犬種によってトリミングにかかる時間は違う?時間がかかってしまうのはどんな犬?

犬種によってトリミングにかかる時間は違う?時間がかかってしまうのはどんな犬?

犬も室内飼育が一般的になってきた昨今、欠かせないのがトリミングですよね。ですが、トリミングにかかる時間は犬種や個体によってさまざまです。なぜ違いがあるのでしょうか。また、どんなわんこが時間がかかってしまうのでしょうか。

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シャンプーコースとカットコース

シャンプーされている犬

トリミングサロンでは一般的に、基本的なお手入れが全て含まれたコースメニューと、時間がないときやその時々の必要に応じて行う単体サービス(爪切り、耳掃除など)が設定されています。多くの場合、メインとして利用するのはコースメニューです。トリミングサロンによって名称はさまざまですが、トリミングには大きく分けて2つのコースがあります。

シャンプーコース

その名の通り、シャンプーがメインとなるコースです。シャンプーの他に、爪切り、肛門腺しぼり、耳掃除、足裏カットなどがセットになっている場合がほとんどです。大掛かりなカットが必要でない短毛種の犬は多くがこちらを利用します。標準的にかかる時間は1時間ほどです。

カットコース

こちらはカットがメインとなるコースで、シャンプーコースにプラスして身体全体の被毛のカットが含まれます。カットによってスタイルを整える必要のある犬はこのコースを選択します。標準的にかかる時間は3時間ほどです。

このように標準的な所要時間をご紹介しましたが、では、この標準的な所要時間をオーバーしてしまうのは、一体どのような犬なのでしょうか。具体的に見ていきます。

大型犬や長毛種の場合

バーニーズマウンテンドッグ

感覚的にもわかりやすいのが、大型犬や長毛種の場合です。大型犬はシャンプーする面積も広ければ、カットする面積も広いので、当然ながら小型犬よりは大幅に時間がかかります。また、毛足の長い長毛種も、シャンプーはもちろんのこと、ドライヤーによる乾燥作業に膨大な時間がかかります。そのため、かかる時間はもちろんのこと、金額も小型犬の何倍もに上ることがあります。

複雑なカットをオーダーした場合

プードル

人間が美容室でカットをするときにどんな髪型にしたいかの希望を聞かれるように、犬のトリミングも、カットコースを利用する場合、どのようなイメージに仕上げたいかを聞かれることになります。同じオーダーであっても担当のトリマーさんやサロンによって仕上がりの雰囲気が何となく違って、ここのサロンでないと嫌、この担当さんでないと嫌、とこだわりのある飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。

そんなカットスタイルですが、ただ長さを短くするだけのカットから、ライオンカットやテディベアカットといったちょっと変わったスタイルまでさまざまです。オーダーしたカットが複雑であればあるほど、当然ながら、トリミング全体に要する時間は多くなります。

トリミングを嫌がってしまう場合

怒っている犬

また、トリミングが初めての犬や、トリミングを嫌がってしまう犬も時間がかかってしまう傾向にあります。トリミングサロンでは、基本的に犬を紐などの保定具で保定してトリミングしやすい立位の体勢を保ったり、むやみに動けないようにします。

ですが、トリミングに慣れていない犬や、他の人に触られるのが嫌いな犬は、どうしても抵抗してしまいます。噛み癖のある犬の場合には、口輪などを装着することもありますが、それでも装着の過程や作業の過程などでトリマーさんの咬傷事故は耐えません。そうなってくると、犬を大人しくさせることに時間がかかり、作業もスムーズには進まないので、標準的な所要時間を大幅にオーバーしてしまいます。

まとめ

トリマーと犬

いかがでしたでしょうか?トリミングは犬の外見を良くするためだけでなく、健康を維持するためにも欠かせないケアです。とはいえ、長時間のトリミングは犬にとっては大きなストレスでもあり、終わった後には疲れきっていることも少なくありません。良い子でトリミングを終えられた後には、たくさん誉めてごほうびをあげてくださいね。

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