬けたものは、多大な糖が含まれています。少量なら問題ないのですが、糖の甘さに惹かれて犬が欲してきても習慣付けて与えるのはやめましょう。

レモン以外でビタミンCを摂取出来る食べ物

レモン以外の食べ物から与えたい場合は、ビタミンCが豊富に含まれている野菜や果物をいいでしょう。ブロッコリーやキャベツ、キウイ、オレンジ、いちごなどに多く含まれています。

しかしこれらの食べ物は水分が多いため、与えすぎると消化不良や下痢をしてしまう恐れがあります。与える量には注意して、食べているときや食べたあとは異変がないかよく観察しましょう。

犬のしつけでレモンスプレーを使うのは効果的?

犬とスプレー

レモンの皮に含まれている柑橘精油という成分が犬にとって不快に感じるニオイといわれており、レモン水を入れたスプレーによって、しつけをすることが効果的といわれています。例えば無駄吠えをする犬に対して、無駄吠えをした直後に犬の上でスプレーを吹きかけます。こうすることで「無駄吠え=不快なニオイ」と学習します。

しかしその一方で、しつけにおいてのレモンはあまり効果がないという見解もあります。犬はもともと野生において獲物の肉を食し、生き残るために腐ったものでも食べていたため、酸っぱいニオイや酸味に惹かれる動物でした。

そのためレモンスプレーの使用でしつけ効果がみられたのは、レモンのニオイに対してではなく、スプレーをかけられたことに対して「驚いたから」と考えられます。

まとめ

レモンと犬

ビタミンCは体内に蓄積されにくいと聞くと「不足しちゃうからたくさん与えなきゃ!」と思うかもしれませんが、それはNGです。何事も、「適量」が重要です。

レモンは犬にとって健康によい成分が含まれており、しかもカロリーも高くありません。一日に生成できるビタミンCの量は限られているため、日頃からビタミンCが多く含まれる食材やサプリメントの摂取は、犬の健康を補強するうえで効果的と考えられます。

しかし、「積極的にレモンを与えましょう!」と推奨はできません。犬の健康を守る一番の食べ物は、きちんと栄養が考えられた総合栄養食であるドッグフードだからです。レモンの与え方や注意点に気を付けて、愛犬との食事の時間をさらに楽しいものにしましょう。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 チョコママ

    犬の体って自分でビタミンCを作ることができるなんてビックリしました。そんな機能が備わっているんですね!
    たしかに、あの刺激的なレモンを愛犬に与えようとは思ったこともないですし、与えてはいけないと思っていました。愛犬の酸っぱい顔とか見てみたい気もしますけどね(笑)♪
  • 投稿者

    30代 女性 きなこ

    犬はビタミンCを体で生成できるから必要ないと思ってましたが、タバコなどの環境や高齢だと必要な場合もあるのですね。
    与えたくても、すっぱくてそのままだときっと口にしない子がほとんどでしょうね?。
    ビタミンCを摂るにはサプリが一番効率いいと思いますが、自然のものにこだわるなら同じ柑橘系で甘みのあるミカンやちょっと酸味が抑えられてるキウイなどでもいいかもしれませんね^^
  • 投稿者

    50代以上 女性 ソナタ

    記事を読んで、犬の体はビタミンCを合成する機能を備えていることを初めて知りました。
    健康な犬であれば、食べ物からビタミンCを摂取する必要はないんですね。
    レモンに含まれるビタミンCは大事な成分ですが、それはレモンで補う必要はなく、
    サプリメントや健康補助商品で摂取させようと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 おはら

    犬は体内でビタミンCを作り出せるので、あえてレモンなどを食べさせる必要はないと思っておりましたので、とても参考になりました。

    犬は加齢とともに体内で作り出せるビタミンCの量が少なくなってしまうのですね。うちの愛犬はもう高齢犬なので、もしかしたら、ビタミンCが必要量もたりていないかもしれません。かといって、犬は柑橘系が苦手な子が多いですし、あの酸っぱいレモンを食べてくれるかどうか・・。

    ビタミンCは犬にとって、コラーゲンの生成に必要な成分ですし、免疫力も高めてくれるので、これからはサプリメントや、ブロッコリー、さつまいも、かぼちゃなどのビタミンCが豊富で、愛犬が食べてくれそうな他の食材で補給していきたいと思いました。
  • 投稿者

    女性 ぷう実

    うちの食いしん坊の愛犬パグは、とにかく食べ物なら何でも大好きです。今まで食べ物で拒否したものを見たことが無かったのですが、レモンだけは苦手だったようです。初めて舐めさせた時、目をクリクリさせ驚きの表情をして、走って逃げて行きました。飼い主の私もそんな姿を初めて見たので、驚いて笑ってしまいました。やはり、独特の酸味に驚いたようで、愛犬にとってインパクトのある食べ物だったようです。老犬にレモンが良いことを初めて知りました。うちの愛犬ももうすぐ老犬の部類に入ってくるので、ビタミンCの豊富なレモンに慣れさせておきたいですね。人間も同じですが、ビタミンCが足りないといろいろと体に問題が出てくるようです。バランスの良い食事をして、愛犬にも長生きしてもらいたいものです。
  • 投稿者

    30代 女性 aoki

    犬は柑橘類のニオイが苦手だと聞いていました。家具などの噛み癖を直すトレーニングスプレーなどは、柑橘系の匂いがつけられているものがあります。なので、犬にレモンを与えた方が良いとは驚きです。(正確にはビタミンCでしょうか)
    ビタミンCの抗酸化力を目的にサプリメントを与えるのなら、アスタキサンチン成分が良いかもしれませんね。最近人間用のサプリメントとしても人気ですが、ペット用に開発された商品を先日紹介されました。アスタキサンチンはビタミンCの6000倍もの抗酸化力だと聞きました。
    またビタミンCは加熱で破壊されやすい成分なので、サプリメントが有効なのは納得です。ビタミンCは過剰摂取の心配がない栄養素なので、ビタミンCの含まれブロッコリーやいちごやみかんなどの食材を、うちの愛犬の手作りご飯でも意識して取り入れていきたいと思います。
  • 投稿者

    20代 女性 由夜

    レモンをあげてもいいなんてとても驚きでした!小学3、4年ごろから犬を飼い始めその後2匹を看取り、今現在も2匹飼ってますが知りませんでした。現在飼ってる犬たちも8歳を越えて、高齢なので与えてあげたいと思います。生のレモンを買うことが滅多にないので、飲み水にポッカレモンを数滴たらしてみたいとおもいます。
  • 投稿者

    女性 しゅーらすく

    わんちゃんは体内でビタミンCを作れますが、大きさに関わらず作れる量には限度があり、高齢や内服薬を使用している場合などは作る量が減ってしまい、ビタミンC不足になってしまうんですよね。
    特に内服薬では、てんかん薬を飲んでいるとビタミンCがほとんど作られないんですね・・。
    ついこの間知ったのですが、治療法の1つとして、癌に効果があると言われている高濃度ビタミンC療法があるみたいです。
    ビタミンCはわんちゃんにとって良き効果を発揮してくれるので、不足しているビタミンを食材から補うのは健康にも良いと思います。
    参考にしている犬の手作りご飯のレシピのサイトで、レモンの薄皮や白い部分が犬に良くないので、注意してまであげるのはどうなんだろう?との事で、ビタミンCは与えたいですが、レモン以外の食材で補いたいと思います。
    キウイフルーツやイチゴ、サツマイモなどにもビタミンCは含まれていますし、サプリメントを利用するのも安定してビタミンCを摂取できるし、続けやすいですね。

    わんちゃんが酸っぱそうにしながらもレモンを食べるとすればビタミンC不足ではなく、ただ単に食いしん坊なだけだと思います。
  • 投稿者

    女性 たんぽぽ

    ビタミンCの補給のためだけにレモンを食べさせるのは安易な発想かもしれませんね。以前愛犬が暇を持て余して手をペロペロ舐める癖がついてしまった際に、手にレモン汁を塗ったら、ペロっと舐めた瞬間飛び上がって驚いていたのを思いだしました。それを機に手を舐める癖はしなくなったので、やはり犬にとってレモンは刺激がある食べ物なのではないかと思います。
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