1.受話器から聞こえる相手の声に反応している
電話で話しているといつも愛犬が吠えて邪魔をしてくる。そんな悩みをもつ飼い主はたくさんいるそうです。そもそも犬はどういった理由で、飼い主が電話で会話しているときに吠えるのでしょうか。調べてみると考えられる理由がいくつも見つかりました。その理由の1つとなるのが『受話器から聞こえる音や声に反応している』というものです。
犬は人間よりも4倍以上聴覚が優れているので、私たち人間が気づかないほどの音でもハッキリと察知することができるそうです。ですので、飼い主が電話をしているときは受話器から相手の声や音が聞こえている場合も少なくないのだとか。
犬は人間のように電話の構造や使い方を理解していないので、もしかすると「飼い主が耳に引っ付けている、あの変なものから音や声がするぞ?」そう不思議に感じながら吠えているのかもしれませんね。
2.電話にヤキモチを妬いている
犬はとても甘えん坊で、飼い主を独り占めにしたがる傾向にある生き物です。ですから、飼い主のことが大好きすぎると「僕の飼い主だぞ~!」と吠えながらときどきヤキモチを妬くことがあります。
例えば、スマホを見ていると愛犬が邪魔をするようにスマホの前に座ってきた、という経験をもつ飼い主はたくさんいるのではないでしょうか?こういった犬の行為は明らかにスマホに対して『ヤキモチを妬いている』といえます。
実は電話中に犬が吠えるときも、この嫉妬が大きく関係していることがあるそうですよ。「電話を使って長話をしていると、いつも愛犬が吠えてきて困る」といった場合は、愛犬が「いつまで電話に話しかけてるの!?電話よりも僕を可愛がってよ」と思っている可能性があります。電話に対してヤキモチを妬く犬は、もしかすると電話を生き物と感じているのかもしれませんね。
3.自分に話しかけていると勘違いしている
電話がどういったものなのか理解していない犬は、電話を使って話している飼い主を見て「僕に話しかけている」と勘違いしている場合もあるそうですよ。例えば、家族が話しかけてきていると思って返事をしたら、自分に話しかけているのではなく、家族が電話で誰かと話していた。そういった少し恥ずかしい経験をしたことはありませんか?
まさにこういった勘違いを犬がしていることって珍しくないのです。電話は誰かと話す道具だと知らない犬は、「今は僕と飼い主しかいないから~、僕に話しかけているんだよね?」そう思いながら飼い主の声に反応して吠えてしまうことがあるそうですよ。
4.電話中に吠えると構ってくれると勘違いしている
『吠えたら構ってくれると勘違いしている』というものも、電話中に吠える理由としてよくあります。電話中に愛犬に吠えられると、当然のように相手の声を聞き取ることが困難になってしまいますよね。そういったとき相手の声を聞くために「今、吠えないで」「静かにして!」と愛犬を静かにさせようと注意をしたことがある人はたくさんいると思います。
実はこういった行為で愛犬が『吠えると構ってくれる』と間違って学習してしまうことがあるのです。
ちなみに電話中に愛犬に吠えられたときはなるべく無視をするか、愛犬がいない別の部屋に移動して会話をすることをおススメします。そうすることで愛犬は「吠えると構ってくれない」と学習していくので、少しずつ吠え癖が改善されやすくなりますよ。
まとめ
今回は飼い主が電話中のときに犬が吠える理由を4つお伝えしました。吠える理由は犬によって異なるといえますので、愛犬が吠えているときはどういった気持ちになっているか探ることが大切といえます。
先ほどもお伝えしましたが、吠え癖を改善する方法としては『無視をする』もしくは『愛犬がいない別の部屋に移動する』のがおススメの方法となりますよ。少しずつ愛犬の吠え癖が改善されると良いですね。