トイプードルのカットスタイル！人気や定番、ドッグショーなど

トイプードルのカットスタイルについて

今現在トイプードルが人気犬種となっていますが、日本に初めてプードルが来たのは、１９４２年にアメリカから３頭のブラックのミニチュア・プードルだと言われています。この犬種、当時はあまり人気がなく、今の用に爆発的に人気犬種となったのは約１３年ほど前からなんです。

現在のトイプードルの人気カットスタイルは、顔にバリカンを入れないテディベアカットが主流ですが、トイプードルが人気犬種になる前は顔と足先にバリカンを入れ、体を短くカットするラムクリップというスタイルが定番でした。

その当時にも、ラムクリップに難色を示す飼い主もいて、顔にバリカンを入れない、今でいうテディベアカットのようなカットスタイルもありました。

トイプードルの有名なカットスタイルの種類

トイプードルは他犬種と比較しても、豊富な種類のカットスタイルを存分に楽しめます。ここで、まとめとして有名なトイプードルのカットスタイル、お勧めしたいカットスタイルをいくつか簡単に紹介しますね。

• テディベアカット
• アフロカット
• モヒカンカット
• ラム&ケネルクリップ（ラムクリップ）

テディベアカット

トイプードルの人気に拍車をかけた先駆け的スタイルとも言えるのが、このテディベアカットです。顔の毛を刈らずに残し、ふわふわで丸っこく仕上げるのが非常に特徴的です。毛の量が多くて立っているトイプードルにはこのカットがよく似合います。

単にテディベアカットといえども、マズルの長さやカットする毛の長さ・量などで見た目に変化ができますので、愛犬のかわいらしさが存分に引き出されるのではないでしょうか。

とてもかわいらしいので、海外発祥なのかな？と思いきや！考案者はなんと日本人の方！「DogMan」というトリミングサロンの従業員である江頭重知さんという方のようです。

江頭重知さんが愛犬であるナッティーに似合うと思うカットをしたとき、とても可愛かったのがこのテディベアカットだったようです。そしてこのカットは口コミなどで徐々に広がりを見せ、今では定番とも呼べるほどの人気になりました。

まるでクマのぬいぐるみのような可愛い姿からいつしか「テディベアカット」と呼ばれるようになったそうな。トイプードルを飼っている方なら一度は試したい定番スタイルですね。

アフロカット

その名の通り、頭部をまん丸アフロにカットしたスタイル。毛量の多いトイプードルならではのアフロカットは、オス・メスやマズルの長短に関わらずどんな子でも似合いやすいです。

なので、トイプードルのトリミング初心者さんなどにお勧めしたいスタイルです。ただし、ある程度毛を長くしてからトリミングサロンに行かなければいけないので、日々のブラッシングなど、ケアはきっちりと。トイプードルは抜け毛が少ないこともありますが、見落とさずにケアを怠らないよう心がけましょう。

モヒカンカット

頭頂部の毛を残して実現しているスタイル。尖った頭のてっぺんが個性を引き出します。毛量をより生かしたほかのカットとは少し違った雰囲気になるので、少しだけパンチが欲しいときにはモヒカンカットをお勧めします。

切る量や長さを調節することによりモヒカンカットの中でもある程度の変化をつけることが可能なので、愛犬に個性を持たせたいと考えているかたにもピッタリです。こちらもトイプードルのカットとしては定番となっているので、夏らしさやアクティブさを強調したい際にはぜひ！

ラム&ケネルクリップ（ラムクリップ）

上で説明したテディベアカットが流行するまでは多くみられたラム&ケネルクリップというカットスタイルです。顔と足などにバリカンをするので、マズルが長めの子やスタイリッシュな体つきの子にはお勧め！

シュッと伸びたマズルとすらっとした足が強調されるのがとても印象的です。また、家庭でのお手入れも比較的楽という点で人気を博していました。トイプードルよりもプードルによく見られるラム&ケネルクリップですが、小さい体と見た目の美しさを重視する飼い主さんにはどストライクなので、お試し下さい。

ドッグショー用のトイプードルのカットスタイルの種類

実はプードルをショーに出す場合のカットスタイルは決まっています。子犬であれば「パピークリップ」、成犬であれば「セカンドパピークリップ」、「コンチネンタルクリップ」、「イングリッシュサドルクリップ（FCI展ではトアレットモダンクリップも認められている）の４種類しかありませんでした。

• パピークリップ（子犬用）
• セカンドパピークリップ
• コンチネンタルクリップ
• イングリッシュサドルクリップ

パピークリップ

kyokokariyaさん(@aprihunt)がシェアした投稿 - 3月 13, 2018 at 9:18午前 PDT

セカンドパピークリップ

LilyBerryさん(@lilyberry_y)がシェアした投稿 - 2月 1, 2018 at 4:55午前 PST

コンチネンタルクリップ

イングリッシュサドルクリップ

あさみさん(@chobikalbi)がシェアした投稿 - 3月 31, 2018 at 7:49午前 PDT

しかし、ショー用のカットですと普通の飼い主には毛を維持することができません。また、ショーを引退した犬たちの負担を軽減するために、体の毛を短くカットするラムクリップというスタイルをしていました。

その他のトイプードルのカットスタイル

プードルはその被毛が一生伸び続ける犬種ですので、ラムクリップ以外にもさまざまなカットスタイルがあります。ウエストのところを一周短く刈り込む「パジャマダッチクリップ」、四肢にブレスレットを作り全身を短く刈り込む「サマーマイアミクリップ」、他にも「スイートハートクリップ」、「ロイヤルダッチクリップ」などなどたくさんあります。

• パジャマダッチクリップ
• サマーマイアミクリップ
• スイートハートクリップ
• ロイヤルダッチクリップ

パジャマダッチクリップ

Shiori Yoshiiさん(@shiori_yoshii)がシェアした投稿 - 2月 19, 2018 at 1:56午前 PST

サマーマイアミクリップ

まきさん(@maar.20120115)がシェアした投稿 - 6月 18, 2016 at 4:29午前 PDT

スィートハートクリップ

@sarah.the.dog.groomerがシェアした投稿 - 5月 29, 2016 at 6:15午後 PDT

ロイヤルダッチクリップ

kwc chihiroさん(@pall.monta.taros2)がシェアした投稿 - 4月 9, 2017 at 7:26午前 PDT

まだまだある！トイプードルのカットスタイル

• クラシカルカット（プードルカット）
• ムスタッシュカット（ピーナッツカット）
• ライオンカット
• ブーツカット
• トップノット

クラシカルカット（プードルカット）

ムスタッシュカット（ピーナッツカット）

WONE_LOVEさん(@wonelovevanilla)がシェアした投稿 - 3月 14, 2018 at 9:34午前 PDT

ライオンカット

ブーツカット

dogsalon Miss.Rさん(@miss.r00)がシェアした投稿 - 3月 23, 2018 at 4:37午前 PDT

トップノット

つぐみ鈴子さん(@rinkotsugumi)がシェアした投稿 - 4月 4, 2018 at 2:34午前 PDT

トイプードルのカットスタイルはバリカンとハサミのどちらで刈るのがいいのか

現在トイプードルは人気犬種であるため、どこのペットサロンをのぞいてみても必ず１頭はカットされています。ちょっと気になるのが、飼い主の要望かもしれませんが、せっかくのふわふわな毛を短く刈り込んでしまっているトリマーが多いことです。

もちろん、カットは自由なのでどんなスタイルでもいいですが、バリカンを使ったときのメリット、デメリット、ハサミを使ったときのメリット、デメリットを紹介したいと思います。せっかくプードルを飼ったのであれば、その毛を楽しむようなカット方法をお願いしたいですよね。

バリカンで刈りこんだ時のメリット

ざっくりと刈ることができるので時間の短縮ができます。体力の落ちた老犬には短時間でカットしてあげるのが一番なのでこちらがおすすめです。また、刈り込む刃のミリ数によりますが、ハサミより短く刈ることができます。

バリカンで刈りこんだ時のデメリット

毎回バリカンで刈り込むと、毛質が変化するのでふわふわ感が減り硬い毛質になります。体に密着して刈り込むため、体の欠点をカットでフォローできません。（足を長く、または短く見せる、足をまっすぐに見せる、体型を細く、または太く見せるなど）

ハサミでカットした時のメリット

体の欠点をフォローできます。また、毛質の変化がなくふわふわ感を維持できます。

ハサミでカットした時のデメリット

バリカンで刈り込むより時間がかかるので、老犬には負担になります。また、お店によってはバリカンで刈り込むより値段が上がります。

みんなのトイプードルのカットスタイル

さて、トイプードルのカットスタイルについて長々と話してきましたが、普段トイプードルを飼われている方々がどのようなカットスタイルで生活しているか、気になるところですよね。

そこで、皆さんから寄せられたトイプードルのカットスタイルについての、お気に入り・こだわり・レビューなどの様々な意見をご紹介したいと思います！トイプードルのカットスタイルに悩んでいる方は、実際の飼い主さんの声を参考にしてみてはいかがでしょうか？

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女性　20代
私が愛犬のプードルちゃんにやるカットスタイルはテディーベアカットです。このテディーベアカットは、トイプードルには定番ですがやはりこのカットが1番かわいいと思います。ぬいぐるみのようなふわふわカットで色といい毛質からしてテディーベアみたいになってとにかくかわいいです。

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女性　30代
トイプードルのカットスタイルは、本当に数多いです！お散歩で会ったり、たまにお家に行くと、別の子？と思うほど！！ご近所のトイプードルのマロンちゃんは、実は男の子。でも、お父さんが女の子がほしかったようで、せめてカットスタイルや洋服はかわいく！と、よく「おさげスタイル」にしているそうです。女の子らしいでしょ？と言われました(笑)

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女性　30代
トイプードルが人気になったカットと言っても過言では無いほど有名になったテディベアカットです。トイプードルの毛質を生かしたカットとなっており、ぬいぐるみのようなふわふわのカットスタイルとなっています。

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女性　20代
トイプードルと言えば、まん丸の目とカーリーヘアが特徴の愛らしいワンちゃんですよね。トイプードルのそんな可愛い特徴を引き立たせるトイプードルのカットスタイルと言ったらまずはテディベアカットではないでしょうか。

顔まわり、正面から見ると頭のてっぺんから口の下の所までまん丸く、横から見た時も、人間で言うアゴのあたりも緩やかなカーブをつけて丸く、そして鼻周りの毛も、ちょっと長めに鼻を中心に丸い形にカットします。あ〜ら可愛い動くぬいぐるみになっちゃった！

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女性　50代
我が家のトイプードルに似合うカットスタイルは、テディベアカットをベースとしたものです。目の周りの毛が伸びて黒めに突き刺さりそうで怖いのと、涙焼けが気になり短めにお願いしました。連れていった美容院では、仕上げにリボンをつけるとのこと。「え～オスに見えるようにカットしたのにな～リボンはちょっと・・・」と言ったところ、かっこよくバンダナを巻いて　くれました。

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女性　40代
トイプードルのカットスタイルは、今、色々な可愛い個性的なカットスタイルがあります。私はトイプードルのモヒカンカットがかわいいと思います。モヒカンカットとは具体的に言うと、そのまま字のごとく、頭のてっぺんをモヒカンにしてしまうカットの事です。また、頭の先からしっぽの部分まで続くモヒカンカットもあります。頭の上を少し角の様にする三角モヒカンカットもあります。

高齢のトイプードルにおすすめのカットスタイル

さて、次は老犬になったトイプードルのカットスタイルについて書いていきたいと思います。爆発的に人気が出始めてから、そろそろ老齢にさしかかるトイプードルも多いと思います。

老犬になると、毛が長いままでいて毛玉になったりするとカット時に時間がかかり過ぎて負担になりますし、糞尿や食べ物で汚れると不衛生になります。また、犬によっては豊かだった毛が見る影もなく少なく、薄くなることもあります。

そうなってしまうと、見た目よりも生活しやすさに重点を置いて、カットしてあげるのがいいですよね。そこでお勧めしたいのが、先ほども少し紹介したラムクリップというカットスタイルです。

これは顔にバリカンを入れて刈り込むので、好みが分かれるとは思いますが、顔にバリカンを入れることによって、食事の際に口周りが汚れにくくなります。涙焼けで目の周りが常に湿っていて、茶色くなってしまう犬も、短くしてあるので不衛生になりにくいです。

また、脚先にもバリカンを入れて刈り込むので、散歩から帰ってきて足を洗う時も乾かす時も、非常に時間短縮になります。毎回トイプードルをカットに出しても「顔が大きいな」と感じる方には、お勧めできるスタイルです。

そういう犬は、鼻先までがちょっと長めなのでテディベアカットにするとどうしても、顔が大きくなってしまいます。その場合は顔にバリカンを入れて短く刈り込むと、すっきりしますので。顔にバリカンを入れる際、気を付けてほしいことがバリカン負け（カミソリ負け）です。

今までずっと顔にバリカンを入れたことのない犬は、何度もしつこく同じところを刈られると、皮膚が擦過傷のようになってしまいます。また、犬も痒いのかカットが終わった後、顔を掻きむしって出血してしまうこともあります。

顔にバリカンを入れる際は、その点に気を付けてください。トイプードルの代表的な「テディベアカット」が子犬っぽいスタイルだとすれば、顔にバリカンを入れるカットは少し大人っぽい印象を与えるカットスタイルになります。

とはいえ、テディベアカットもラムクリップも同じトイプードル。見慣れればどちらもかわいいと思いますよ。出来れば、トイプードルの気持ちを考えてあげたカットを施してあげてくださいね。

我が家のトイプードルのカットスタイル

ここで、私の家のトイプードルのカットを紹介したいと思います。我が家のトイプードルは、子犬の時にパピークリップというスタイルにして、それから若い時にセカンドパピーのスタイルにしました。

コンチネンタルクリップやイングリッシュサドルクリップにしなかったのは、お尻の毛を取ってしまうのは好きではなかったのと、後ろ脚の毛が気持ち少なかったからです。ですが他の部分は毛量が非常に多い犬でしたので、これは本当に毎日のお手入れが大変でした。

幸い、直毛の毛質だったため、ちょっとお手入れをさぼっても、毛玉ができることはありませんでしたが。そして、愛犬はトップノット（頭のラッピング）などされるのは慣れていたので、がんばれました。

しかしうちのトイプードルも老齢になるにつれて、毛足が長いと手入れに時間がかかるのは良くないと、短くカットしました。時たま頭の毛を伸ばしてみたりしましたが、今は１４歳と高齢なのと、それによる体の毛がとても薄くなってしまったので、短くカットしています。

男の子なので相変わらず足を上げて用を足すのですが、関節にあちこちガタがきているので、時々自分の足におしっこをかけてしまうことがあります。そうなると不衛生なので、足の毛も短くカットしました。

今まで体の毛をバリカンで刈り込んだことがないので、相変わらずふわふわの毛を維持できています。ハサミで短くカットして、耳の毛もぎりぎりまで短くして、カットが終わった直後はそのスタイルの由来通り、子羊（ラム）みたいでかわいいです。

まとめ

トイプードルに限らずプードル種は一生毛が伸び続けるので、いろいろなカットのスタイルを楽しむことができます。ですが、老齢になったらなるべく見た目よりも犬に負担のかからないスタイル重視にしてあげたいですね。