トイプードルの魅力!大きさと名称、毛色と性格の関係

トイプードルの魅力!大きさと名称、毛色と性格の関係

悲しいことに流行しているトイ・プードル。サイズオーバーや小さすぎ、性格もトイ・プードルからかけ離れた犬ばかり。本来のトイ・プードルとはどのような犬種か、性格、性質などを詳しく解説します。

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トイプードル

プードル種とは大きさ(体高:地面から肩までの高さ)によって4サイズに分かれます。(FCI:国際畜犬連盟とJKC:ジャパンケンネルクラブは4サイズ。AKC:アメリカンケネルクラブ、KC:ケネルクラブは3サイズ。)

  • スタンダード・プードル 体高45~60cm(+2cmまで許容)
  • ミディアム・プードル  体高35~45cm(AKC、KCにはない)
  • ミニチュア・プードル  体高28~35cm
  • トイ・プードル     体高24~28cm(-1cmまで許容。理想は25cm)

中央ヨーロッパにいた水辺の獲物の回収犬が祖先犬として言われています。

16世紀ころにフランスの宮廷にて、ミニチュア・プードルが作出され、1700年代にはトイ・プードルも作出されていたと考えられています。

水辺の回収犬(鴨を回収していた)であったので、独特のカットが施され現在のクリップに発展したといわれています。

トイ・プードルの大きさ

現在のトイ・プードルはアメリカ系かイギリス系で大きさが若干違います。

イギリス系はミニチュア・プードルから小さく作出していったので、大きめです。

アメリカ系はミニチュア・プードルにバルベ(絶滅した犬)をかけて作出していったので、小さめです。

そのため、JKCではトイ・プードルの大きさ(体高)を24~28cmと幅を持たせています。

また、犬種としては非公認ですが、トイ・プードルの矮小版として「ティーカップ・プードル」や「タイニー・プードル」、「ナノ・プードル」と呼ばれる犬がいます。

ティーカップ・プードルは、元々生後1か月程度のトイ・プードルの仔犬を、ティーカップに入れた写真を掲載したアメリカの雑誌が世界的に有名になったところからきています。

犬種としては認定されていませんが、一部のブリーダーで団体を設立しています。

気を付けてほしいのは、小さくするために近親交配を行ったり、餌を与えず栄養失調状態にして、小さく見せかけて販売しようとする悪徳のブリーダーやショップもあるということです。

そのような犬は、近親交配による弊害が起きたり、育ったとしても普通のトイ・プードルの大きさまで成長することも珍しくありません。

タイニー・プードルもブリーダーが販売目的のために、作った犬です。

小さすぎるのでティーカップ・プードルと同じような弊害があるかもしれません。

知っているタイニー・プードルも成犬になったら、普通のトイ・プードルと同じ大きさになりました。

ナノ・プードルも大阪のブリーダーが販売目的のために付けた名称です。

最近同様の目的で犬業者が利用して浸透し始めています。

もちろん、ティーカップ・プードルと同じ弊害があると思います。

サイズが大きすぎるトイ・プードルも、最近では珍しくなくなりました。

流行している茶系の色の犬に多い気がします。

こちらも知識や経験のないブリーダーが金もうけのために、犬種基準から逸脱した犬を作ってしまっているということです。

家庭犬として飼う分には、大きい方がいいので飼うのであればこちらの方がいいでしょう。

毛色

毛色

基本的に一色毛(ソリッド・カラー)です。

ですが、レッド、アプリコットにある胸の白斑や、シルバーやブルーなどの成長過程の濃淡は許容されます。

JKCで認めている毛色は、ホワイト、ブラック、シルバー、ブラウン、ブルー、グレー、シルバー・グレー、クリーム、レッド、アプリコット、カフェ・オレ、ベージュ、シャンパンとなります。

基本はホワイト、ブラック、ブラウンが三原色で、他の色は中間色となります。

中間色は2歳あたりから色が薄くなっていきます。(退色)

また、JKCではソリッド・カラー以外認めていませんが、二色のカラーを持つプードルが生まれることもあります。

それは、ファントム・プードルと呼ばれ、計画的に繁殖しないと色は安定しません。

日本以外ではファントム・プードルも人気があり、AKCでは二色以上の毛色のプードルをパーティ・カラーとして認定しています。

性格

白

基本的な性格として、賢く、しつけの入りやすい犬種です。

そして活発な犬です。

すべてがその通りではありませんが、毛色によって性格が若干違います。

ホワイトは飼い主には非常に甘えん坊で、神経質。

ブラックはホワイトと比べると、強い(きつい)。

シルバーもブラックほどではありませんが、強いです。

レッド、アプリコットなどの茶系は、天然か神経質かの両極端です。

実際飼ってみて

私自身はホワイトを飼っていますが、体臭もほとんどなく、大人しく吠えることもなく、非常に飼いやすいです。

私の犬もJKCの規格からは若干大きいですが、特に問題ありません。

ただ、飼い主の私には非常に甘えん坊で、一心に愛情表現してくれます。

それもまたかわいいです。

毛はストレートなので、ブラッシングしなくてももつれたり毛玉ができたりすることはありません。

初めて犬を飼うのなら、お勧めできる犬種です。

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