柴犬がかかりやすい病気
柴犬は、日本を代表するワンコです。柴犬は忠誠心が強くて、とっても愛嬌のあるワンコです。
一般には、柴犬はとても丈夫で、なかなか病気はしません。
病気の症状が出ていても見逃すケースもあるとか。
しかし、そんな柴犬でも、年齢や体質、遺伝によって、様々な病気を発症する可能性が有ります。
今回は、そんな柴犬がかかりやすい4つの病気について、詳しくご紹介したいと思います。
皮膚の病気
↑アトピー性皮膚炎の柴犬です。↑
まず、一つ目は、皮膚の病気です。
ワンコの皮膚の病気にはいくつかありますが、柴犬がかかりやすい病気は、『アトピー性皮膚炎』です。
この病気は、アレルギーを吸い込むことで、皮膚に炎症が起こる病気です。
この病気にかかると、強いかゆみが現れます。そのため、ワンコは、しきりに体をかき始めます。
体をかくことで、フケが出たり、皮膚が傷ついたり、ただれたりします。
好発部位は、耳や目、口の周り、関節の内側や四肢の付け根です。
このアトピー性皮膚炎は、花粉などの季節型のものと、一年中出るものとがあります。アレルゲンも花粉やダニやホコリなど様々です。
治療は、かゆみなどを止めるお薬が処方されます。
骨や関節の病気
2つ目は、骨と関節の病気です。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
柴犬がかかりやすい関節の病気は、『膝蓋骨脱臼(パテラ)』です。この病気は、膝のお皿と言われる部分がずれてしまう病気です。
痛みはなく、自然に治る場合もありますが、ひどい時は、痛みと腫れが生じ、脱臼している足が地面につけないことがあります。
原因としては、高い所から飛び降りる、高くジャンプする、後ろ脚で立つなどの、足に負担がかかることをした時に起こります。
この病気の治療は、軽い場合は様子を見ますが、多くの場合は、手術が必要になります。
股関節形成不全
そして、骨の病気には、『股関節形成不全』があります。
この病気は、遺伝的に股関節を形成する骨が十分に発育しない病気です。
そしてこの病気は、幼犬の頃は普通なのですが、成長するにつれて歩行の異常が見られます。
歩行がだんだんできなくなり、脱臼を起こしたりします。
やがて、股関節が変形します。
症状はだんだんと進行します。
軽度のうちは、安静にして、体重を増やさないようにすることが大切です。
症状が重い場合は、手術が必要になることがあります。
循環器の病気
3つ目は、循環器の病気です。
僧帽弁閉鎖不全症
循環器の病気には、『僧帽弁閉鎖不全症』です。この病気は、心臓の弁に異常が起こる病気です。
心臓の弁がうまく閉じなイことにより、血液が逆流したり、肺に血液が溜まったりします。
年齢と共に進行するので、早期発見が大切です。症状は、最初は無症状ですが、5〜6歳頃から症状が出始めます。
症状の出方は、最初のうちは、運動後に空咳が出ますが、だんだんと症状が進行します。
運動後の空咳が、夜中から朝にかけて咳がひどくなります。
その後、呼吸困難が現れます。
治療は、主に薬の内服です。ひどい時には人工心肺を使っての手術が行われますが、手術可能な動物病院がかなり限られます 。
目の病気
4つ目は、目の病気です。
角膜炎
目の病気には、『角膜炎』があります。これは、様々な原因で角膜に炎症が起こる病気です。
症状が進行すると失明の危険があるので、注意が必要です。炎症が軽い時は症状はありませんが、炎症がひどくなると痛みを生じます。
痛みがあるため、前足で目をこすったり、床に目をこすりつけたりします。
治療は、点眼薬を使用しますが、病気の原因が他の病気からの場合は、その病気を治療する必要があります。
白内障
↑白内障の柴犬の目です。
もう一つの目の病気は、『白内障』です。
この病気は、レンズの役割をしている水晶体が加齢とともに濁ってしまう病気です。
白内障は、視力に影響が出たり、目が見えなくなります。
原因は、老化によるものが主ですが、外傷や中毒、糖尿病が原因で起こることがあります。
完全に治療を行うならば人工の水晶体に入れ替える手術を行います。サプリメントや点眼薬は進行を遅らせる働きがありますが徐々に進行します。
視力が低下するので、ワンコが怪我をしないよう、見守ることが大切です。
▼柴犬について詳しく知りたい方はこちら
まとめ
- アトピー性皮膚炎
- 膝蓋骨脱臼
- 股関節形成不全
- 僧帽弁閉鎖不全症
- 角膜炎
- 白内障
いかがでしたでしょうか。今回は柴犬のかかりやすい病気についてご紹介しました。以上のように、柴犬には、かかりやすい病気が大きく分けて4つあることが分かりました。
遺伝的な病気や老化に伴う病気はなかなか防ぎようがありません。
しかし、中には、日常生活で気をつけることにより防ぐことができる病気もあります。
ワンコは、家族の一員です。ワンコが病気になることがないよう、気をつけてほしいと思います。
ユーザーのコメント
20代 男性 めだか
30代 女性 Chappy
おじいさんや、おばあさんとお散歩している姿をよく見ますし、最近は外国人の方も飼っている方が多くなりました。そうゆう光景を見ると嬉しくなります。
柴犬って、病気をあまりしない犬種なのかなと思っていたので意外でした。
30代 女性 きなこ
柴犬は他の犬種特有の重篤な遺伝病などもあまりないので、目に見えてわかる皮膚病が「かかりやすい病気」と言われているのかもしれません。近所に住んでいる柴犬も、アレルギーが原因の皮膚病をかかえている子がいます。その子は、草に反応してるみたいで年中皮膚の状態がよくありません。
草を完全に避けるにはコンクリートや砂地だけ歩かせればいいのですが、夏場はどっちも鉄板のように熱を持つので肉球がやけどしそうだし、自然と全く触れあえないのは可哀想だし…という事で、飼い主さんは少しだけOKにしてるそうです。愛犬も、梅雨の時期になるとジメジメで足が痒くなるのか舐めて炎症を起こす事が多いです。
50代以上 女性 ステラ
40代 女性 匿名
飼い始めた仔犬の頃に動物病院のドクターからできるだけ野菜を食べさせなさいと言われ、お料理で出た野菜の皮やキャベツの芯と魚の骨や皮、出汁を取った後の鰹節やいりこを薄味で炊いて白米とドックフードと混ぜて与えています。
外飼いなのでシニア犬には冬の寒さもきついと思い、犬小屋に断熱シートを貼ったりしました。
おかげで病気は一度もした事がありません。
人間と同じようにしつけ、環境作り、人より早く歳をとるという事を意識してお世話すると元気でいてくれるのかなぁと思います。
40代 女性 敬天愛犬
40代 女性 匿名
日本の犬はジャーキーなど保存がきく食べ物は良くないと動物病院で言われましたよ。ネギ類除いてお野菜、特にキャベツを食べさせるといいそうです。
お医者さん曰く、人間も保存食ばかり食べていて身体にいいわけないと‥
50代以上 女性 匿名
50代以上 女性 結愛
女性 匿名
40代 女性 匿名
⚪パテラグレード1➡犬友と走っていると突然へたり込み片足を上げて痛がる仕草。相性の良いサプリと出会えて、今は何の問題もなし。ただしサプリを止めると再発します。
⚪糸状菌症➡お腹が真っ赤になってカサブタになっての繰り返し。月2回の薬用シャンプーで去年は無事でした。
他、拾い食いで急性腸炎や原因不明の吐き&下痢、外耳炎なども経験しています。
気を付けていることは、ハーブ配合の虫除けは使わないこと(皮膚が荒れた過去あり)、穀物不使用で上質肉(動物性タンパク質)の含有量が多いフード&トリーツを徹底すること、肌に良い薬用シャンプーで、たまにプロにお願いすること、後はささいなことでも病院に行くことです。
1歳の頃から年1で健康診断、定期的な尿と血液検査は心掛けています。
物言わぬ子なので、少しの違和感でも見逃さないことが大切だと思っています。
女性 亀
引っ越しをしたときに3カ月くらい経った頃に、お尻近くに穴ッぽこが。気が付きませんでしたが、新しい環境がストレスになっていたんだと思います。出来たハゲが治るのにはちょっと時間がかかりました。
女性 数の子
20代 女性 柴田
我が家で気を付けていることは以下4つ
手作り食の資格を取り、一切ドックフードを与えていません。
半年に一回の定期的な健康診断。
朝晩1時間づつの適度な運動や散歩。
水分摂取に気を付ける。なかなかお水を飲みたがらない子なのでスープやヤギミルクを与える。
などを行っていますが、獣医さんからお墨付きをもらうぐらいの健康を維持しています、