犬に鯖(サバ)を与えても大丈夫!栄養豊富で食べさせたい食材の1つ

【獣医師監修】犬に鯖(サバ)を与えても大丈夫!栄養豊富で食べさせたい食材の1つ

鯖(サバ)はぜひ犬に食べさせたい栄養豊富な食材の1つです。手作りご飯や、ドライフードへのトッピングとしてもお薦めの鯖ですが、犬に与える時にはいくつかの注意点があります。鯖から摂れる栄養などを知って、ぜひ犬の健康管理に役立ててください。

はてな
Pocket
お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に鯖(サバ)を与えるメリット

三匹の鯖

「犬に鯖を与えても大丈夫?」と不安になるかと思いますが、もちろん与えても大丈夫です!

「犬は肉食なのに魚?」と思われる方も多いかと思いますが、魚からも動物性たんぱく質は摂取できますので、ドライフードなども魚を主原料としたものも人気が高いのです。とくに鯖は犬にとっても栄養豊富でとても良い食材です。ビタミン豊富な鯖は、老犬への食事にも取り入れてほしいほど栄養がたっぷりです。

鯖に含まれる栄養素

  • カルシウム
  • 動物性たんぱく質
  • タウリン
  • EPA(エイコサペンタエン酸)
  • DHA(ドコサヘキサエン酸)
  • ビタミンB12
  • ビタミンD

犬に鯖を与えることで期待できる効果

鯖は犬の関節の衰えが気になり始めるシニア期や認知症の予防改善、傷病などで体の一部を失った犬にも向いていて、ぜひ食べさせたい食材の1つです。

新鮮な鯖は、豊富なカルシウムと良質なたんぱく質が豊富です。鯖に含まれるDHAは脳の活性化、神経伝達機能を助けます。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートするので、成長期の犬の歯や犬の骨の発育を助ける理想的な食材です。ビタミンB12は血液を作る動きのサポートをします。

鯖は、犬や人間の総合的にどの年代でも、ありがたい栄養素をたくさん含んでいるのです。

鯖は手作り食にも重宝する

鯖はダイエットが必要な犬の食事や、癌の予防、手作り療養食の食材としても向いています。シニア期の犬には人間の生活習慣病と同じ病気になりやすいため、日頃の食生活はとても重要です。

鯖に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は不飽和脂肪酸の1つで、血液をサラサラにする効果があると言われ、肥満を防ぎ、血管を柔らかくして体内の血液循環を助けるので癌の予防にも効果が期待されています。

犬に鯖(サバ)を与える方法

飼い主から食事をもらう嬉しそうな犬

犬に鯖を与えるには、正しい下処理が必要ですのでご紹介します。

鯖の下処理の仕方

犬に鯖を与える場合の下処理の基本は「茹でる」ことです。

  1. 生鯖、真鯖(味付けの無い鯖)を選ぶ
  2. 丸ごとの鯖の場合、内臓を取り出す
  3. 水を沸騰させてから鯖を入れて2~3分待ち、最初の煮汁は捨てる
  4. 新しい水から火にかけて、鯖に充分に火を通す
  5. 火を通した鯖の身をほぐし、すべての骨を取り除く

犬に脂ののった旬の鯖を焼いて与えると、脂の摂取が多すぎてしまいます。人間の場合は焼き鯖や煮込みが人気ですが、犬に与える場合にはしっかりと茹でるようにしましょう。

鯖をドッグフードのトッピングとして与える分量

初めて犬に鯖を与える場合は、普段与えている一食分のドッグフードの10%の量からはじめてみましょう。はじめは、1日10gからはじめて、犬の好き嫌いや下痢の症状がないかなどをチェックしてみましょう。

基本的にドッグフードは、犬の栄養バランスが考えられていて、体重や年齢に応じて適量のガイドがあります。このガイドに沿ったドッグフードの量の20%までが鯖のトッピングとしての適量です。

例えば、1日のドッグフードの量が200gで、1日に2回食の場合には、与える鯖の量は最大で1日40gまでです。

大型犬種の場合は、一日のドッグフード量が500gだとしても、鯖を1日100gトッピングとして与えるのはおすすめしません。どの犬種でもトッピングとして与える場合には最大50gを目安にしましょう。

鯖を手作り食として使う分量

犬に与える1回の手作り食が100gの場合、その他の食材とのバランスは3分の1です。鯖の量は30g程度になるようにしましょう。

鯖と相性の良い食材

  • ブロッコリー
  • ニンジン
  • ごぼう
  • オクラ
  • かぼちゃ
  • サツマイモ
  • きゅうり
  • トマト
  • 白菜
  • もやし
  • レンコン
  • バナナ

など

鯖の水煮缶を与える場合

犬に鯖の水煮缶を与えたい場合は、ペット用のものを利用するようにしましょう。

人間用の鯖の水煮缶は、骨まで食べられて、他の調理方法より必要な栄養がぎゅっと詰まっていて良いのですが、塩分が多く含まれているので、犬に与えないでください。

その他の人間用に調味された鯖の缶詰、しめ鯖、鯖の味噌煮込み、鯖寿司など、犬の体には害になってしまうので与えないでください。

犬に鯖(サバ)を与えるときの注意点

まな板に置いた鯖

鯖はぜひ犬に食べさせたい栄養豊富な食材ですが、いくつかの注意点がありますので気を付けて与えてください。

  • 毎日与えない
  • 必ず新鮮なものを与える
  • 作り置きは与えない
  • 骨は必ず取り除く
  • 必ず加熱してから与える

鯖を毎日与えない

犬や人間も同じで、毎日同じ食材ばかりを摂るのではなく、鯖の他にバランス良くたくさんの食材から栄養吸収する方がより健康的です。

鯖は必ず新鮮なものを与えて作り置きはしない

犬には鯖の手作りご飯の作り置きやトッピングではなく、いつも新鮮な状態で与えてください。鯖などの青魚は鮮度を保つのが難しい食材です。火を通して冷蔵庫に入れておいても1日以上経過したものは犬に与えないでください。

犬に鮮度の落ちた鯖を与えると、ヒスタミン中毒になってしまう危険性があります。ヒスタミン中毒は、加熱、冷凍、干物、缶詰など保存状態に関係なくおこることがありますので要注意です。下痢や嘔吐などの症状が現れた時には、アレルギー症状、中毒症状の可能性が高いので、ただちに病院で受診しましょう。

鯖の骨は必ず取り除く

鯖の骨は喉に刺さりやすいので、注意してすべて取り除きましょう!鯖を、切り身や下処理をして丸ごと与える場合には、鯖の骨は固くて犬の食道や内臓に刺さりやすく危険なため、全ての骨をしっかり取り除いてください。ペット用の缶詰などで、骨まで食べられる状態になっていればそのまま与えて大丈夫です。

鯖は必ず加熱してから与える

鯖を生のまま犬に与えてしまうと、生魚には寄生虫がいることが多いので、犬は下痢などの消化器症状を起こすことがあります。寄生虫だけでなく中毒を起こしてしまうこともありますので、絶対に生鯖を与えるのはやめましょう。

犬の体質や体調によって鯖を与えてはいけないこともある

幼齢期の犬や、アレルギー体質の犬、血液の病気がある犬に鯖を与えてはいけません。幼齢期の犬は体調を崩しやすいので、食べなれない食事や幼齢期にトッピングを始める時は避けるようにしましょう。

また、アレルギー体質の犬や、血液の病気、疾患がある犬、投薬治療をしている犬に鯖を与える場合には、獣医師に相談してから判断してください。

まとめ

魚をくわえている犬

我が家でもシニア期の愛犬には鯖はよく使っていた食材で、手作りご飯を作っていました。鯖は犬に栄養豊富でぜひも食べさせてほしい食材です。鯖の下処理や、与える量などの注意点に気を付けて、犬が喜ぶトッピングや手作りご飯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 ラルコ

    愛犬が現在13歳の老犬なのでずが、ここ2年の間で心臓弁膜症と腎臓病であることが判明してからは、ドッグフードは療養食に切り替えるのは勿論の事、その他手作りの食事も 良い食材・悪い食材に気遣う様になりました。そして、肉より魚に注目するよになり、鯖も与えたのですが、焼き魚にして与えていました。しかも与えた量が多かった可能性が大です。与える量には無頓着であった事に反省です。また、処理の基本が茹でるについても勉強になりました。折角与えて良い物が分かっても処理方法が間違っていては、せっかくの鯖のメリット生きてこないですね。正しい処理と与える量が分かったので、このポイントを参考にワンコレシピ考えたいと思います。その前に、主治医に与えてよいか相談してみる事にします。
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。