トイプードルの寿命
平均寿命
14~17歳
トイプードルの平均寿命は一般的に14歳から17歳です。
小型犬の平均寿命が12歳から15歳くらいなので、トイプードルは小型犬の中でも長生きしやすい犬種と言われています。日々の生活の中での飼い主さんのちょっとした意識や気遣いが、トイプードルの寿命を延ばす秘訣となります。
トイプードルの寿命の延ばすコツ
十分な運動をする
トイプードルの寿命を延ばすためには、十分な運動を意識した生活が必要です。好奇心が旺盛で活発なトイプードルは、家の中だけでは、運動不足になり病気の原因になってしまいます。
犬の運動と言えば散歩ですね。広い場所を自由に動き回ったり、他の犬とコミュニケーションを取ったりするなどして運動不足を解消しましょう。トイプードルの理想の散歩時間は、1日最低30分から1時間程度です。
膝蓋骨脱臼などのトラブルを抱えている場合は、長時間の散歩はトイプードルの関節を痛めてしまうことも考えられるので、1回10から15分程度の散歩を1日数回にわけていくことをおすすめします。
食事管理を徹底する
トイプードルに長生きしてほしい飼い主さんは、食事にも気をつけなければいけません。人間の食べ物は塩分が多いので、与えすぎると寿命に悪影響を与えます。
欲しがるとどうしても与えたくなる気持ちも分かりますが、グッとこらえて与えないようにしてください。それがトイプードルの健康寿命を延ばす秘訣になりますので、普段から与えないようにしつけておくと良いでしょう。
肥満予防を怠らない
トイプードルの肥満は万病のもととなり、寿命にも影響を与えます。トイプードルの適正体重は、3~4kgとされていますが、体格の違いで差があります。
飼っているトイプードルの適正体重を知り、しっかりと食事や運動の管理をしてあげましょう。肥満は飼い主さんの管理で必ず解消・予防をすることができます。
ストレスを与えない
ストレスをためないことがトイプードルの長寿の秘訣とも言えます。逆に、ストレスによってトイプードルの寿命を短くしてしまう可能性もあります。
犬のストレスサインとして、体の一部をなめ続けたり、自分のしっぽを追いかけ回したりするなどの行動があるようです。もしそのようなストレスサインが見られたら、まずはトイプードルにとってのストレスの要因となるものが何なのかを見極め、生活環境を整えましょう。
また、犬は大好きな飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションが不足すると、特にストレスがたまります。犬にとっての一番の幸せは家族との触れ合いであることをしっかり頭に入れておきましょう。
病気の早期発見
トイプードルの寿命を縮めないためにも、定期健診は必ず受診しましょう。どれだけ生活に気を遣っていても、病気になる可能性はゼロではありません。特に寿命の長い犬は、いかに健康な状態で長く生きられるかが大切になってきます。
犬は体の不調を隠そうとする動物と言われているので、飼い主さんでもその不調に気付かないことが多いです。定期健診を受けていれば病気の早期発見・早期治療につながります。
トイプードルの老化のサイン
トイプードルの寿命を気にする飼い主の方に、知っておいて欲しい老化のサインがいくつかあります。大切なトイプードルの今の状態を把握し、年齢に見合った生活を送りましょう。
睡眠時間が長くなる
老化に伴い睡眠時間が長くなる犬が多いようです。トイプードルなどの寿命が長い犬は特に、老犬になると眠っている時間が多いと感じるかもしれません。
歳をとることで体力がなくなり、本能的に睡眠を取ることで体力を回復させようとしているので、寝ている時は無理やり起こしたりせずに十分に眠らせてあげてください。
ただし、ぐったりしているなどいつもと様子が明らかに違う場合は、必ずお医者さんに診てもらいましょう。
食事の量が減る
犬も人間と同じで、歳を取ることで必要なエネルギーが少なくなり段々と食べる量も少なくなっていきます。食事の量が減ると心配になる飼い主さんもいると思いますが、体重の急激な減少がなく元気がある場合は自然なことなので心配する必要はありません。
また、犬の食が細くなってきたなと感じた時は、成犬用のドッグフードでは消化の際に内蔵に負担がかかっているかもしれません。老犬用の低カロリー・高タンパクで消化のよいドッグフードを与えるようにすれば、少量でも必要な栄養を摂取することができます。飼っているトイプードルの様子をよく見て、食事の面からも寿命を延ばす工夫をしましょう。
足腰が弱くなる
犬の老化現象の1つに足腰の衰えがあります。今までは大喜びで散歩をしていたのに、歩くスピードが落ちたり、歩くのを渋って抱っこをおねだりしたりしてくることはありませんか?
そんな時は、気分や体調に合わせたペースで無理なく散歩を行うようにしましょう。抱っこをして外を歩くだけでも、トイプードルにとっては十分な気分転換になり、ストレスの観点から寿命を延ばすことに貢献できると言えるでしょう。
トイプードルの寿命に関わる病気
膝蓋骨脱臼
トイプードルを含む小型犬がかかりやすい病気の1つに膝蓋骨脱臼があります。人間で言う膝のお皿の部分が、正常な位置から外れてしまう状態のことを言います。
深刻になると足を引きずるようになり、ストレスもかかりますし痛みから元気や食欲がなくなることもあります。トイプードルを飼っている方は、部屋にじゅうたんやマットを敷くように心がけ、関節によいドッグフードや関節のサプリメントを与えるようにしてください。
外耳炎
外耳炎とは、耳の中の皮膚に生じる炎症のことを言います。外耳炎を患った犬は、耳を痒がったり、頭を振ったりするしぐさが見られます。トイプードルなどの耳が垂れている犬種は耳内部の通気性が悪いことから外耳炎にかかりやすいと言われています。
外耳炎は直接寿命とは関係ないように思われるかもしれませんが、トイプードルにとって不快感が続くことはストレスにつながります。毎日、耳から臭いが出ていないか、耳垢が出ていないかをチェックしてあげてくださいね。
症状が出ていれば、自然治癒を待つのではなく、動物病院を受診するようにしてください。
クッシング症候群
クッシング症候群は、8歳くらいのトイプードルによく見られる病気の1つです。副腎から副腎皮質ホルモンが必要以上に分泌されることで異常が起こります。
クッシング症候群自体がいきなり寿命に関わってくるわけではありませんが、適切な治療によるコントロールをしなければ寿命を縮めてしまう可能性があります。
クッシング症候群の症状の中で多く見られるのが多飲による多尿です。トイプードルがいつもより明らかに水を多く飲むようになったらこの病気を疑う必要があるかもしれません。
犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)について 原因や症状、予防と治療法まで
まとめ
トイプードルの寿命は比較的長いのですが、当然人よりも早く亡くなってしまいます。犬の1年は人間の4年~4年半ほどと言われていますので、1日1日を大切に過ごしてくださいね。
この記事が飼い主さんの大切な家族の一員であるトイプードルのためにできることを、改めて考え直すきっかけになればと思います。トイプードルの様子に変化があれば、すぐに信頼できるお医者さんに診てもらうことも忘れずに。
少しでも長く一緒に過ごせるように診察を受けて、しっかりと健康管理をしてあげてくださいね。
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ユーザーのコメント
20代 女性 めだか
愛犬とはなるべく長く一緒にいたいと思うので、今後も健康には気をつけていきたいですね。
30代 女性 Chappy
30代 女性 小夏
肥満は病気の原因!長生きする犬種なのならばきちんと長生きしてほしいですよね!今度会うときにこの記事みせます…
30代 女性 ミニー
20代 女性 すず
でもわんちゃんそれぞれ寿命はちがうし、ご飯や生活バランスを出来るだけ整えて快適に暮らして健康で長生きしてもらえるように頑張りたいと思いました。
40代 女性 恵美子
女性 suzuna
レッドで”元気でよく食べる子です!”といわれて破格の値段で購入。血統書もついていたし、最初に必要なゲージ、トイレ、水飲み、フードなどなど一緒に購入し家に帰りました。
最初は本当に小さい子でした。
が、いつのまにか足も長く、胴体も長い子になりバランスはとれているのでいいと思ってます。
今、3歳ちょっとですが、6キロあります。たが、体のバランスからしてはけっして太っちょさんではありません。
お散歩も大好きです。ちっちゃすぎて、体が弱い子よりずっとよかったと思ってます。
あとは、家族みんなで愛してあげること。
私にとって、ワンコは初めて飼いました。
こんなにも、表情があり、感情があるんだなと毎日感じています。
コタロウが、1歳になるまでは動物病院で行っているパピー教室(ほかのワンコとのかかわり、などを学べるもの)にかなりの回数通いました。そのおかげか、ほかのワンコにも吠えませんし、ほかの人にもすり寄っていく。犬の社会性は、こういう場じゃないと学べないのかもしれません。
飼ってから1年はこの子に尽くす!と豪語した私です。でも、それは、よかったと思ってます。
トリミングも、最初に行ったところでずっとお願いしてます。
コロコロかわると、ワンコも不安になるでしょうし。そこは、バリカンカットでなく。オールシザー(はさみ)です。これも、ワンコの毛並みにかかわっていくようです。
飼ったからには、長生きしてほしい。
絶対最後まで看取るとおもってます。
それが、”飼う”ということなのでは?と思ってます
50代以上 女性 佐藤順子
お留守番以外は、クリアでしたが仕事をしているためにお留守番の時間はかなり有ります。ストレスになってしまうんですね。あまり前ですが…少しでも長生きして欲しいので癒しの時間を沢山持ちたいと思います。トイプードルは、食事も好き嫌いがはっきりしていて嫌いなフードは意地でも食べないみたいなところがあり昨年まで本当に苦労しました。今はキアオラのラムで落ち着いています。朝食はプラスで馬の生肉を食べていますが間接のサポートなどもおやつで取るようにしています。勿論無添加の物を買っていますが…こちらのサイトは、本当に参考になることが多いので助かります
40代 女性 リコピン
去年の秋頃から咳をするようになり、春の健診で僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。対症療法しかできないそうです。薬代がさらにはね上がりましたが、大切な家族のため頑張って働くぞ〜
犬の保険は入れるなら入っておくべきです。
女性 匿名
甘えたで寂しがり屋さんなので、一人ぼっちの時間を作らない、もしくは、少なくなる様にしています。
平日はパートに行ってますが、昼から出勤にし、短時間の3〜4時間勤務に変更しました。
私が出勤し、子供が学校から帰ってくる間の3時間のみ、一人ぼっち状態です。
少しでもストレスが減って長生きして欲しい!!
あとは、1日のカロリーを考えて、むやみにオヤツをあげない。メリハリつけてます。
肥満にならない様に、適正体重を維持してます。
50代以上 女性 アリス
50代以上 女性 匿名
40代 女性 プリンセサ
その後の回復は早く 今はとても元気です
ですが人間でいったら70歳…
いつかお別れがくるのはわかっていても、心の中でその準備はできません
今は1日1日を大切にこの子と過ごしたい、と思っています。
40代 女性 izu
良性の腫瘍だそうで、皮膚細胞球種というそうです。
先週急に目の上の皮膚がただれていてその日にすぐ病院で診てもらいました。
心配ですが、よくある皮膚疾患だそうなので、早く治るよう祈るばかりです。
10代 女性 みーちゃん
40代 女性 匿名
10歳くらいから気が付くと目が白くなっていました。
まだいすなどにジャンプして寝たりしていますが、一桁の頃に比べると寝ていること、耳も遠くなり反応が鈍くなってきたと思います。
来たことは10キロくらい一日散歩をしていたので足腰は丈夫のようですが、だんだん歳を感じるようになりました。
お留守番はできるだけ少なくするようにしています。
検査も3ヶ月に一度血液検査をしています。
フードもいろいろ変えています。
できるだけ1週間で食べきる大きさのものを探しています。
寝ている姿を見ていると一緒にいる時間の短さを感じます。
それとフィラリアの薬も飲まさず外飼いをしている話を聞くととても悲しくなります。
犬も飼い主を選べないので仕方ないのですがどうか命ですからすべての命あるものが幸せに暮らせる
世の中になりますように
50代以上 女性 プリンセスクッキー
少しずつ、でも確実に別れの時が近づいているのを感じる今日この頃です。子供のいない私達夫婦にとっては、本当にまさにこの子が我が子です。安心しきって寝ている姿を見ていたら、愛しさに涙がこぼれます。この子が居なくなったら、その喪失感に私は耐えられるか、自信が無いです。
食欲があるからまだ大丈夫、と家族は言いますが。1日でも長く、とそれが何よりの願いです。
50代以上 女性 ゆみ
元気な時にはお別れはずっと先のことと思ってました。悲しいです。