犬に『冷水』と『常温水』どちらを与えるべき?

【獣医師監修】犬に『冷水』と『常温水』どちらを与えるべき?

みなさんは犬に与える飲み水の温度について気にしたことがありますか?犬には冷水と常温水のどちらを与えるのがいいのか、また飲み水の与え方などについて改めて考えてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に与えるのは冷水と常温水どちらがいい?

水の入ったボウルとジャックラッセルテリア

犬の飲み水は水道水をそのまま与えている人が多いと思います。中にはミネラルウォーターやウォーターサーバーの水などを与えている人もいると思います(尿石症などミネラルが関係する病気の場合はお勧めしません)そうしたとき「犬の飲み水は冷たくするべきか?常温がいい?」と疑問に感じることもあるのではないでしょうか?

犬に与える水は冷水がいいか常温がいいかについて、結論から言うと基本的には常温水がいいとされています。常温の定義はいくつかあるようですが、主に15~25℃程度で室温と同程度が犬の体に負担が少ない温度だと考えられています。

もちろん、犬によって「冷たい水が好き」「ぬるま湯が好き」など好みがあると思いますが、日常的に与える水の温度としては特別冷やすことも熱することもしない常温がベストです。冷たすぎる水によって下痢をしやすくなりますし、胃腸が冷えて消化能力が低下することもあるので注意しましょう。

また、熱いお湯は犬の口内や食道を傷つけることなどがあるので、与えないように気をつけてください。

飲み水の温度は季節や年齢に合わせる

暑そうに舌を出して歩くブルドッグ

基本的に犬の飲み水は常温がいいとされていますが、「冷水は絶対NG!」「温めたお湯はだめ!」などと厳密に決められるものでもありません。暑い季節などには常温よりもやや冷たい水を少量飲ませて、体を冷やしてあげるのも悪いことではありません。氷を舐めるのが好きな犬も多いと思いますので、少量であれば与えても問題ないと思います。

ただし、内臓が未熟な子犬や体温維持が困難になったり内臓機能も弱りがちな老犬の場合、冷水を飲むことによって体に負担がかかりすぎてしまうので、常温の水または25~30℃程度のぬるま湯を与えるようにして体をいたわってあげましょう。

犬の飲み水の与え方や注意点

ペットボトルから水を飲む犬

犬に与える飲み水は常温でOKだからといって、同じ水を長時間出しっぱなしにするのはあまりおすすめできません。飲んでいない時間が長く置きっぱなしになっている場合は、数時間で水を捨てて入れ替えるようにしてあげましょう。

特にフードボウルなどに入れている場合、細かいごみやほこりが入り込んでしまいがちなので、清潔を保てるようこまめに変えてできるだけ新鮮な水を飲めるようにしてあげるようにしてください。ペットボトルなどでケージなどに下げておくタイプの水入れは、入替えを怠りがちな傾向にあるので意識的に水の入替えを行うようにしましょう。

また、食べ物とは違い水の場合は犬が飲みたいと思ったときにいつでも飲めるようにしてあげることが大切です。犬にとっても水分不足は大きな問題ですし、水を飲む量の変動を知ることは健康管理を行う上でもとても大切です。

いつもより水を飲む量や頻度が極端に多い・少ないという場合には、体調に変化がある場合もあるので注意してあげるようにしましょう。

まとめ

水を飲んでいるビーグル犬の口元

犬にとって飲み水というのはとても大切なものです。その温度については基本的に冷水よりも室温に近い常温水の方がいいとされています。冷たすぎる水や熱いお湯は犬の体に負担をかけて下痢などのトラブルを招く原因となるので、犬が好んでいたとしても日常的に与えたり、一度に大量に飲ませたりしないように気をつけましょう。

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