グルーミングが嫌いになってしまった原因とは?
グルーミングが嫌いな犬は多いですが、もともと嫌いな犬もいれば、途中で嫌いになってしまう犬もいます。
私の愛犬ポメラニアンは、私の不器用な爪切りに驚き、私に爪を切られることを嫌がるようになってしまったため、それ以来ずっと病院で爪切りをしてもらっています。
犬がグルーミングを嫌いになってしまうきかっけとなりそうな原因をいくつか挙げてみましょう。
1.痛みを与えてしまった
爪を切り過ぎてしまい、出血させてしまった経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
トリマーさんでさえ、止血剤を使用しているのを見かけたことがあります。
痛みを与えてしまったことがトラウマとなり、爪切りが嫌いになってしまう犬はとても多いです。
2.カラダを押さえつけてしまった
なかなかジッとしていられない犬ですが、無理にカラダを押さえつけてしまったことが原因となり、グルーミングを嫌いになってしまうことがあります。
おまけに「ジッとしてなさい!」と怒鳴られてしまっては、恐怖も与えてしまっているでしょう。
3.道具に慣れていないのにいきなり使用してしまった
グルーミングの道具にはブラシや爪切りなどありますが、まずはその道具に慣れてもらう必要があります。
慣れる前にいきなり使用すると、その道具に対して恐怖を感じてしまい、グルーミングが嫌いになってしまう原因となる場合があります。
4.カラダに触れられることに慣れていない
いきなりカラダに触れられて、驚いてしまう犬もいます。
声もかけずにいきなり抱っこされた犬が「キャンッ!」と大きな声をあげたのを見かけたことがあります。
痛みはなかったはずですが、驚きと恐怖によって鳴いてしまったのでしょう。
まずは、カラダに触れられることに慣れるよう、しっかりコミュニケーションをとりましょう。
5.愛犬との信頼関係が築けていない
これは最も大切なことです。
愛犬と飼い主との間に信頼関係がなければ、グルーミングをさせてくれないどころかカラダに触れさせてさえくれないでしょう。
信頼関係があれば、素直に飼い主に従い、安心してグルーミングを任せてくれるようになります。
グルーミングに最適な時間ってどれくらいなの?
とある研究によると、グルーミングは10分以内に終えることが基本だとされているようです。
トリマーさんのグルーミングにかかる時間を比べてみるとわかりやすいのですが、ベテランのトリマーさんがグルーミングにかける時間は6分ほど、若手のトリマーさんは20分ほどかかってしまうそうです。
違いは時間だけではありません。
ベテランのトリマーさんは、笑顔を絶やさず犬に話しかけながらグルーミングをし、犬が楽な姿勢でいられるようにサポートし、保定の回数も多いです。
一方で若手のトリマーさんはグルーミングすることに精一杯で、犬への配慮を忘れてしまうことが多いようです。
ドライヤーの時間
シャンプーを終えた後、自然乾燥だという犬もいますが、ほとんどがドライヤーで乾かすでしょう。
長時間のドライヤーだったことが原因で熱中症になりかけたケースもあるようです。
私も十分に注意して乾かすようにしていますが、やはり暑がっている様子は可哀想です。
ブラッシングの時間
ブラシの当て方が荒かったり、動かないようにと押さえつける力が強かったり、無理な体制を続けさせられるなど、ブラッシングの時間が長いことも犬がグルーミングを嫌いになる原因です。
毛玉を無理にとかそうとしたことで痛みを与えてしまったり、針金状のブラシで皮膚を傷つけてしまったりすることもあります。
ブラッシングにかける時間とブラシの種類と力加減に注意して行うようにしましょう。
まとめ
愛犬の毎日のグルーミングとても大変ですよね。
自分のお手入れ以上に気を遣っているような気がします。
私は朝と夕のお散歩の前後に行うようにしているのですが、基本はブラッシング・歯磨き・手足を洗う・お尻周りを洗うの4つです。
二頭分なのでなかなか時間もかかりますが、美しさと健康を守るために欠かすわけにはいかないものです。
グルーミングが嫌いになってしまわないよう、十分に配慮して行おうと思います。