犬がプラスチックを誤飲した時の対処法や症状、予防する方法まで

犬がプラスチックを誤飲した時の対処法や症状、予防する方法まで

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犬が誤飲したと気付いた場合、何をすれば良いのかわからないと焦ってしまいますよね。特に様々な物に使われているプラスチックの破片は非常に危険です。今回は犬がプラスチックを誤飲したときの症状や対処法、予防法をご紹介します。

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犬がプラスチックを誤飲した時の対処法

獣医さんに抱っこされる子犬

では、まずは愛犬がプラスチックを誤飲したかもしれないという状況に陥った際の対処法からご紹介していきます。プラスチックを食べた可能性が少しでもあるならば、以下の点を守り行動しましょう。

病院に連れていく

プラスチックは誤飲してしまうと非常に危険です。そのため、「あれ?もしかしてうちの子、プラスチックを誤飲したかもしれない」と少しでも疑う出来事がある場合、早急に動物病院に連れて行きましょう。

動物病院へ連れて行けば、獣医さんが適切な対応を取ってくれます。病院ではまず、レントゲンを撮り、体のどこに誤飲したプラスチックが入ってしまっているのか、またどのくらいの大きさなのかを診てもらうことが多いです。

処置方法は異物の状態や大きさなどにより異なりますが、小さい場合はうんちと一緒に排泄される可能性があるため、高繊維食を摂取させることで排便を促し観察します。大きい場合は、内視鏡でプラスチックを摘出したり、場合によっては開腹手術を行うこともあります。

動物病院に行く時に持参すると良い物

動物病院に行く際は、まず事前に電話をしておきましょう。病院によっては機材が揃っておらず、緊急の場合は適切な治療ができないこともあるため、他の動物病院を勧めてもらえることもあります。

そして病院に行く際には、どのような物を誤飲してしまった可能性があるのかを説明するために、同じ物があるなら実物を、写真があるのであれば写真を持って行き、実際に獣医さんに見てもらいましょう。

無理に吐かせようとしない

何か異物を誤飲してしまった際、物によっては飼い主が吐かせるというような話もありますが、プラスチックの場合、無理に吐かせようとすると、体内を傷つけてしまう恐れがあるため非常に危険です。

また、途中まで上がってきてしまったけれど、喉元で留まってしまい、気道が塞がってしまうという恐れも考えられます。素人が無理に対処しようとすると、さらなるリスクを生み出す恐れがありますので、無理に自分で吐かせようとせず、獣医さんにお願いしましょう。

犬がプラスチックなどを誤飲した時の症状

元気のないビーグル犬

次に犬がプラスチックを誤飲してしまった時の症状について説明します。飼い主が気付かないうちに誤飲してしまっていることもありますので、下記のような症状が現れた場合は、「プラスチックか何かを誤飲したかも」と疑い、病院へ連れて行きましょう。

嘔吐

まず最も多い症状として嘔吐が起こります。口から入ってしまった異物に対し体が拒否反応を起こした結果、嘔吐という症状が起こります。

嘔吐が起こっている場合は、すでに胃の中に入ってしまっていたり、あるいは腸閉塞を引き起こしている可能性が考えられます。また誤飲によって嘔吐が引き起こされる場合、他の症状が同時に現れることもありますので、注意深く観察しましょう。

食欲低下

いつもは食欲旺盛なのに、今日はごはんを出しても食べようとしない、おやつを見せても反応がないという場合は食欲不振の症状が現れている可能性があります。この食欲不振も誤飲の症状の1つです。

胃の中に異物が入ってしまうと、体は拒否反応を起こし、先ほど紹介したように嘔吐などの症状を引き起こします。そのため、食欲がなくなり食欲不振に陥ってしまいます。

誤飲により嘔吐が引き起こされた場合、食欲も低下する傾向が強いので、普段と比べて食欲が低下していないかどうかも観察し、病院へ連れて行く際にはその点も獣医さんに相談してみましょう。

下痢

嘔吐と共に引き起こしやすい症状が下痢です。やはりこちらも体内に入ってしまった異物を体から排出しようとし、体が引き起こす拒否反応の一種です。

もしも誤飲したプラスチックの大きさが小さかった場合、下痢で排出されたうんちに入って排出されることもあります。もしも愛犬が下痢をしており、誤飲が原因の疑いがある場合、うんちも観察してみましょう。

腹痛

プラスチックを誤飲してしまった際、激しい腹痛を引き起こすこともあります。犬は「お腹が痛い」とは言えませんが、普段より元気がなかったり、突然おかしな鳴き声を出したりといった様子が見られたら、腹痛を感じている可能性があります。

腹痛を引き起こしている場合、すでに腸閉塞などの病気を引き起こしている恐れがありますので、早急に病院へ連れて行き、獣医さんに処置してもらう必要があります。

まずはかかりつけの病院へ電話をし、対応してもらえるかどうかを確認し、対応可能であればすぐに連れて行きましょう。もしもそこで対応してもらえないのであれば、どこの病院であれば対応してもらえるかを尋ねてみましょう。

プラスチックを犬が誤飲した時に注意したい病気

獣医さんに頭を撫でられる犬

プラスチックを誤飲してしまうと、上記で紹介したような様々な症状を引き起こします。中には、すでに病気を引き起こしている恐れもありますので、早急な対応が求められます。ここでは犬がプラスチックを誤飲したときに注意したい病気をご紹介します。

食道閉塞

まずは食道閉塞です。口から入った物は食道を通り、胃の中に到達しますが、異物を口から食べてしまった場合、サイズが大きすぎるあまり、胸の前の食道を通過できず、食道でつっかえてしまうことがあります。これが食道閉塞です。

食道閉塞を引き起こしている場合、食道に詰まったプラスチックなどの異物を吐き出そうと嘔吐するような仕草を何度も見せます。しかし、吐き出せないためによだれを出し続けることになってしまいます。

そのまま放置してしまうと何も食べられず、衰弱してしまうので、早急な処置が必要になります。多くは病院で内視鏡による摘出を行い対処します。

気道閉塞

非常に怖い病気が気道閉塞です。食道までもいかず、その手前の喉元の気道部分でひっかかってしまい、気道を塞いでしまっている状態です。この説明を聞いただけでも息苦しくなりますよね。

すぐに対処しなければ窒息死してしまう恐れがあるため、まずはすぐに病院へ連絡し、緊急対処の方法を尋ねましょう。多くは胸元を心臓マッサージのように押し、口から吐き出させたり、外から見える位置にある場合は、ピンセットで取り出すこともあります。

とにかく早く対処しなければいけない症状なので、自宅から病院まで車で移動するのにどのくらいの時間かかるかを把握し、自宅で緊急対処するか、間に合うようであれば病院へすぐに連れて行き処置してもらうかを判断しましょう。

腸閉塞

腸閉塞は胃に入った異物がそのまま腸まで到達してしまい、腸の内部を塞いでしまっている状態を指します。腸閉塞になってしまうと、食欲不振や下痢、嘔吐、腹痛などの様々な症状を引き起こします。

この症状を放置してしまうと、腸内で増殖してしまった細菌の毒素が逆流してしまい、体内に入り込み、最悪の場合ショック状態に陥ってしまうこともあり非常に怖い病気です。腸閉塞を引き起こしてしまった場合は外科手術により処置します。

腹膜炎

プラスチックを誤飲してしまい、最終段階に入ってしまうと腹膜炎を引き起こします。腹膜炎は、異物により腸内を傷つけてしまい、壊死してしまったり破れてしまう症状です。

腹膜炎の症状が現れた場合は、すぐに手術をしなければいけませんが、非常に怖い病気なので、手術をしても助からないことがあります。愛犬を守るためには、腹膜炎を引き起こす前の段階の症状で気付き、早急に処置してもらうことが重要です。

犬は誤飲したプラスチックを消化できる?

ペットボトルで遊ぶトイプードル

犬は誤飲した物を体内でしょうかできるかという疑問を持つ飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと、誤飲したプラスチックを消化することはできません。

先ほど少し触れましたが、小さいサイズのプラスチックであれば、うんちと一緒に排泄されることはあります。しかし、とても小さいサイズでなければ排泄できない上、体内でプラスチックを消化することはできません。

「愛犬がプラスチックを誤飲してしまったけれど、うんちとしても排出されていない。それでも元気があり、食欲もある」という場合も、誤飲したとわかっているのであれば、念のため獣医さんに相談してみましょう。

症状があまり現れず、胃の中に入ってしばらく経ってから症状を引き起こすこともありますので、早めに処置してもらうに越したことはありません。

直接病院へ連れて行くのではなく、電話で尋ねるだけでも良いです。中には念のため連れてきてくださいと言われることもありますので、そのように指示されたら獣医さんに従い、病院へ連れて行きましょう。

犬が誤飲しやすい物

ペットボトルで遊ぶトイプードルとボトルキャップ

今回は犬がプラスチックを誤飲してしまった際の対処方や症状などをご紹介して参りましたが、「犬がプラスチックを誤飲することがあるの?」という疑問を持たれる飼い主さんも多いでしょう。

たしかに食べ物でもないのに食べてしまうという点には疑問符が浮かびますが、実際にプラスチック製の物を誤飲してしまう犬はいるのです。例えば、ペットボトルキャップやビニールの袋、ボタンなどが犬が誤飲しやすいプラスチック製の物に挙げられます。

もちろん、犬はこれらを食べようと思って口に入れているのではありません。あくまでおもちゃとして遊んでいた際に誤って飲み込んでしまい、誤飲してしまったという事故が多いです。

基本的に犬の口に入るようなプラスチック製の物は床に置かないようにしましょう。床だけでなく、愛犬が届きそうな場所や見える場所にも置きっ放しにしないようにしてください。

犬の誤飲を予防するには

床で寝るジャックラッセルテリア

上記でも少し触れましたが、犬の誤飲を予防するためには、犬が届く場所はもちろん、犬から見える場所に誤飲しそうなサイズの物を置きっ放しにすることはやめてください。私たち飼い主が思いもよらない物で遊んだり、口に入れて確かめようとするからです。

また少し高い場所であっても、犬から見える場所に興味を惹く物を置いていると、私たちの想像を超えた力(ジャンプ力など)を発揮し、上って捕ってしまうことがあります。

誤飲も怖いですが、ジャンプ時に激突したり、誤って落ち怪我をしてしまう恐れがありますので、高い場所であっても見えるところに置きっ放しにすることはやめましょう。

犬が誤飲をする原因の大半は、飼い主の置きっ放しです。床やテーブルの上、テレビ台の上に置いてある小物など、愛犬の口に入りそうなサイズの物は、なるべく別の場所に移動させるようにしましょう。

まとめ

笑顔の犬と獣看護師

いかがでしたでしょう。犬は私たちが想像しない物を口に入れ、遊んだり確かめようとする習性があります。誤飲してしまうと恐ろしい症状や病気を引き起こす原因になりますので、この機会に、愛犬にとって危険な物が手の届く範囲に置かれていないかを確認してください。

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