犬のブラッシングを公園や庭でしても大丈夫?

犬のブラッシングを公園や庭でしても大丈夫?

愛犬のブラッシングをすると、毛がいっぱい抜けたりしますよね。家が汚れるから外で……というのはちょっと待ってください!外でのブラッシングはマナー違反になるかもしれません。

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犬の毛の役割

犬の毛

犬種によって差はありますが、多くの犬には毛が生えています。
一見ただ邪魔に見える毛でも、役割がちゃんとあります。

体温を調節する

1つ目は冬の寒さや夏の暑さを軽減し、体温を調節する役目です。
「夏は暑くなるんじゃないの?」と思う方いるかと思いますが、毛が生えていることで熱がたまりにくく、体温の上昇を防ぐことができます。毛は犬にとっての断熱材になっているというわけです。

紫外線や外的刺激から守る

犬の皮膚は薄くてデリケートです。その皮膚を守るのが毛です。
毛が生えていることで紫外線やノミやダニなどから身を守ることができます。皮膚に異物が直接触れることを防いでいるのです。

ブラッシングは必要なの?

ブラッシングされる犬

ブラッシングの役割

ブラッシングの役割として、無駄な抜け毛を取るというのはもちろんですが他にも大事な役割がいくつかあります。
適度な刺激を与えることで血行を良くして、毛並みにツヤを出します。
またブラッシングをする際に犬の体に直接触れることで、皮膚のトラブルの早期発見やスキンシップにもなるでしょう。
犬の手が場所を飼い主さんがケアしてあげることで、犬も気持ちよくなれます。リラックスしてしまい、寝てしまう犬もいますね。

毛質に合わせたブラシ

ブラッシングで使うブラシは色々な種類があります。
スリッカーブラシは長毛種向きで、ブラシがワイヤーで出来ています。力を入れすぎてしまうと皮膚を傷つける恐れがあるので皮膚が弱い子には向かないかもしれません。
ピンブラシも長毛種向きですが、こちらは先端に丸いピンがついたもので毛並みを整えることにも使います。皮膚を傷つけにくいという特徴があります。
ラバーブラシはゴム製のやわらかなブラシで、軽く撫でるように使います。抜け毛除去の他にもマッサージを目的として使う方も多いようです。
獣毛ブラシというものもあります。主にツヤ出し目的で使います。ほこりを取り除くのにも効果的です。天然の素材でできているため、ゴムアレルギーやプラスチックアレルギーなどを持っている犬にも使うことができます。

ペットショップやネット通販などで色々な種類のブラシが販売されていますので、愛犬の毛質やブラッシングの目的に合わせてブラシを選んでみましょう。
最初からしっかり合うものを選ぶのは難しいのでいくつか試してみると良いですね。
いくつか購入して目的に合わせて使い分けるのも良いかと思います。

ブラッシングにはマナーがある!

柴犬

公園や庭、外でのブラッシングはNG

犬の毛は掃除も大変なので、外でブラッシングをしたい気持ちもわかりますがそれはマナー違反です。
家の中が汚れるからといって外でブラッシングをすると、抜け毛が飛んでいってしまいます。
家の敷地内でブラッシングをしたとしても、抜け毛が飛んでいってゴミになったり近隣の家の洗濯物についてしまったりします。
また万が一、犬アレルギーの方がいる家に抜け毛が飛んでいってしまったら大変ですよね。
特に住宅が密集しているような場所では大量の抜け毛は迷惑になってしまいます。
そのため外でのブラッシングは避けましょう。
家の中でブラッシングをして、毛を袋に集めて捨てるようにしてください。

終わった後の片付け方

ブラッシング中に抜ける毛の塊はビニール袋を予め用意しておいて、そこに溜めておき、終わったらビニール袋の口を結んで捨てるようにしましょう。
拾いきれなかった毛は掃除機や先着テープ(コロコロ)、フローリング用ワイパーなどを使うと良いですね。
ホウキは軽い犬の毛を巻き上げてしまうため、あまりオススメはできません。
カーペットなど少し取りにくい部分に入ってしまった毛は、カーペット専用の抜け毛掃除道具を使ったり、塩をまいてそれを掃除機で吸うことで抜け毛を一緒に吸うこともできます。
塩の場合は掃除機の吸引力にもよりますので、まずはカーペットの一部で試してみると良いでしょう。

ブラッシングを嫌がる犬への工夫

撫でられる犬

ブラッシングが苦手な犬は体を触れられることに慣れていない場合が多いので、触れられることに少しずつ慣れていくことからはじめましょう。
犬の多くが足先や尻尾、耳、顔、口などを触られるのを嫌がります。
そのため、まずは背中やお尻など比較的触っても嫌がらない部分から撫でるようにしていきましょう。
撫でることができて、犬がリラックスしているようであればその部分をブラシで軽くマッサージしてみましょう。
犬が大丈夫そうであれば、足先や顔周りなどゆっくりと場所を移動していってください。
この時無理やり固定してブラッシングをしたり、叱ったりするとさらに嫌がるようになるので無理はしないようにしましょう。
すでにブラシに対して恐怖心や苦手意識がある犬の場合は、おやつを与えたり、いっぱい褒めたりしながら慣らしていくと良いですね。
ブラッシングの後におやつをあげるのも有効です。

まとめ

ブラシ

ブラッシングは犬にとって必要なことで、飼い主さんとのコミュニケーションにもなります。しかし、ブラッシングをすることで犬の毛がたくさん抜けます。
外でブラッシングをした場合、その抜けた毛が近所のお宅へ流れていって洗濯物を汚したり、ゴミになったりするかもしれません。
ブラッシングは必ず家の中で行ってください。そして愛犬とゆっくり過ごしながら行うと良いでしょう。

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