愛らしい姿で愛犬家を魅了するチワワ
アップルヘッドと言われるまあるい頭、まあるい大きな目、とっても小さな体。
かわいらしいチワワの外見はどの人をも魅了します。
ポケットドッグとも言われ(人間の洋服のポケットに入る位の大きさであることから)、海外ではまるでファッションの一部のようにもてはやされたりもしました。
日本でも、一時期、コマーシャルでウルウルな瞳のかわいらしいチワワが人気となり、チワワの頭数が一気に増えました。
ひょいっ!と持ち上げられることもできるので、まるでぬいぐるみのように勘違いしてしまいそうなのですが、チワワも立派な犬。
そして、実はどの犬よりも賢かったりもするのです。
気質、性格をきちんと理解して、ワンコも飼い主さんもハッピーな毎日を過ごしたいですよね。
チワワの性格まとめ!オスメスの違いと犬種に合わせたしつけ方のコツまで
写真は我が家のチワワとぬいぐるみです。こうしていると、どちらもぬいぐるみみたいでかわいらしいですよね。
ところがドッコイ!(笑)このチワワの子が我が家のボスです。
大きなスタンダードプードル2頭と、気が強いと言われるテリア種のミニシュナ3頭を従えています。
チワワの性格とは
犬の性格を決めるものは、先天的なもの(遺伝的に受け継がれるもの)と後天的なもの(生まれてから育った環境)が複合的にあわさり決まっていきます。
チワワに限らず、どの犬種でも、一概に【これがその犬種の性格である】と言い切る事は出来ず、個体差はかなりあります。
ですが、どの犬種も多くは人間が意図的にブリーディングしてきた歴史があるので、ブリーディングの過程で、その犬種の作出目的に沿って性格も選んで交配されてきている為、ある程度、犬種によって性格の傾向があることは事実です。
チワワに関しては、一気にブームになり需要が増えたこともあって、性格や骨格、体質、病歴などを無視した無理なブリーディングがされている場合が多い為、更に性格は多様になっている傾向がありますが、一般的に一言で言うと
【強気でビビリ】
という言葉がぴったりな気がします。
とても繊細で神経質、怖がり、内向的な気質を持つ一方、大胆で勇敢、強気な気質もあるので、先天的に持つそういった性質が、後天的なもので、どれが強化されるのか?で性格が決まってくるのではないかと思われます。
そして何より、実はチワワはとっても賢いんですよ。
チワワの両親の性格をチェック!
飼育環境やトレーニングなど、後天的なもので性格は変わってきますが、先天的なもの(遺伝として受け継がれる性格)は、かなり影響を受けますので、両親犬の性格・気質をチェックすると先天的なものがよくわかります。
特に母犬の性格を受け継ぐ場合が多いと言われていますので母犬の性格をチェックしてみて下さいね。
あまりにも内向的でビビリな犬が親犬の場合、後天的なもので変えていくことはかなり難しいと思われます。
逆に、あまりにも強気で攻撃性が強い親犬の場合、こちらも後天的なもので変えていくことは難しいと思います。
基本はビビリで繊細なチワワの性格
パピーの頃は本当に怖がりで、外に出ることも、歩くことも拒否するほど。
しつけ教室に通って、社会化に励みました。
ところが!
しつけ教室に通ったのは1歳になるまで。
チワワはその後の半年が大切だったんですね・・・。
しつけ教室が終わると、散歩程度でそれほど外での人や犬との接触、ストレスを受けさせなかった為、1歳を過ぎた頃から、異常な攻撃性を見せるようになりました。
いや、攻撃性というのはちょっと弊害があるかもしれません。
とにかく、根が怖がりで、ビビリなので、
【先手必勝!】
とばかりに、外で出会った犬や人間に吠えかかるんですよね。
写真は我が家のそのチワワ。
車の中からでも、頼んでもいないのに外を常に警戒して番犬をしています。
怖がりのまま、内向的になっていくか、我が家のように攻撃的になるか?
いずれにしても、繊細でビビリなチワワの基本的な性格からくるものだと思われます。
しつけ教室の先生の言いつけを守って、あと1年は、沢山の人やワンコに会わせたり、外界のストレスを無理のない程度で与えたりして、ビビリな性格の部分を経験からくる自信で補える様、ケアをしてあげるべきでした。反省です。
勇敢で強気なチワワの性格
写真は実家のチワワです。
我が家のスタンダードプードルの上にのっかっています。
小さい身体といえども、とても勇敢で強気な気質を持つチワワ。
大型犬を前にしてもひるみません。
実家のチワワは広大な敷地を持つブリーダーさんの所の出身なので
パピーの頃から、いろいろな犬とその広大な敷地を走り回っていました。
ですから、わりと社会化もできており、外でも吠える事もなくどのワンコや人間とも仲良くできていたのですが、実家の母が高齢になるにつれ、外との接触も散歩位になったこともあり、来客時の吠えがひどくなっています。
ただ、母は高齢の為、耳が遠く、インターホンも聞こえづらくなっている為、来客のたびに、吠えてくれるチワワの存在はとても頼もしい為、この警戒吠えを歓迎しています。
理想は、飼い主が、「やめ!」と言ったら吠える事をやめてくれればいいんですけれどね。そのトレーニングは特にしていないようです。(笑)
ということで、チワワは大型犬にもひるまず、立派な番犬の役割を果たすこともできるほど勇敢な性格の持ち主でもあります。
遊び好きで活発!賢い!チワワの性格
写真は我が家のチワワ。キャンプ場で走り回っているところです。
とても小さくて愛玩犬の代表!のようなチワワですが、実はとてもバイタリティがあり、遊び好き。
我が家のチワワもいくら走り回っても疲れ知らずです。
一時、オビディエンス(服従)訓練のトレーニングに通った事があるのですが、賢いと言われるスタンダードプードルに負けず劣らず、すぐにいろいろなことを覚えてしまったことにはびっくりしました。
ドッグスポーツの世界でもチワワは活躍をしていることでもそれはわかりますよね。
アジリティ、オビディエンス、ドッグダンス、最近はチワワの姿を多く見る事ができます。
もちろん、体が小さいので、家の中を走り回るだけでも運動が足りてしまう場合も多いのですが、好奇心が旺盛でとても賢いチワワ。
家の中でもいろいろな芸を覚えさせたり、家の中にある家具などを使ってアジリティもどきをしたりすると、とても楽しいですよ。
愛情深いチワワの性格
強気でワガママ、家族以外の犬や人間に排他的な印象のあるチワワですが、実はとても飼い主に忠実で愛情深い犬種です。
我が家のチワワの場合、家族全員で出かけて、途中で、一人抜けると(犬でも人間でも)、他のワンコ達はそのまま歩みを止める事はないのに、チワワだけは、抜けた人間や犬が行った方向をずっとみつめて、群れに戻らないのか?とでも言っているようにその場を動きません。
小さいけれど、愛情深い頼れるワンコです。
チワワの性格はオスとメスで変わる
これも一概には言えず、個体差は大きいかと思われますが、チワワに限らず、一般的にメスの方がはやくに自立して、ドライな性格の子が多い傾向があるのではないかと思います。
オスの方が精神的な発達が遅く、いつまでも甘えん坊の子が多いのではないでしょうか?
そして、オスの方が単純明快!
人間と同じですね。(笑)
チワワの性格は毛色によって違う
これもいろいろな説があり、茶系が入っていると活発、色が濃い方が活発などと言われていますが、これだ!という決定的な傾向はないように思われます。
ですが、先に記述したように、性格は先天的なものから多く影響を受けますので、日本に入ってきたもとの系統のワンコ達、その後、その子達がどれほど多く子孫を残したか?等により、性格と毛色に傾向がみられる場合もあるのかもしれません。
チワワについてのまとめ
以上、いろいろとチワワの性格について書いてきましたが、ビビリで強気!ワンワン吠えて活発な子がいる一方、内向的でほとんど動きたがらない・・という子もいます。
いずれにしても、先天的なものと後天的なものが複雑に交差して作り上げられるチワワの性格。どちらの方向にも極端に向かいがちですので、どんな性格でもどんとこい!な方にはぴったりな犬種です。
是非、その子、その子の性格を楽しみながら、ワンズとの生活を楽しんで下さいね。
ユーザーのコメント
女性 匿名
女性 ひまわり
幸いうちの子の場合は早い時期にトレーニングを開始する事ができたので良かったのですが、しつけが遅れてしまうと癖が取れづらいとの事です。もし自分のうちの子がビビリ癖のあるチワワちゃんだと気付いたら一人で悩まずにプロに相談する事をオススメしますよ。
女性 ゴン吉
うちにきた時に、あまりの吠え癖に一喝してみたところ大人しくなりました。吠えたらいけないということを理解するのはとても早かったです。元々賢い犬種なので、飼い主さんは毅然とした態度で接することが大事だと思いました。
女性 もふころ
どの犬種もそうですが、飼うのならこの記事のように犬種別の性格を学んでから飼うべきだと思います。