犬が特定の人に「うれしょん」をしてしまう原因って?
犬が嬉しい時に、おしっこをしてしまうことを「うれしょん」といいます。このうれしょんは、飼い主さんや遊びに来た友人など、特定の人にしてしまうことが多いようです。
我が家の愛犬は、母が帰ってきた時にのみうれしょんをします。そのため特に気にはなりませんが、これが来客にのみ、うれしょんしてしまうようなら困ったものですよね…。
では、なぜ犬は特定の人にのみうれしょんをしてしまうのでしょうか?
極度に興奮するため
うれしょんをする犬の多くは、興奮しやすい性格だといわれています。飼い主さん、友人、子供など、ある特定の大好きな人を前にして、自分の興奮を抑えきれずに、おしっこが出てしまうのです。
相手の反応を見るため
例えばうれしょんをした時に、過剰に反応した人に対して、「うれしょんをしたら構ってもらえる」と思い、繰り返しうれしょんをしている場合もあります。これは相手の気を引きたいがためにしていることなので、無意識におしっこが出ているわけではありません。
不安やストレスを感じているため
不安やストレスを抱える犬も、うれしょんをする場合があります。例えば、引っ越しでガラリと環境が変わったり、長時間の留守番が続いたりすることでうれしょんをするようになる犬もいます。
子犬特有の甘え
子犬は、母犬に舐めてもらって尿を排出します。その名残で、特定の人に対する甘えをアピールするためにうれしょんをしている場合もあります。この場合は、成長するにつれて治まってくるようです。
犬のうれしょんの対処法
犬が特定の人にうれしょんをする原因をご紹介しました。ここからは、犬のうれしょんへの対処法をみていきましょう。
興奮させないようにする
うれしょんをする犬は興奮しやすい性格である場合が多いため、まずは感情をコントロールできるように飼い主さんの行動を変えることが大切です。
犬がうれしょんをするタイミングは、飼い主さんが帰ってきた時や、友人が家に遊びに来た瞬間だと思います。この時に「ただいま~!」「いらっしゃい~!」と大声を出すと、犬を更に興奮させてしまいます。
そのため、犬が落ち着くまで無視したり、先に着替えや手洗いうがいを済ませてから「ただいま」と声を掛けたり工夫してみましょう。
事前におしっこをさせておく
来客に対してうれしょんをするようなら、あらかじめおしっこをさせておくのもひとつの方法です。漏れるおしっこが少なくなれば、その分うれしょんも減るでしょう。
うれしょんをしたら手を止める
うれしょんをしたら、抱っこや遊びを中断しましょう。これで、うれしょんをしたら楽しい時間が終わってしまうと覚えてもらうのです。
「伏せ」の指示を出す
うれしょんをしそうなタイミングが分かっている場合は、その時に「伏せ」の指示を出すとうれしょんを防止できるといいます。伏せの姿勢ではおしっこが出にくい上に、感情をコントロールできるまで落ち着かせることができるのです。
「小型犬はうれしょんしやすい」って本当?
一般的に小型犬、特に室内飼いの小型犬はうれしょんしやすいといわれています。確かに、大型犬でうれしょんをするというのはあまり聞きませんよね…?
この理由は、うれしょんは服従行動のひとつだとされているからです。そのため、成長してもうれしょんが治まらない小型犬もいますが、頻度が治まるように辛抱強くトライしましょう!
まとめ
犬が特定の人にうれしょんをする原因と対処法をご紹介しました。いかがでしたか?
犬のうれしょんを治すのは難しいといわれていますが、それでも頻度も抑えることはできます。興奮しすぎは犬にとってもよくないので、感情のコントロールが効くように、まずは飼い主さんの行動を変えてみるのも、良いかもしれませんね!
ユーザーのコメント
女性 匿名
トイレにダッシュしてシートの上にオシッコしてからまたダッシュで戻ってくるのですが、最後まで出しきらずに来るので、床にオシッコが・・・
前まではヒザの上で嬉ションでしたが、いつのまにかトイレダッシュになりました。
可愛いので、見ていて癒されます。