ティーカッププードルとトイプードルの違いについて

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ティーカッププードルとトイプードルの違いについて

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ティーカッププードルとはどういった犬種でありトイプードルとの違い、ティーカッププードルの歴史や体格、性格どういったものがあるのか、ティーカッププードルのかかりやすい病気には何があるのか、特徴をそれぞれ見てみましょう。

ティーカッププードル

ティーカッププードルとトイプードルの違いとは

ティーカッププードルはその名の通り、ティーカップにも入るほど小さい犬で、まさに小さなぬいぐるみのような容姿をした犬です。とても小さい小型犬のトイプードルよりもさらにミニマムになった現在最少のプードルをティーカッププードルと呼びます。そのくりくりした大きな瞳、愛嬌のある小さな体、元気いっぱいに動くその姿に多くの人が魅了されてきました。

トイプードルとどのような違いがあるのかと言いますと、まずは体の大きさ。当然それによって体重も変わってきます。しかし、性格面や精神面はトイプードルとは大差ないと思われます。とても遊び好きで人懐っこいです。
大きな違いと言えば「病気や怪我」についてでしょうか。ティーカッププードルは体が小さいため、骨などもか細いのです。

トイプードルはジャンプが好きな犬種です、それはティーカッププードルも変わりません。人が大好きで、もしかしたらあなたにも喜んでジャンプで飛びついてくるかもしれません。何が言いたいのかというと、その衝撃に耐えうる骨にならない可能性がある、ということです。骨折や脱臼など、膝の病気や怪我に悩まされることがトイプードルよりも多くなる、と思ったほうがいいでしょう。
それを踏まえた上で飼いたいと考えるのであれば、お互いが快適に暮らせる環境づくり、飼い主としての心構え、我が子への愛情を持って大切な時間を過ごすよう心がけてくださいね。

ぜひ迎え入れたいと思ったのであれば、もっともっとティーカッププードルのことを知る必要があります。まずは大元であると言えるプードルの歴史から見てみましょう。

プードルの歴史

プードルは日本をはじめ多くの国々で人気のある犬種であり、非常に古くから存在を確認されている犬種ですが、その起源は不明な部分が多くあり、原産地についても論争が続いているほど特定が困難といわれています。

現在プードルはトイプードルなどの4種類が犬種として認定されています。

プードルの公認犬種

  • スタンダードプードル(体高 45~60cm)
  • ミディアムプードル(体高 38~45cm)
  • ミニチュアプードル(体高 28~38cm)
  • トイプードル(体高 24~28cm)

ただ、ミディアムは日本では公認犬種として登録されていますが、国や地域の中には公認犬種として認められていないところもあります。

プードルとはドイツ語で水中で音を立てるプデルから来ているとされていますが、現在の原産地とされるフランスでは一般的なプードルではなく、カニッシュと呼ばれています。

プードルはボーダー・コリーに次ぐ聡明な頭脳を持つといわれる犬種であり、プードルはウォーター・ドッグが先祖といわれるので水泳が得意な犬種なのでガン・ドッグや軍用犬、盲導犬などとしても活躍してきました。

日本には1950年頃に3頭のトイプードルが初めて輸入されて、その可愛らしい姿に日本人も魅了されたのです。現在ではチワワやダックスフンドと並ぶ日本トップ3の人気犬種になるほど。トイプードルの存在によって日本に愛犬家が増えたといっても過言ではないでしょう。

ティーカッププードルの歴史

ティーカッププードルの人気の始まりは、10数年前に発刊されたアメリカの雑誌。生後1か月ほどのトイプードルの子犬がティーカップに入った写真を掲載したところ、それが大きな反響を呼んだそうな。その出来事を境に日本を含めた世界中でティーカッププードルは認知されたのです。

世界的な犬種登録事業を行っているFCIや日本で犬種登録事業を行っているJKCなど世界的にはティーカッププードルとは登録されずに、トイプードルとして登録されています。
しかし一部のティーカッププードルのブリーダーが団体を設立しており、盛り上がりを見せようとしています。

大元であるプードルが16世紀のフランスの上級階級の夫人を中心に人気を博し、スタンダードプードルを小型化したミニチュアプードルが作出されました。更に18世紀後半にはミニチュアプードルが小型化されたトイプードルが作出され、1940年代に現在のような容姿が完成し、2000年頃にさらに小型化されたティーカッププードルが作出されたのです。

しかし、ティーカッププードルは作出されてから10数年しかたっていない故、その歴史はまだまだ浅く、さまざまなデータは確定的ではないと言えるでしょう。小さくてかわいいから飼いたいという気持ちは少し危険かな…と筆者は感じるわけです。体質的にはマチマチな状態になるともいわれているので、生半可な気持ちでティーカッププードルは飼わないように。

ティーカッププードルの体格

プードル

体高が23cm以下で、体重が2.7kg以下で純犬種の中では体格的にはチワワほどの大きさです。トイプードルは体高が26~28cmで体重が3kg前後の大きさなので、ティーカッププードルとトイプードルの大きさはそこまで大きく変わるわけではありません。
オス・メスでの体の大きさも大きな差はなく、どちらでも小さくてかわいく育つでしょう。

成長したらティーカップサイズじゃなくなることも?

犬には当然個体差があり、みんながみんな同じ成長をするとは限りません。ですので、子犬時代にはティーカップと予想していても、タイニーサイズ、トイサイズまで大きく成長することもあります。あくまで推測という形でブリーダーは子犬の販売をしているので、気をつけましょう。それに、体の大きさよりも健康が第一ですしね。
※中にはトイサイズなのにわざと小さく見せてティーカップだと騙し、高値での取引を要求する悪徳ブリーダーも存在するようです。ブリーダー選びは慎重に行うようにしてくださいね。

ティーカッププードルの性格

ティーカッププードルは他のプードルと同じく全犬種の中でボーダーコリーに次ぐ聡明な頭脳を持つといわれ、学習能力も高いのでしつけはしやすいタイプの犬種ですが、他の超小型犬種同様に飼い主や家族に対する依存心が強くなる傾向があります。

好奇心が強く、冒険心に富んでいるのでいつも何か起こらないかと思っているタイプの犬種です。飼い主や家族に従順で非常に友好的であり、遊ぶ事が大好きな犬種ですが、神経質な面があるので注意が必要です。
ティーカッププードルを含めたプードル全般に言える事ですが、頭脳明晰なので甘やかしすぎるとずる賢くわがままな犬になってしまい、飼い主や家族が大変な目に遭ってしまうので、過剰に甘やかさないようにしましょう。

他の犬種でもそうですが、特に頭が良い犬種といわれる犬種を飼育する場合は愛犬との関係を明確にしておく必要があります。犬は群れで生活していた為に、順位をつけたがる動物です。飼い主や家族が上位であれば問題ありませんが、万が一犬が自分の方が上位だと思ってしまった場合はわがままな犬となってしまいますよ。

ティーカッププードルがかかりやすい病気

白内障

眼球の水晶体は通常、透明ですが、何らかの原因で水晶体が白濁した状態が白内障で、犬は他の動物よりも白内障が頻繁に発症します。

犬種としてはコッカー・スパニエル、プードル、ビーグル、アフガン・ハウンド、狆などで発症が多い傾向にあり、原因は先天性と後天性に分類されます。

水晶体の一部もしくは全部が白濁する病気であり、進行するほど白濁し、視力障害が発現して、進行すると緑内障を併発します。

乳腺腫瘍

犬の乳腺腫瘍は犬の腫瘍の中では皮膚腫瘍に次いで2番目に発症が多い腫瘍です。乳腺腫瘍はメスで発症が多いですが、稀にオスでの発症もあります。

発症した乳腺腫瘍の50%は悪性で、悪性の乳腺腫瘍の50%は転移します。

はっきりとした原因は不明ですが、その発生にはエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンとの関係が示唆されているので初回発情前に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率を低下できるといわれています。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、椎間板に異常が起こり、椎間板の内容物が脊柱の中に突出する事により、脊髄を傷害して様々な神経症状を引き起こす病気です。

一般的に頸椎や胸椎、腰椎領域で発症する事が多い傾向があります。

椎間板ヘルニアには軟骨様異形成と線維様異形成の2つのタイプがあり、軟骨異形成はダックスフンド、シー・ズー、ペキニーズ、ビーグルなどの小型犬種で若い頃から急速に進行する事が多い傾向があり、線維様異形成はダックスフンド、シー・ズー、ビーグルなどの犬種以外の犬種で加齢に伴って進行します。

首の椎間板ヘルニアでは首の痛みから始まり、運動失調、麻痺が認められるようになり、胸や腰の椎間板ヘルニアでは腰や背中の痛み、後肢の運動失調などが発現します。

どのヘルニアでも悪化すると、自力で起き上がれなくなり、自力によるおしっこやウンチをするのが難しくなります。

骨折

ティーカップ・プードルは超小型犬である為に、骨折が起こりやすい傾向があります。

骨折とは外力によって骨の構造上の連続性の一部やその全てが断たれた状態をいい、その原因により外傷性骨折や病的骨折などに分類され、更に骨折の状態により単純骨折や複雑骨折などに分類されます。

外傷性骨折は骨が持つ生理的に耐えられる力を越えた大きな外力が骨に作用して起こる骨折です。

犬では交通事故や落下等の強度の打撲が原因で発症する事が多く、小型犬や超小型犬の場合は犬同士の喧嘩によって起こる事もあります。

病的骨折はくる病や骨腫瘍、骨感染症、栄養障害などが原因となり、普通の状態では骨折する事はないほどの軽微な外力でも簡単に骨折する事があります。

どの骨折でも痛み、骨折部位の腫れや熱を持つ、内出血、骨の変形などが認められます。

まだまだ新しい病気にかかる可能性は否めない

上記の病気はかかりやすいといわれていますが、ティーカッププードルは犬種として固定されていないので将来的には更なる病気になる可能性が出てくる可能性はあります。もしトイプードルじゃなく、より小さくてかわいいティーカッププードルを飼いたい!と考えている方は、ご自分の生活環境やティーカッププードルのことを第一に考え、理解したうえで検討してみてくださいね。

口をあけたプードル

まとめ

ティーカッププードルはアメリカや日本で人気のある犬種ですが、公認犬種として登録されるにはまだまだ時間がかかるでしょう。ティーカッププードルが将来的には別の犬種として登録されるのか、プードルの新しいタイプとして登録されるのかはわかりませんが、あと何十年後には公認犬種としてなるといいですね。

▼ティーカッププードルについて詳しく知りたい方はこちら
ティーカッププードルについて

ユーザーのコメント

  • 女性 ポムポム

    ティーカッププードル、日本で出始めたころはとても人気&話題になりましたよね。カップに入ったかわいい姿がとても印象的だったのを覚えています。当時ワンコを飼っていなかった私には見ているだけでかわいくてぬいぐるみみたいでほんとにほんわかとした気分になりました。実物を見たのは最近でしょうか。ペットショップでパピーを見て、両親の体重を見て改めて驚いた記憶があります。ですが、小さく改良された子が病気や怪我のリスクが高いことは以前から指摘されていたことです。ティーカップちゃんも同じですよね。生き物は赤ちゃんのころに感動的なかわいさがあり、そこから成長してサイズも大きくなり顔つきも変わっていきます。犬を飼う前は、小さいままだったら・・なんて願いましたが、ティーカップちゃんはまさにその願いをかなえた形ですね。私も、小さいままで、、と願っていましたが3歳のシュナちゃんと生活する中で、おおきく成長したかわいさにもメロメロです。多少、こけようとも間違って踏みかけても安心です(笑)。小さい子は育飼育環境のスペース的にも需要はとても高いでしょうし、飼った際はぜひそのサイズに付随する危険にも飼い主さんに上手に対応していただきたいです。
  • 女性 aoi

    ティーカッププードルは小さいことから飼いやすい犬種だと思われてしまう方もいるかと思いますが、小さい体だからこそ気を付けなくてはならないこともあります。基本は丈夫な体なので、怪我などは飼い主が注意して見ておくことで十分予防できますが、骨が細いのでうっかり不注意で大怪我をしてしまうことがあります。
    体が小さいのでお産の時は帝王切開になるリスクもあります。病気や手術に耐えられる体力も少ない方なので、そういったリスクも頭に入れておかなくてはならないと思います。
    トイプーに限らず小さい犬種は特に気を付けなくてはなりませんが、ティーカッププードルは特に食が細い子もいるので低血糖には注意が必要です。

    もちろん小さいことでの利点もあります。例えばフードを購入する際、そこまで大量に必要ではないことから小さい量のもので足ります。買い物の際にも苦労しないと思います。連れて歩く時も、体重が軽いので長時間抱っこしていることもできると思います。フィラリアなどのお薬類も少ない量で済むので経済的に助かる面もあるかと思います。

    ティーカッププードルのお値段は小さくはないですね。アクセサリー感覚の甘い気持ちで飼われることを考えたら、お値段高めでいいと思います。
  • 女性 マヌカ

    うちの愛犬はトイプードルなのですが、確かにティーカッププードルとトイプードルの違いを説明してくれと言われたら、きちんと説明できるか不安です。最初に大きさの違いしか伝えることができないと思います。また、家族でずっと前からトイプードルが飼いたい!と話していたので、ティーカッププードルの存在は知っていたものの、飼うことは考えていませんでした。しかし記事を読んでみると、ティーカップもカワイイですね!初めて見た時はとにかく小さくてビックリしました。歴史も浅いようなので、確かに安易な気持ちで飼うことは難しいような気がしました。「プードル」は性格も明るく、甘えん坊です。抜け毛も少なく、しつけしても比較的すぐに覚えてくれます。そういうこともあってか、うちの近所にトイプードルを飼っている方がたくさんいますよ!トイプードルでもティーカッププードルでも、病気をせずに長生きしてもらいたいですね。
  • 20代 女性 ひとみ

    今、家にティーカッププードルのプリンちゃんが来て1年が過ぎたぐらいです。
    父親と犬が飼いたいという話になり、何ヵ月も掛けていろんなお店を回っていました。
    そして、子犬専門の小さなお店でプリンちゃんに出会いました。
    その頃はまだ2ヶ月でとっても小さくてぬいぐるみのようでした。
    抱っこすると連れて帰りたくなり即決でした(笑)
    プリンちゃんの両親は片親はティーカップで片親はタイニーだったのでどちらの遺伝子が強く出るか分からないと説明を受けました。
    ティーカップサイズは病気もしやすく、食事量も少ないため低血糖を起こしやすいですと散々だと思うぐらい説明を受けました。
    今のところ、大きな病気もせず毎日元気いっぱいですが、気管虚脱があるようでたまに苦しそうにグェーと呼吸しています。
    食事もなぜか口にしない時もあり、低血糖になりかけて震えたりもします。
    ティーカップは非公認ですし小さい分だけ、リスクも高くなる事がよく分かりました。
    どうしてもティーカップちゃんが欲しい方は大きなペットショップより
    子犬専門のブリーダーショップのようなお店を見つけてください。
    きちんと説明をしてくださいますし、飼い始めて3日間何かあれば夜中でも駆けつけますと連絡先もくださいました。
    きちんと説明を受けれて、納得いく場所で購入されてください。
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