いつか必ず愛犬との別れの日はやってきます
犬の老化のスピードは人間の約4倍(大型犬は7倍)と言われており、7~8歳(大型犬は5~6歳)を過ぎると、もうシニア期に突入です。
犬は加齢と共に白い毛が増える、毛づやが悪くなる、目が白っぽくなる、耳が遠くなる、反応が鈍くなるなどといった老化のサインが見られるようになり、やがて最期を迎えます。
老衰だけではなく、病気や事故で亡くなってしまうこともあります。どういう形であれどの飼い主さんにも、いつか必ず愛犬との別れの日はやってくるのです。
元気に走り回っていた愛犬が年老いていく姿を見るのは切なかったりつらかったりもしますが、年老いていく愛犬に寄り添い、最期を見送ることも飼い主としての責任です。
なるべく悔いを残さずに愛犬の最期を見送るためにも、犬が亡くなる前の前兆を知っておくのは大切なことです。
前兆を知っていれば、残された時間の中で愛犬に尽くすことができます。そこで今回は、犬が死ぬ前に見せる前兆をご紹介していきたいと思います。
死ぬ間際の前兆① 食欲がなくなる
年を取るにつれて消化・吸収能力が衰えてくることと、身体活動量が低下することから、老犬になると食が細くなるのが一般的です。
食が細くなっても、自分の好物や美味しそうなにおいがするものなら食べるということは少なくありませんが、亡くなる前には全く食欲がなくなり、水さえ飲まなくなることもあります。
死ぬ間際の前兆② 寝たきりの状態になる
老犬になると周りの刺激に興味を持てなくなったり、体力が低下したり、関節に痛みがあったりするために、あまり動こうとせずに寝てばかりいるようになります。
やがて死期が近づくと、身体を起こすことが困難となり、横たわったまま寝たきりの状態になります。そして、意識がもうろうとしていることが多くなり、呼びかけにもあまり反応しなくなります。
死ぬ間際の前兆③ 下痢をする
加齢と共に胃と腸の働きが悪くなり、消化・吸収能力が衰えます。そのため、硬いドッグフードやガムなど消化の悪い食べ物を食べると、嘔吐や下痢をしやすくなります。
また、亡くなる数日前から下痢が続くことが多く、排泄のコントロールが利かない状態になっているために下痢便が漏れ出てしまうことも。
死の間際に排尿・排便をするのはよくあることで、これは亡くなる前に体の中のものを全て出し切るという本能が働くためだと言われています。
死ぬ間際の前兆④ 体温が下がる
犬は亡くなる前に体温が下がったり、震える様子を見せたり、足が冷たくなることがあります。動物の体温の低下は死に直結する危険なサインと言われおり、かなり調子が悪いことを示しています。
死ぬ間際の前兆⑤ けいれんを起こす
最期の最期には、けいれんを頻繁に起こすことが少なくありません。けいれんを起こしているときは苦しそうで見ているのがつらくなりますが、意識がないため本人は苦痛を感じていないことが多いと言われています。
まとめ
いつか必ず愛犬との別れの日はやってきます。そのときに喪失感や深い悲しみを味わわない飼い主さんはいないと思いますが、愛犬の死に対して後悔や自責の念があると、深刻なペットロスに陥りやすいと言われています。
愛犬との別れが迫っているときに残された時間を有意義に過ごし、最期にきちんと「ありがとう」を伝えることは大切なことです。そうすることできっと、「やれるだけのことはやった」と思うことができ、後悔や自責の念を軽くすることができるでしょう。
愛犬に残された時間があとわずかだということに気づかず、大切な時間を無駄にすることがないように、犬が亡くなる前にはご紹介したような前兆が見られるということを心に留めておいてくださいね。
ユーザーのコメント
20代 女性 はち
酸素を自分で取り込むことができなくなってしまったので酸素室に入り様子をみていました。昨日行った時は回復し自力で呼吸をしていましたが今朝、容体が急変、医療センターから電話がかかってきました。愛犬はほとんど酸素を取り込むことができず、機器での対処でなんとか持ちこたえていましたが、お家に帰って看取ると家族で決め、酸素吸入を外して頂き病院から出ようと思った瞬間心臓がとまりました。そのままお別れとなりました、その際おしっこが全部出てきました。亡くなる前は肛門しぼりとおしっこしぼりで出していたのですが亡くなる寸前と亡くなったとき全部外へでるようです。ご飯をあれだけ毎日食べていた愛犬が突然ご飯を食べなくなるのはほんとに緊急事態なのだと今回知りました、悲しみを乗り越え愛犬のことはずっと忘れません。ご参考までに。
女性 zoo
20代 女性 マロン
強いて言うなら、普段よりもべったり側にひっついてきた事くらい…
その他は本当に普通どうりでした
構ってほしいのかと沢山撫でたり抱きしめたりした後、あの子は満足したようにハウスに戻って行ったんです
それからしばらくして大きな「きゃん!!」という悲鳴が聞こえ、駆けつけると、つい先程まで見ていた元気な姿が嘘なように息を引き取った姿が有りました。
まだ温かったから、抱き締めて沢山名前を読んでも反応の無いのはとても信じられず、まさか居なくなるなんて想像もしていなかったものだから、翌日火葬を終えて、ハウスを折りたたむ作業がとても亡くなったとは思えませんでした。
その一週間は名前を読んで、居ない事にふと我にかえるという実感のない日々を過ごしていました。
そのくらい自然に、私の生活の中からあの子の存在は心の中だけの存在となってしまいました
このサイトを見ていると言う事は死期の近い子が居るのでしょう。
もしくは勉強や様々な理由で閲覧していることと思います。
1番はこういったサイトを調べ、自分の子がどれくらい死期が近いのか想定して沢山接する事も、注ぐべき愛情の一つと言えますが、病気の場合は必ずしもこの様な前兆がある訳ではありません
普段から悔いのないよう沢山愛してあげてください。何が起こり得るかわかりません
いつか必ず消える命はいつ何があって消えるのか分からない命なのだから。
30代 女性 ゆず丸ママ
私が飼いだして3匹目のお見送りでした。なくなる当日の朝、緑がかった粘液便を一度しました。
その後水を少し飲んだりペースト状のご飯を少し食べたり昼過ぎ頃にはしんどそうでしたが自分で起きようとしたりしてましたが、動けないようでした。
だんだんと息が苦しいのか時々大きな声を上げ浅く早い呼吸をし、最後は痙攣を2回徐々に呼吸がゆっくりとなり、息を引き取りました。
最後は見ているのも辛かったですが、体をさすり16年間のお礼を伝えました。
獣医さんに報告したら、犬の最後は緑がかった便をしたら危ないサインだよ。
って言われ、まさしくその通りだと思いました。何度経験しても慣れるものでは無いですね。皆んなが虹の橋の前で私達を待っていてくれている事を信じています。
40代 女性 にんにん
いつかは迎える日が来る… と心構えは出来ているつもりです。
その中で皆さんの経験を拝見して、改めて
四郎との時間を今以上に大切にして、感謝の気持ちや大好きな気持ちを精一杯伝え続けようと思いました。
経験者の方々からの言葉、勉強になりました。ありがとうございます。
30代 女性 まな
50代以上 女性 匿名
亡くなる2週間前に血尿が出て下痢が始まり1日に何度も洗面所でお尻を洗いに走る際に抱っこで減っていく体重を感じました。首を自力で支えられなくなった2日後に食べれなくなりお医者様に見守って下さいと言われました。
その夜は 10分に1度位かすれた声で泣き辛そうでした。2時位に抱っこして少し落ち着いて眠り、朝は水と食べ物を一口舐め前足を動かして首も上げたので回復するだろうかと思いました。が、お昼過ぎに10分程目を離して見に行くと呼吸が止まっていました。
なぜそばにずっと居なかったのかその一瞬が悔やまれてなりません。暖かい体をいつまでも撫でて抱きしめていたかった。
まだ大丈夫かなと思ってもそれは
最後の力を振り絞っているのかもしれません。大切な子との時間をどうか悔いのないようお過ごし下さい。