犬の足裏は手入れしなければいけないの?
犬の足裏まで気をつけて見る方は少ないかもしれませんが、他の部分と同様お手入れが必要です。わんちゃんの足裏を一度見てみてください。肉球の間から毛が伸びていませんか?これは犬の健康にとって、良くない状態です。
足裏の毛が伸びていると、フローリングの床で滑りやすくなります。それがもとで転倒し、怪我をする可能性があります。怪我まではしなくとも、犬の足腰に負担がかかってしまいます。
これを防ぐために、バリカンやハサミを使って、犬の足裏を手入れしましょう。やり方や、おすすめのバリカンなど紹介していきますね。
犬の足裏をバリカンで手入れするやり方
犬の足裏を手入れするに当たって、ハサミよりもバリカンを使ったほうが安全です。犬の足裏は、指の間に毛が生えているので、うっかりすると水かきを切ってしまうことがあります。その点、バリカンなら皮膚を傷つけないので、素人でも安全に足裏の毛をカットすることができます。
では、バリカンを使った犬の足裏のお手入れ方法を説明しますね。
バリカンの音に慣らす
まずは、犬のそばでバリカンのスイッチを入れて、音に慣らすようにしましょう。商品によっては、意外と大きな音がしますし、静かなバリカンでも、やはりブーンという音がします。いきなりブーンという音の鳴るものを体に当てると、それだけで犬はびっくりしてしまいます。
まずはバリカンの音に犬が慣れるようにして、危険なものではないとわかってもらいましょう。犬がバリカンに興味を示したら、スイッチを切って、においをかがせるのも大事です。
バリカンで犬の足裏を手入れする方法
①犬用コーム(くし)で毛を整える
バリカンを使う前に、足の毛をコームでとかします。そのほうが、毛がからまらずに、きれいにカットできます。
②できれば2人がかりで行う
犬と飼い主双方が、バリカンでのカットに慣れるまでは、2人がかりでお手入れしたほうがいいです。犬が動かないように1人が体を保定し、もう1人がバリカンを使います。
このとき、「さあやるぞ!」と飼い主が力むと、犬も緊張したり怖くなったりしてしまいます。あくまでも自然な態度で、優しく保定してあげてください。もし犬が嫌がって暴れても、力ずくで押さえ込まないように注意です。どうしても嫌がる場合は、いったんやめて、翌日以降にするなどして、徐々に慣らすようにしましょう。
③バリカンで毛を刈る
バリカンを使う人が、犬の脚をそっと持ち上げて、足裏とその周辺の毛を刈ります。毛の流れと逆方向、つまりつま先からかかとの方向にバリカンを動かすと、スムーズにカットできますよ。
足裏にバリカンを当てるときは、強く押し当てないように気をつけてください。足裏や足先は犬にとって敏感な部分で、できれば触れられたくない場所です。脚を持つ手にも、力が入りすぎないようにしましょう。
肉球の間からはみ出た毛がカットできれば、足裏のお手入れは終了です。がまんしたわんちゃんをほめてあげてくださいね!
足裏バリカンを実践する前に見ておきたい参考動画
犬の足裏のお手入れ方法、文字だけではわかりづらいかもしれません。参考になる動画を見つけましたので、こちらをご覧ください。
いろんな動画を見てみたのですが、モデルのわんこがどの子も慣れていて、不慣れな犬の足裏バリカンは見つかりませんでした。最初から動画のようにうまくいかなくても、練習していけば、犬も飼い主も慣れていきますよ。
犬の足裏をバリカンで手入れする際のコツ
犬の足裏をバリカンで手入れするときのコツは、次の通りです。
- 肉球の間を指で広げる
- 1人でやるときは、犬を抱き抱えるようにする
- バリカンの歯が水平になるように使う
- バリカンはゆっくり動かす
最初は犬も飼い主も慣れていないので、少しずつゆっくりやっていきましょう。1本の足裏が終わったらおやつをあげるなどして、犬の負担をやわらげてあげるのもいいですね。
先述しましたが、まずはバリカンの音に犬を慣らすのが大事です。犬にしてみれば、初めて見るブーンと音の鳴る何かをいきなり敏感な足裏に当てられるのは、とても嫌なものです。バリカンは怖いものではないとわかってから、お手入れを始めてあげてくださいね。
犬の足裏手入れにはどんなバリカンを選ぶべき?
足裏のお手入れ専用に犬用バリカンを選ぶなら、刃が1mmのものが最適です。全身ではなく、足裏や肛門まわりなどの部分用のバリカンです。
愛犬が長毛で、全身カットもできるバリカンが欲しい場合は、カットする長さを調節できるアタッチメント式がおすすめです。3mm~5mm程度のアタッチメントがついていて、バリカンにセットして使います。足裏のお手入れ時には、アタッチメントをつけずに使えば、部分用バリカンと同じように使えます。
また、なるべく音の静かなバリカンを選ぶほうが、犬のストレスを軽減することができます。飼い主が便利なのは、軽量であることと、電源がどうなっているかチェックしてみてください。部分用バリカンなら、電池式でも十分ですが、全身カットもしたいなら、充電式が便利です。コードレスで使えますし、もし途中で充電が切れても、コンセントからケーブルつきで使うこともできます。
足裏の手入れにおすすめのバリカン
ドギーマン ホームバーバー 部分カットバリカン
こちらは、お値段が安く、電池式の部分用バリカンです。足裏のお手入れ専用に犬用バリカンを買ってみようかなと思っている方におすすめです。高価なバリカンを購入して、結局使いこなせなかったということがありません。
まずはお手頃な値段でバリカンを購入して、犬の足裏カットに挑戦してみたいビギナー向けです。
TurnRaise ペット バリカン
こちらは刃の幅がとても狭く、足裏などの部分お手入れに特化した犬用バリカンです。足裏だけでなく、顔のカットにも使えますよ。
電源は充電式で、コードレスで使えるのも便利です。軽量で、飼い主さんも楽に使えます。刃の幅が狭いので、足裏の肉球の間もきれいにカットできると思います。
犬用 バリカン Mifine
こちらは、全身カットもしたい飼い主さんにおすすめのバリカンです。筆者も実際、こちらの商品を使っています。プロ向けバリカンですが、素人でも十分に使えますよ。以前は電池式を使っていましたが、この商品は充電式で、音もずっと静かです。
12mm~3mmまで調節できるアタッチメント式で、全身カットもきれいにできます。アタッチメントを外せば、足裏のお手入れにも使えます。
おそらく型落ちなのだと思いますが、本来は2万円ほどのお値段がほぼ9割引になっているところも魅力です。プロ向けでも躊躇なく買えるお値段です。
犬の足裏お手入れはバリカンで練習
犬の足裏の毛が伸びていると、フローリングの床などで滑りやすくなり、小型犬やダックスフンドのような胴長の犬種は特に足腰に負担がかかります。転倒して怪我の原因にもなりますので、それを防ぐためにも、家庭でバリカンを使って犬の足裏お手入れができるといいですね。
長毛の犬種は、トリミングのときに足裏もきれいにカットしてもらえますが、やはり家庭でもこまめにお手入れすることをおすすめします。トリミングに行くまでに、足裏の毛がかなり伸びますので、バリカンを使ってお手入れの練習をしてみましょう。
足裏を刈ることに集中してわんちゃんの手足の上げすぎ・引っ張りすぎがよくみられます。刈る前から痛い怖いと思わせないように注意することです。
どの体制でもできるので手足を持っても落ち着いてくれる体制を探してあげましょう。 バリカンはTHRIVEの0.5ミリ刃がオススメです。
手足をギュッと握らないで軽くもち肉球に被さった毛の処理をしてあげるだけでオッケーです(^^) 嫌がって引っ込めるなら引っ張らずに違う手足に切り替えて作業してみましょう!
そのうちにできるようになってきます♪
2019年より 当店はお預かり型のトリミングサロンになりました。
怖がって緊張しているわんちゃんを落ち着かせる時間なく 人の都合により無理やり作業にかかることに疑問を感じていたため 業務チェンジをいたしました(^^)
落ち着く時間・お友達と過ごす時間・休憩を設け ゆっくり作業にかかっています。
わんちゃんが楽しいと思える環境を作っておりますので ご予約前に 1度雰囲気を見学しにいらっしゃってくださいね(^^)